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【映画備忘録】いまを生きる

ネタバレあり、とか書こうかなと思ったが、昔の映画なのでそんなことは書かないことにしよう。

僕の父親はロビン・ウィリアムズが好きだ。

その影響でジュマンジ、ジャック等、彼が出演している作品を小さい頃から観ていた。

良い映画がないか物色していたところ、彼が出演している

『いまを生きる』

という作品があることを知った。

U-nextが1ヶ月無料キャンペーンをやっているらしく、タダで観ることができるとなれば、観ないという選択肢は無いだろう。

早速観てみた。

一言で言うと、良かった。とても良かった。

感想というより、印象に残ったシーンを中心に備忘録的にまとめていきたい。

※ダウンロード有効期限を過ぎてしまい、セリフの細かいところまで確認できず…正確ではないので悪しからず。

■あらすじ(めちゃくちゃ大雑把)
厳しい全寮制の高校に通う生徒と、彼らに大きな影響を与えるロビン・ウィリアムズ演じる教師のキーティング、という構図で話は進む。
高校生ならではの多感な時期の、複雑な感情を表した映画。

■印象に残ったシーン
▶「親を説得しろ」とニールを諭すシーン
芝居をやりたいニールは、「親に口答えをするな」と言う厳格な親の反対に合う。しかし、こっそり芝居をやることに。
明日に舞台を控えるも、親にバレて、芝居を辞めるよう言われる。ニールは、そのことをキーティングに相談する。

授業では異質なことを言うキーティングだが、「親を説得しろ。それ以外に方法は無い。それが出来ないのなら、卒業まで待って自分の道を歩めば良い。」とアドバイスする。

一風変わったキーティングだからこそ、ニールは「何か革新的なアドバイスを言ってくれるんじゃないか?」と期待していたのではないか。僕もてっきりキーティングは突飛なことを言うのではないかと思っていた。

しかし、キーティングは現実を見て、今やるべきこと・出来ることが何なのかをニールに的確に伝えた。

▶「大胆と慎重は紙一重だ」と諭すシーン
校内の新聞に、"死せる詩人の会"の会員募集の記事を勝手に掲載した○○(名前忘れた)。そのことが学校にバレて、退学処分になりかける。

このとき、キーティングは「大胆と慎重は紙一重だ。退学処分になるなんて馬鹿げている。」と○○を叱る。しかし、叱るだけでなく、「退学になれば僕の授業が受けられないぞ。」と伝える。

若い芽が摘まれてしまうことを危惧していると、ユーモアを交えて伝えるこの技術。信頼を得る人のモノの言い方とは、このような言い方なのだろうと感じた。

▶ニールが自殺するシーン
これはある種、自分に重ね合わせたシーンだった。
ニールのためを思って医者になれという父親、父親の言うことに逆らえないニール。観ていて非常に辛いシーンだった。
僕も父親に「大学に行け」と言われた。「大学を出ないと仕事なんてないぞ」の一点張りだった父親、何のために大学に行くのか分からないながらも受験勉強をしていた僕。
そんな自分とニールを重ね合わせながら観ていた。

ニールは悩み、苦しみ、最終的に銃を手に取ってしまう。さらに、父親はこのニールの死をキーティングが起因だと学校に訴えるのである。最初から最後まで身勝手な親だ。自分が子どもを死へと追いやったことを理解していない。

子どもは親の「所有物」ではない。
子どもが生きる道をサポートする必要はあるが、強要する必要はない。
親の価値観で、子どもの幸せを決めつけてはいけない。
僕も日頃から意識するようにしているが、このシーンを観て、改めてそう強く思った。

■映画を観終えて
今この瞬間の感情を大事にすること。
物事を角度を変えて見ること。
この映画が伝えたかったことはこういったことだろうか。
本質的な何かが掴めた気がしない。
1つ言えるのは管理職はこの映画を見るべきだということだ。

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