みつふしノココッチ乱数【ポケモンSV】
書くかどうかめちゃくちゃ迷ったんです。
始めは書こうと思ってたんですが、ノココッチ系で温めていた企画を潰されてしまって萎え〜!してしまったので放り投げる予定でした。
でもまあ、いつか誰かが困るかもしれんしな…と投げ捨てた筆を拾ってきました。
いつものように乱数を開拓してくださった方々のおかげで得られている恩恵ですので、感謝の心を忘れずにいきましょう。
ノココッチについて ▼
みんなご存知、SVから追加されたノコッチの進化系。
みつふしとふたふしが存在し、ノコッチの中で選ばれた1%の個体だけがみつふしに進化。
野生or孵化のノコッチを進化させるだけでは、ほぼほぼふたふししかお目にかかれない。
ノコッチがハイパードリルを覚えたらノココッチに進化できるが、野生のノココッチや、レイドのノココッチはふたふししか出ない仕様のため、ノコッチを進化させてみつふしを狙う形になる。
みつふしの色違いをSVで出そうと思ったらなかなか困難な道のりを進むことになる。
さて、今回はそんなレアなノココッチを、「過去作でみつふしに進化するノコッチを乱数調整してSVに輸送すれば解決できないのか?」というもの。
結論をいうと、できる。
みつふしの仕様ついて ▼
ここから乱数の話になるので苦手な人はぜひ戻っていただきたい。
答えを先に出すと、
EC mod 100 = 0
この式が成立する時にノコッチはみつふしに進化する。
この式を分解してもう少し噛み砕くのであればこう。
暗号化定数ってなんぞや?
modってなんぞや?
その気持ちはとてもよくわかる。私もわからんかったからめっちゃ調べた。
わからない人はわからないので、解説をしていく。わかった君は賢いね!
暗号化定数とは ▼
暗号化定数は、乱数の触りだけでも触ったことのある人ならもう知っている、ポケモンの個体ごとに存在する隠しパラメータの一種の俗称。
いわゆる、性格値。
乱数について調べたらよく出てくる、16進法で0x00000000~0xFFFFFFFFなどと表記されるあの数字の配列のことを性格値、または暗号化定数と呼ぶ。
これは4世代乱数を触っている人には特に馴染みのある名前であり、4世代ではこの性格値によって、ポケモン1匹1匹の性格、性別、特性、個性、色違いの判定、体のサイズ、進化先のフォルム、パッチールのもよう、ポケスロンの限界値補正の全てが決まっている。
そう、この数値でノコッチの進化先のフォルムも決まるということ。
乱数ツールなどには大半表記があるので、4世代だけでなく5世代でも、なんなら8世代の巣穴からもみつふしは出る。
modとは ▼
計算方式のひとつで、モジュロ演算(合同式)とも呼ばれる。
余りのみに注目して計算するものであり、=0である通り、余りが出なくて0になればみつふしになる。
モジュロ演算はツールがその辺にあるので、計算がめんどくさいな〜という人は検索するといい。
ノココッチのかみくだく ▼
なんとなくわかったところで、再度式を見てみよう。
EC mod 100 = 0
ノコッチの性格値を100で割ったときに余りが出ない時、そのノコッチはみつふしフォルムになる。
あとは乱数ツールで性格値を求め、モジュロ計算機に突っ込んで答えを出せばいい。
ただ、全部計算機に入れ込むのは面倒だろうなのでポイントを抑えるなら、性格値の1番下の桁が0,4,8,Cのいずれかのものがみつふしになる。偶数奇数の問題で。
仕様について ▼
ここでSVの表示の仕様についてお話しをしておく。
過去作から輸送してポケモンを持ってきた場合 正確に何世代からそうなるのかはわからないが、過去作のIDNo.の頭に0があると、0は非表示になる。
SVでのIDは頭に0があっても省略されないので、過去作限定の処理と思われる。
このように、頭に0を含む一桁のIDだと一桁表示になる。
正規なのだが交換に出すと首を傾げる人もいるので、覚えておいても損ではない。
また、6世代より前の地方で生まれた・捕獲した場合は、今まで通り出身地マークも表示されないので注意されたい。詳しくは検索いただければ出るだろう。
SVからポケモンを始めた方も一定数いらっしゃると思うので明記しておく。
まとめ ▼
過去作において、みつふしフォルムに進化するノコッチの大量捕獲は可能である。
だが、ここまで読んで「でもめんどくせ〜〜〜!!!」と思う方もいるだろうなので、ひとつ有用情報を置いておく。
メロボ乱数については以下。
どうしても色違いみつふしノココッチが欲しい人、または色違いみつふしノココッチが欲しいけど「これ改造なの?どうなの?」と判断に迷う際にひとつの参考になれば幸いです。
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