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完全同居 一周年
プロフィールにも記載がある通り、
現在交際中の彼氏と、そのお母さまと一緒に3人暮らしをしています。
いわゆる完全同居というやつ。
2025年に入籍予定ではおりますが、
未婚で完全同居という、あまり世の中で聞いたことのない状況におります。
2025年1月で、この状況も1年を迎えます。
ちょいとお見苦しいですが、節目を迎える前にこれまでの振り返りをしようと思います。どうかお付き合いくださいませ。
今の彼と付き合いだしたのは、ちょうど新型コロナが蔓延する直前。
いまから4年半ほど前でした。
趣味の場で出会い、帰る方向がたまたま同じで、意気投合。
その時の私は失恋からようやく立ち直ったくらいで、恋愛はしばらくお休み!毎日楽しい事して過ごそう!と思っていました。
彼と話した時、「いい人だな」とは思ったけどすぐに恋愛モードには発展せず。その後はTwitterでまれにやりとりするくらい。
居心地が良い人だったな、と。飲み会の時にレシートで作ってくれた小さな鶴を見つめながら、そう思ったのを覚えています。(まさか付き合うことになるとは思わず、鶴は捨ててしまった、、笑)
半年すぎたくらいに、
ひょんなことから2人で出かけることになり
健全にお昼ラーメンからのカラオケデートを実施。
半年ぶりに会った彼の隣はやっぱり居心地がよくて、異性とのデートにドキドキはしつつも、飾らず、頑張りすぎず、自然体な自分でいられていることが心地よかった。
2回目のデートでお付き合いが始まりました。
私も彼も、お互いめちゃくちゃタイプ!というではなかったのですが。
安心感、空気感、お互いこの人なんかいいなぁと思ったタイミングが同じだったこと。なんとなく考えてることがわかるような感覚が不思議で、楽しくて。
気取らずに一緒にいれたからこそ、正直に素直な気持ちをたくさん伝えることができたのが付き合えたきっかけになったかなと思っています。「楽しいね」とか「もう少し一緒にいたいなぁ」など、本当に思ったことをそのまま伝えることが最初からできていました。ほんとに不思議。(失恋した時の恋愛ではこういうことが全くできなかったので、今度は素直にいよう!と思っていたのも大きかったかも)
お母さまを紹介してもらったのは付き合って一年弱くらいの頃。
生まれつき足が悪い、と事前に聞いていたものの、実際に目の当たりにすると、その時の私には非日常すぎて衝撃的でした。
その後もちょこちょこお家にお邪魔したり、3人でお出かけしたり、お引越しの手伝いをしたり、何度もお泊まりしていたので、私用のお布団があったり。
家族公認、というのかしら。
あの頃は本当に平和に続いておりました。
彼氏と同棲するまでに衝突したのは3年目に一度だけ。
それ以外は非常に穏やかに過ごしていました。
それが、同棲を始めてからは衝突の嵐で。
今考えると、当時の私は彼と一緒に住みたい気持ち一心で、義母と同居をすることを軽く捉えていたのだと思います。
足が悪いから、日中もずっと家にいること。私が休日に家にいる間もずっと。個別で部屋を用意すれば問題ないと、本気で思っていました。他人の存在って、部屋が分かれていても感じますよね。案の定ストレスになり、休日はもっぱら外に出るようになりました。
家事に関しても、私も彼も働いているから、本来自分たちでやるべきお家のことを義母にやってもらうことになること。そうなると、今まで彼と義母がやってきた生活が基盤となるので、まるで私はホームステイをしてるかのような感覚になったわけです。
私は自分のものを自分で洗濯しなくてはいけないのに、彼は今まで通り母親にやってもらう。
食の好みももちろん違う。義母のお料理の味付けは濃いめで、いわゆる男の人が好きな味付けでした。私は薄味で育ったので、それに慣れるのも大変でした。
義母が用意したものをみんなでそろって食べなくてはいけないのも、なんだかプレッシャー。実母は働いていたので、ご飯の時間もそれぞれでした。
2人で家具やキッチングッズや色んなことを決めたかったのに、義母がそれまで使っていたものがそのまま使われてしまう。
非常に切なく、悲しく、これは同棲ではない、ホームステイだと何度も頭を抱えました。思い描いていた同棲生活ではなかった。
本当に考えが甘かったと思います。今の私はなんとかやっていますが、今後友人にも家族にも、絶対に同居なんかするもんじゃないと言い続けると思います。(と言いつつも兄は二世帯住宅で暮らしている、、、我が家はそういう家系なのかな)
背負わなくていい苦労は背負わないでね。
言い出せばキリがないので割愛はしますが、
最初につらかったのは、箸の向き。
私は左利きなので、みんなとは違う向きに箸を持つのですが、同居生活が始まってから2ヶ月ほどずっと右向きに箸を置かれていたのです。
自分で持ち直せばいいと、ささいなことだと思うかもしれないのですが、世の中のものってみなさんが思う以上に右利き用にできているんです。
使いづらいなと思いながらも、それしかないからそうするしかない。
世の中のものに対してはなんとも思いません。仕方のないことだから。マイノリティ。
外食の時も右向きにお箸が置かれているのは当然です。そんなことで店員さんに文句なんて言いません。
でも家で食べる時の箸の向きは自分たちで変えられるのに。
なぜ?自分の家族が左利きでも同じことをするのか?しないでしょ?嫌がらせか?と、この時は本当に悩んでいました。
もともとあまり自分の意見を他人に伝えることが得意ではなかったので、2ヶ月も我慢してしまった私も悪かったんですが。
これはさすがにしんどいと思い、一度「私は左利きなので左向きに箸を置いて欲しいです」と意思表示をしたところ
義母から「右向きに置くのがマナーだから」と一蹴されました。
(はぁ?)
あまりのショックで思考が止まりました。
マナーとか、そんなことは外の世界で守ってればいい話で、心を休めるはずの家の中でもストレスを感じなくてはいけない必要性とは?なにを言っているのか?
当時は本当に理解に苦しみました。
そしてそれに対して彼氏は何も言わない。
私を守ろうとしない。それにもショックでした。
あーこの人、結局母親の言いなりになるのか。
絶望すら感じました。
些細な問題に見えるかもしれませんが、
これを無視しては私は一生辛い思いをすると、本能的に感じました。
そこからまた1週間我慢し、右向きに置かれる箸を見ては悲しくなり、時には面白おかしくしてやろうとオジンオズボーン篠宮さんのネタ、大林ひょと子のリズムで「右かな〜?左かな〜?正解は〜〜〜???? 右ィ‼︎」なんて文言と共に右向きに置かれた箸の写真をTwitterに投稿していました(ほぼヤケクソ)(ひょと子めちゃくちゃ面白いからぜひ見てください)
結局、義母がいないところで彼氏にもう一度「箸を左向きに置いて欲しい」と頼みました。「あなたが置けないなら自分で箸を用意するし、左向きに置かれた箸を見るのも不快なら1人でご飯を食べます」と伝えました。
思い出しても私可哀想なんですがなんですかこれ。かわいそう。
そこまで言ったら流石に左向きに箸を置いてくれるようになったのですが、義母は少し不服そうな顔をしていました。
それ以外もまだまだ問題はたくさんあり。
本当に数えきれないくらい話し合い、泣き、実家に帰ったりを繰り返し。冬から始まった生活はさまざまに変化し、夏頃にようやく落ち着いてきたのかなと思います。今もまだまだ揉めたりはありますが。
お箸の件は些細なことですがこのようなことで揉めることが本当にたくさんありました。改めて、家庭の数だけルールがあって、人の数だけその人なりの常識があるのだなと痛感しました。
彼も職場が変わったり、慣れない家事をするようになって疲れも溜まり、時には義母に怒鳴る事があり、そのたびに義母は部屋に引きこもったり、泣きわめいたり、唐突に実家に帰省したかと思えば迎えにこいと連絡をよこしたり。
これまでずっと3人で食事をとっていたのですが、12月に入ってからは彼と私だけで食事をしています。
早くこうすればよかったんや、というレベルで快適。とても。
二世帯住宅ではないので、どうしても鉢合わせてしまうことはあるのですが、義母は基本部屋に引きこもっているので仕事の日は顔を合わさないこともしばしば。
私は正直この方が心が安定します。
口を開くと自分の話しかしない義母に嫌気がさしていたので。
この状況がいつまでつづくかはわかりませんが、どうかこのまま、もしくは同居解消へと事が運んでくれたらよいのですが。。。
まあそんなうまくはいかないよね。
現状、和気あいあいと家族団らんして平和にくらしています~!とは言い切れない状況ですが、これが私たちの現実です。
一時は義母と二人で出かけてデパコス買いに行くくらい仲よくできた時もあったんですけどね。お互いメンタルが落ち着いていたのかな。
本当に少しずつ形を変えて、生活が成り立っていくのかなと思います。
まだまだしんどいことはたくさんあるのだとおもいますが、
それ以上に彼と一緒に過ごせる毎日が幸せなので、頑張れそうです。
(同居直後はまったく幸せに感じられなかったので、いい方向に変化していると思います。)
来年にはどう変わるのか、また吐露させてください。