ニュージーランドの高校の日常
私は今ニュージーランドの学校に通っているのですが、知人にその話をしたら普通の学校生活が日本と違って面白いそうなのでいくつか紹介してみようと思います!!
まず、私が通っている高校はyear9-year13(中学2年から高校3年)の比較的大規模で3000人くらい生徒がいる学校です。基本徒歩か親の車、バスで登下校するけれど、ニュージーランドでは16歳から車の免許が取れるので自分の車できたり、バイクで登校する人もいます。
授業は一日6時間で間にmorning tea timeとlunch timeの休み時間があります。私がこの学校にきて最初に戸惑ったことは学校が広すぎる!!!事です。自分の教室に自分の席がある訳ではなく、選択した科目のクラスに自分が毎時間移動するので方向音痴の人なら確実に迷います。毎年1月になると(新学年が始まる)year9の生徒が「迷子になった!」と言っているのを聞いて ”私はもう、迷わないよ、、、!” とほくそ笑んでいます。
私がこの学校で一番好きなことはハリーポッターに出てくる魔法学校、ホグワーツに似ている所が多いことです。どうでもいいと思いますが校長先生の大好きな学校がホグワーツだそうで私の学校にも所々ホグワーツからパクっている(拝借させていただいている)要素がたくさんあります。例えば、生徒数が多いので全校生徒が3つのdivision、グループみたいな物に所属していて学校で行われるスポーツ大会やshow quest (自分の特技を披露する大会)などはこのdivision事に競います。そして一年の最後にある色々な賞を渡すセレモニーで毎年division cupで一つのdivisionが優勝カップを受け取ります。ニュージーランドはイギリスの文化がたくさんあるのでハリーポッターの世界観と似ている所がたくさんあるのですが、朝、おばちゃん先生がりんごをかじりながら「Good morning love. Have a awesome day!」って門を通る時に言ってくれたりするの、すごく好きです。
学年が上がるに連れて、必須科目が減り、選択できる科目が増えるのですが面白い授業もたくさんあるのでいくつか挙げて見ます。スポーツ系だと、普通に体育をやる科目もあるし、ゲームを自分たちで作ってどう他の人とコミュニケーションをとるかに重点を置いている科目もあります。アウトドアという科目を取っている友達は毎日プールの上でカヌーに乗っています。この前はやっと本物の川でカヌーをしたらしいです。 アート系だと、dance, music, photography, painting, design art ,art history, drama , hospitality(food) ,あとは服をデザインする科目とか、テキストスタイルを勉強する科目もあります。私はアートを取っているのですが、像を作る課題の時は像を作れば良くて、決まりは何もないので本当に自由に自分がやりたいようになんでもできます。なので当然力の入れ方も人によって全く違って真剣に作らない人の作品は見ただけで分かってしまい、机の上に申し訳なさそうチョロっと置いてあるので面白いです。フードの授業を取っている友達は最近狂ったようにハンバーガーばっかり作っています。2人でペアになって、一人4回試作、1回試験があるので10回はハンバーガーを食べる事になるそうです。フードを取るとバリスタの勉強もできたりします。 デジタル系はデジタルテクノロジーとテキストスタイルテクノロジーなどがあります。3Dプリンターなどの専門的な機会もたくさんあるのでデジタルが得意そうな人たちがその建物に入り浸っているのをよく見かけます。 他には、一般的なenglish, chemistry, biology, phisics, history, geography, accounting, buiness study, math, chinese, french, maori, japanese, spanish等があります。宇宙学のようなすごく専門的な分野から高校を出たらすぐに働く人ようの科目まであるので全ての生徒が自分にあったものを学べるシステムができています。
もう一つ私がこの学校のいいなあと思う所はいわゆる担任の先生の他に自分のことを担当として見ていてくれる先生が大勢いることです。例えば私にはformteacher(担任の先生) international student adviser(海外からきた生徒の面倒を見てくれる人) homestay adviser(ホームステイの相談をする人) dean(学年主任みたいな先生) counselor(カウンセラー)や、進路相談の先生、アシスタントの先生、授業を受けている先生達、year13のリーダーなど何か相談しようと思ったら相談できる大人が本当に山ほどいます。一人の先生が死ぬほど嫌いで相談したくなくても、優しい先生に相談できる環境にあるのでとてもありがたいです。
もちろん普通に通っているといいところと同じぐらい悪いところもあったり、日本の学校がうらやましくなったりしますがこんな学校が世界にはあるんだよ、って知るきっかけになったら嬉しいです。結局思ったことは学校自体は全然違うけど通って見たらあんまり違わねーーーー!ってことです。学校に通う本質みたいな物は!!どの学校に通っても自分次第で良くも悪くもなります。