花束
現状に満足しかけると、決まって真逆の力が働いて心穏やかにいられない状況になる。
堕落するな、と。このままで人生を終えるな、と。
とにかく、今の立場に甘え、執着し、時に傷つき心乱されてもそれらを無視して自分を騙し、そうしてまでしがみつくことがあるかアホンダラ、どんなことが起こったってわたしは立ち上がるすべを持ちわたしの思う美しい生き方に向かってゆかなければならない、何も諦めてはならない、そしてそのことを胸に大事なもの(それは友であり自分でありお金であり知識であり経験なんかである)を大事にすることにきちんと気づくこと、すべてはなんとかなるのだしやれることを恐れずやりなさい、
そういうお告げだった
試練を与えられるのはわたしへの罰でありチャンスであるのだと、理解して、謙虚に、しかし卑屈にならず、後ろめたさを消してく、後悔をするなということ、自信のなさが積みあがってきてるのでここいらで大フィーバーを起こし15連鎖くらいさせなけりゃ天井に頭がついてしまう
自覚する。心身ともに体力のないわたしはぐったりし、幾度となく挫折してまた同じことの繰り返しだ。
先のことに追いたてられるな。自分の気持ちを無視するな。相手に踏み込みすぎるな。しゃべりすぎるな。相手の心を見よ。世界の真ん中がたくさんある。よく考えて、よく聞け。
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本当の自分を出しなさいと言われ、ありのままの自分になりなさいと言われ、本当の自分とはありのままとは何かがわからなくってキツかった
あたしの本当に望むことってなんだ?油絵か?教育か?平和か?協調か?ちがうな、ちがうのか、じゃあ一体なんなのだ、描くことだけに意味を見いだすことが正しいことと思っていたが、どうやら根っこは納得しておらず、しかしでは本当のあたしが本当にやりたいこと、本当の気持ち、本当の言葉、本当の絵、本当の声とは、なんなのだ、なんなのか、わからないって結構地獄で、なのにずっとわからず立ちすくんでしまっている
自分が腹立たしく、みじめで、恥ずかしい。これはただの事実だ。ここは現実だ。天国でも夢でも空想でもない。何ができる。魔法が使えないよ。祈りは意味をなさない。少し心を軽くする。すこしの救いがきても、わたしはたぶん、置いていかれてしまう。置いていかれてしまうのがこわい。自分が此処から動くのがこわい。此処を離れたらきっと見つけてもらえない。いつから不安なんだ、あたしは