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映画メモ 『インターステラー』

インターステラーを観た

宇宙もの観る週間。本日はインターステラー。3時間弱あるので祝日前に観ました。2014年、クリストファー・ノーラン監督作。

ストーリー分析

主人公はどう変化したか

喧嘩別れになってしまった娘と離れ宇宙を旅した結果、娘への愛を再確認し、親子の力で地球から移住する星へ人類を引越しさせる道を切り開く。

あらすじ

かつて宇宙飛行士だった主人公は荒廃した地球で仕方なく農業を営んでいた。食糧難の時代でエンジニア業は衰退していたが、機械好きでエンジニアリングへの情熱は持ち続けていた。砂埃が吹き荒れる日、主人公は砂埃に積もった娘の部屋でバイナリデータを発見し解析した結果、極秘裏に存在していたNASAの基地にたどり着く。そこで移住先となる星を見つける宇宙船に乗り込んで欲しいと言われるが、父と別れたくない娘とは喧嘩別れような形となってしまった。

宇宙へ出た主人公は先に宇宙へ出ていた宇宙飛行士が到着した星を訪れる。ひとつ目は高波が定期的にくる星で先に到着していた宇宙飛行士は既にロストし仲間も1人失ってしまう。ふたつ目は氷河の星でコールドスリープしていた宇宙飛行士は存命していたが、地球の移住先となるとしていたデータは捏造されたもので彼自身が生き延びたいがために発していた信号だった。その宇宙飛行士は私欲から宇宙ステーションを独占しようとするがドッキングに失敗し絶命。生き残った主人公ともう1人(アン・ハサウェイ)は最後の星に望みを託し、星を目指すが燃料の問題もあり主人公はアン・ハサウェイを1人で向かわせた。主人公はブラックホールにとらわれその中で特異点に到達。娘の部屋が時間の概念を持たない場所であると理解し、過去の自分と娘に情報を伝えた結果、娘は人類移住の鍵となる問題を解き、主人公も宇宙空間を漂う中助け出された。宇宙との時間の流れの違いから自分よりも年老いた娘と再会する主人公。そしてアン・ハサウェイの向かった星に人類が向かうというところで終劇となる。

ジャンル分析

「金の羊毛」パターン。地球がダメになりつつある中で人類が移住する新しい星を探す旅の物語だった。旅の道中で仲間を失ったり、裏切りがあったりするなか地球の時間はどんどん経過していく。人類を救うためという旅の目的は家族への再会や恋人への再会、自分自身が生き延びるためなど曖昧になっていくが、最後は主人公がブラックホールの中で特異点=娘の部屋に到達し、重力の謎を解くヒントを娘に伝えることに成功した。娘は地球の危機を救う、それは主人公の力であると娘だけが知っていた。

Goodだと感じだこと

なぜ?ってならない

例えば主人公が宇宙にいくことを決意するシーンで娘との別れを深掘りして描写し、それだけで終わらずにちゃんと長男と義父との別れも描写していたところ。これがないと地味にいや娘だけかーいってなってしまうよなあと思って、短い時間でもこのシーンが入ることで主人公の行動に納得感が出ていたと思う。

同じ時間軸で起きていた別の場所のストーリーを次々切り替える演出

インセプションでもあった手法でクリストファー・ノーラン監督の得意技なのかもしれない。娘が畑に火をつけるくだりと特異点に到達する主人公のくだりでこの手法が使われていたと思う。双方が緊迫感のある展開でみている方はとてもハラハラどきどきする。

最後に

大満足。インセプションは観たことあって面白かった記憶があったがインターステラーも非常に楽しめた。クリストファー・ノーラン監督の作品は自分の好みっぽい。テネットとかまだ観てないので観てみてよう。

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