MOBA完全初心者がポケユナ マスランに辿り着くまでのあれこれ
ポケモンユナイトというゲームをご存知だろうか。2021年7月21日に開始した、チーム戦略バトルゲームである。
他記事をご覧になった方ならお分かりだと思うが、私はポケモンと共に育った根っからのポケモン好きである。なのでポケモンが新しいタイプのゲームを開始すると聞いてポケモンユナイトをやらないわけがなかった。
この記事は私の感想、陥った沼などを主体に書いているので読んだからと言ってタメになるわけではないと先に言っておく。
Pokémon UNITEとは ▼
Android、iOSおよびNintendo Switch用のポケットモンスターシリーズ初のチーム戦略バトルゲーム(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ=MOBA)で、5対5のチーム戦で10分間に点を多く稼いだ方が勝ちという戦略バトルゲーム。
スタンダードバトル、お手軽なクイックバトル、腕を競うランクマッチの3種類が用意されているので好きな方法で遊べるようになっている。
それぞれの詳細は、他の方も纏めていると思うので割愛させていただく。
さて、本題のMOBAをやったことのない私がランクマのマスランに辿り着くまでであるが、結果から言うと約2ヶ月かかった。(7/24→9/12)
まず基本的ルールの把握、ルート毎の立ち回り、オブジェクトそれぞれの利点などなど…戦略パターンもいくつかあり、何度も繰り返しやって覚えるところが多く、そこに時間がかかった。
最初に困ったこと ▼
そもそもMOBAをやったことがないのでどういうキャラクターが向いているのかがさっぱりわからない。
マスターまでの操作キャラ遍歴としては以下。
見ての通り浮気しまくっている。
当初サポート最強のワタシラガ(短期間)→
守備最強のカビゴン(短期間)→
使いたいキャラを即ピされるのを嫌ってウッウ→
スティールするしかねえの心でルカリオ→
妨害を求めてピカチュウ(短期間)→
ピカチュウはペラいからアロキュウ→
サンダー取れないからフシギバナ(短期間)→
エース不在のため瞬間火力の高いゲッコウガ→
ゲッコウガの波乗り難しいからエスバ→
一周回って最初から強いウッウ→
点を取ればいいんだろ!と乱心したイワパ→
サポート最強の一角ハピナス→
安定のエスバ
ざっくり言えばウッウを触った辺りでスーパーへ。
アロキュウ、ルカリオあたりでハイパー入り。
エスバ、ゲッコウガを本格的に触り出したのはエリート後半。ウッウにもこの辺りから戻ってきている。
エスバ、ウッウを触りながらエキスパート1をうろついて、ハピナスを触り出したのはエキスパ2〜4。
エキスパ5からはほぼエスバのみ。
キャラに関しては向き不向きはあるが、愛があればどれを使っても◎なのがユナイトだと言うのが私の結論である。
ランクマで心が荒むので、せめてキャラだけでもモチベの上がる子を使って欲しい。
後半エスバを使った理由なんて船長エスバが可愛かったからでしかない。
ただ、色々なキャラを触ったおかげで考えられるようになった動きは多々あるので、どのキャラを使っても学べることはある。
私はエスバとゲッコウガを触ったことで彼らの主な立ち回りを理解し、ウッウでシバき倒してキャリーしたことがある。
さらに困ったこと ▼
何度も言うが、ユナイトは5vs5のチーム戦略バトルゲームである。
そう、血の通った人間が10人(チーム内は5人)集まって戦うゲームであるからには、それぞれ個人個人の戦略が10通りある。
つまり、自分の戦略と一緒の考えを持って動いてくれる人(連携の取れる人)はSSR、その上でフォローしてくれる人はUR。びっくりするほど滅多に出会わない。
なのでチーム内で、「下レーンでカジリガメを全員で取る動きをしたい人」と「上レーンでレベルをしっかり上げてから下のカジリガメを取る動きをしたい人」、「ロトムまで抑えてから下のカジリガメに行きたい人」など、それぞれ別の戦略を用いる場合があってどこで誰が折れるのか?というところに直面する。
私は味方へ向けてチャットをマメに送るようにし、「私はこう動くぞ!」と意思表示をすることで考えを汲んでくれる人が増えた。また、マップをこまめに見るようにし、敵味方がどこにいるのか、何をしているのかを頭に入れることを心がけてハイパー帯を抜けた。
マスランに到達した現在の流行りとしては、
①1〜2回目のカジリガメには必ず向かう
②1回目のカジリガメ前に上レーンでレベル上げをする3進化キャラがいた場合、合流するまでとにかく耐える(行けそうならカジリガメを取ってしまう)
③カジリガメを取られたら上のロトムはなんとかして取る
または、カジリガメを取れたら相手の下ゴールは壊す
ではあるものの、これは現在の流行りなだけなのでこれも状況やこれから先の流行りで変わっていくだろう。
エースが消えた ▼
何度も負けはしたものの、マップの把握やチャットを飛ばしたりすることでエリートまではそう大きな躓きもなく上がったが、沼があるのはエリート後半からだった。
チームにエースいない問題。
この時はカメックス実装前で、所謂中央ゲッコウガ全盛期。なのにゲッコウガはもちろんエースバーンもいないことなんてザラだった。
これが、私が使ったこともないゲッコウガとエスバを触ることになった理由であり沼である。
だってみんな使いたいキャラを即ピするんだもの…。
それまでエースバーンやゲッコウガなんて即ピの取り合い合戦。その戦を避けたい私はそれを尻目にウッウを即ピしてきた。しかしゲッコウガが流行っているため、相手に中央ゲッコウガが来ることは必須。ヤツは必ず来る。
それがわかっていてエース不在でウッウを即ピする度胸が私にはなかった。
ウッウでは戦局をひっくり返すほどの力はないと思っていたからである。ハマればできるんだけどね…。
しかし、ほぼ使ったことのないキャラでそう簡単に勝てるはずがない。練習でスタンダードに潜れば即ピされて練習すらままならない。
そんな状況で勝ったり負けたりを繰り返して、なんとか沼を脱出したのである。まあまあかかった。
エースいない問題はエキスパートに上がった途端解消される。再びゲッコウガ即ピ大会が勃発したためだ。私は安心してウッウに戻り、上レーンの餌を笑顔で食い尽くしたのだった。
一番やばかった沼 ▼
個人的に一番深かったのはエキスパートにある沼だ。
理由は簡単、甘い立ち回りをしてくる迂闊な人が減ったためである。具体的には、ウッウ絶対殺すマンのルカリオさんがグロパンで突っ込んできて、簡単にシバき回されることが増えた。波乗りゲッコウガも同様である。ウッウには荷が重かった。
エリートまではウッウに対して直線で向かってくる人が多かったため、高火力波乗りで仕留めたりすることが多々あった。しかしエキスパートでは、ウッウの危険性を理解した上でちゃんと対処してくる人が多いのである。ウッウ使いの私は泣いた。
加えて、一人一人のプレイスキルがエリートとは段違いに感じられることが増えた。4連キルなんて当たり前。マスターランクへの壁が厚いと思ったのはここだった。相手エースのゲッコウガさんにみんなやられて消えていくのである。
加えて敵味方にマスター帯が増え始めたのだからやってられない。我エキスパ1ぞ?と思ったことも一度や二度じゃなかった。
さらにこの時期にはカメックスも実装され、対処法が分からず、高速スピンに足を取られて消えていく仲間が激増した。つらい。
ちなみに私は一度ランクが上がってからは下のランクに落ちたことがなかったのだが、エキスパート1からエリート5や4まで落ちたことが2回はある。また泣いた。
そもそも完全なソロランではなく8割ソロランをしていた私。歴戦のマスターランクが入り込んでくる、うっかりエキスパートに上がれた程度の連携如きで勝てるわけがないことを早々に察した。
ソロで何度も負けを繰り返して、ウッウ程度しかない頭を捻り出した答えはひとつ。
連携が取れない?ならその確率を減らしたらいいじゃない!そうだ、ポケモン友達とランクマ行こう!これが功を奏す。
連携が…取れる…!!
やはり持つべきものはプクリン使いのうまい友達。
そして5人分あるそれぞれの戦略のうち、組んでる人数の分だけ統率が取れるのだからそりゃ野良より勝てる。
エース級の扱いがうまい友達と組む時はウッウとWエースやハピナスでヨイショ戦法を、サポートのうまい友達と組む時は相手のサンダースティールを想定した上でエスバの火力でぶん殴る。ウッウはスティールには向かない(タイミングがシビア)のでエキスパ5からはお留守番。
勝てないときはどうしてもあるが、ソロランの時より勝率はちょびっとだけ上がった結果、なんとか魔境を乗り越え、マスランにたどり着いたのである。
マスランに到達して ▼
参考までに私のデータを載せておく。
バトル総数(ランクマ以外も含め) 482
所有ライセンス数 17
勝率 53.1%
平均スコア 88.6
先人が言うように、確かにソロランではなくチームを組めば勝率は上がる。その中に戦況をひっくり返せるエース級が得意な人物がいればさらに勝率は上がる。
ソロランでマスターまで目指すなら、きっとエース級を使って自分でキャリーする方がランクは早く上がる。
量産型マスランの私は毎日ちょっとずつでもやること、負けが続いているときは割り切ってやめてしまうことを心掛けた。負けてるときはそういう運が向いているのだと諦めるに限る。
また、初心者なので暇さえあればYouTubeを見て動きや持ち物を研究し、どう効率よく動くのが一番いいかを吸収しまくった。
ちなみに先人たちが初心者向けにいろんなまとめをつくってくださってはいるが、MOBA初心者の私は、結局この時にするべきでない動きなどは自分で遭遇してやってみないと理解できないので何度もやってパターンを覚えるしかなかった。
そのうち「こうなったら負けやすい」という負けるポイントがわかってくる。
長くなったが、勝率50%でも試行回数を増やせばマスランには上がれるシステムになっているので、1日1つでも、地道に♢を上げていくしかやれることはない。
たまに心の通じ合った野良とゲームしたあとにフレンド申請が来る時があるので、野良ではあるが、そういう人たちと組んでプレイするのも一つの方法かもしれない。戦略が似ているから通じ合ったはずなので。
第1シーズンの今回は頑張ってマスランまで到達したものの、第2シーズン以降はどうだろう…友人たちがランクマやるんなら真面目にやるかもしらん。チケットは美味しいので。
でも正直、勝ち負けにキリキリするのは疲れたなあ…。
オブジェクト…カジリガメ、ロトム、サンダーなど、一般的に抑えれば(取れば)戦局が左右されるものの総称。
レーン…自陣中央ゴールから端にかけての一連の流れ。上レーンなら自陣中央ゴール〜最上端ゴールまでの3連の並び。
なお、真ん中はレーンではなく中央、もしくはジャングル呼び。
3進化…2回進化するポケモンの総称(私が呼んでいるだけで他は知らない)。1回目を含む3回姿が変わるので。
即ピ…即ピック。味方の編成など考えずにこれ!と即座にキャラ決定すること。そのキャラ以外に使えないからそのキャラを即ピックする場合もあるので即ピ理由は人によりけり。
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