2024/12/2 傍受記録
2024/XX/XX ハッキングを確認。下記により傍受記録を記載す。
A「お前もわかってるだろうが、この『XM Sensitive』の情報、ハッキングなしには解明できない。どうやらこのXXXには、Shaperの影響が強くて、通常の手段じゃ情報を取り出せないらしい。」
B「はい、先輩。あの報告書、僕も見ました。あの地域、確かにポータルが活発で、異常なエネルギー波動を感じる場所です。ポータルのハッキングがカギを握っているんですね。」
A「その通り。まずはこの近くのポータルをハッキングして、アクセス可能な情報を引き出すんだ。ポータルのネットワークに接続して、XMSensitiveに関連するデータを少しでも取り込めれば、次の手が見えてくる。」
B「周囲には敵対するエージェントの反応はないようですが、油断は禁物です。もし見つかれば、すぐに逃げる準備をしておいたほうがいいですね。」
A「その通りだ。焦らず、正確にハッキングを進めることが重要だ。お前の警戒も大事だぞ。」
B「あっ、早速出ました、先輩!こちら前回の会合の様子だそうです。」
A「おいおい、ちょっとは警戒してくれ…がしかし、でかしたぞ!」
B「なるほど、XMの影響を受けやすい「センシティブ」と呼ばれる人々が所属するグループ…」
A「そしてそれらの団体が集まる会合ってワケか、こいつはまた俺たち偉いモンに片足突っ込んじまったなぁ。」
B「その場でふるまわれた酒、というのも気になります。今回の会合でも振舞われたのでしょうか。」
A「それに関しては、この情報が当てはまるかもしれない。Xのプラットフォーム上で確認できた…こいつだな。」
B「新作?!緻密に施された彫刻といい、この情報かなり重要になりますよ、先輩。」
A「間違いない。スキャンデータと照らし合わせてみても、このエネルギー波動は単なる物理的なものじゃなく、どうやら過去の記録を埋め込んだ痕跡だ。これは…まさにBuriedMemoriesが示す『埋められた記憶』の一部。」
B「そうか…それなら、この情報を引き出すことで、XMSensitiveの全貌が見えてくるんですね。どんな記憶が埋め込まれているのか、誰がそれを仕組んだのか、それがわかれば、この会合の真相に近づけるはずです。」
A「その通りだ。ただし、まだ油断はできない。あとは、報告書にあった招待状を元に、更に深く調査を進める必要がある。お前も覚えてるだろう?あの招待状の『LXXXXXXX』って名前。どうやら、この人物が関与している可能性が高い。」
B「ええ、覚えてます。かのAGと推測されますね。ただ前回のuXXXXXXXXXとは恐らく別人。幹部クラスが沢山いるかもしれません。ハッキングで解読できるなら、場所や日時も明らかになるはず。異常現象の翌日、とも捉えれるのですが…」
A「なるほど。1M-PA-15e、これらの符号が示しているのは、会合が行われる箇所、彼らの言うセーフハウス、の正確な場所と、そのエネルギーの変動が起こる時間帯か…」
B「情報の抜き取りが完了する前に、他のエージェントたちに気づかれる可能性が高い。時間との勝負です。」
A「そうだな。後は、ポータルからの反応がすべて流れるまで待つ。もし不安定になったり、反応が切れたらすぐに撤退だ。だが、今回は最後まで情報を取るつもりで行くぞ。」
B「それができれば、XMSensitiveの秘密がすべて解けるわけですね。できれば…ですが。先輩、僕、少し不安ですけど…全力でやります。」
A「大丈夫。お前はもう立派なエージェントだ。俺がついてるから、心配するな。これからが本番、クリスマスまでには終わらせるぞ。」
以上、傍受記録を終了す。
※この記事は、IngressAdventCalender2024(その1)の為に書き下ろされた実在の事象に基づくフィクションストーリーです。