映画メモ 『バブル』
荒木哲郎監督、2022年。
結局泡なんだったん?っていうのがよくわからないまま終わった。
流し見してたからかもしれないけど地球外生命体っぽい描写があったとか。細胞・分子・原子レベルまでいけば長い時間をかけて宇宙を巡り、破壊と創造を繰り返すよ。いつか再会するんだよ、というストーリー。
人間と泡がお互いにだけ聞こえる歌で引き寄せあっていたのは途方もない時間をかけて2人は再会したということ、かな?
主人公ヒビキくんの劇中の変化でいうと最初はヘッドホンつけておれかっけぇ、っていう感じなのがウタと出会ってヘッドホンは捨ててウタには恋心を抱きつつ仲間たちにも心を開いていってた。出てったウタを助けにいくけどヒビキが触れると泡になっちゃうウタは最終的に泡になってヒビキの前からは姿を消してしまう。でも2人だけに聞こえる歌は聞こえ続けていて、泡の姿になったウタとのツーショットで映画は終わり。
ということでブレイク・スナイダーでいうところの「バディとの友情」パターンになりそう。ヒビキとウタ、出会って仲良くなるけど泡の怒りで別れ、助け出してお互い大好きなのを確認するけどウタ泡化。でも歌は聞こえ続け、長い時間が2人をまた出会わせてくれるよ的な暗示で終劇。
よかった点は小畑健先生のキャラデザと映像が綺麗だったこととアクションが良かったこと。他はちょっと・・。ヒビキくんにもウタにも感情移入しにくい。ウタかわいいんだけどチューしたくらいしか序盤の2人の間に起きた出来事がなくてそんな好きになる?ってなった(遥か昔に出会ってて細胞レベルで好きなんです、ってことなのかもしれないけど)
細胞レベルで好きあっちゃうなんて素敵!運命感じちゃう!っていう人におすすめです。