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【データで楽しむ!】週刊阪神タイガース!Vol.2
皆さんどうもこんにちは。
凌真です。
リーグ再開後の巨人3連戦が終了しましたね。
今週はこの3試合だけと実施試合が少なかったですが、試合結果を中心、データとともにポイントを抑えていきましょう。
阪神タイガースの今週の試合結果
今週のタイガースの結果をまとめていきます。
はたして今週の勝ち星はどのくらいあげることができたのでしょうか。
今週は1勝2敗で貯金を1つ減らしてしまうことになりました。
2位巨人との直接対決でしたが負け越してしまい、これで巨人との対戦成績は6勝6敗の五分となっています。
元々最低限の1勝をとれれば御の字でしたが、勝ちきれない試合ではなかっただけにできればゲーム差を広げておきたかったですね。
まだまだリーグ戦は長く続くのでこの3連戦の結果を直接対決以外の部分でも取り返していきたいところです。
それでは試合の詳細も見ていきましょう。
序盤にしっかり点をとり終始リードできた試合展開|vs 巨人 10回戦
2回に3点、3回に4点をそれぞれ取り、序盤に7点ものリードを得てそのままゲームセットまで持ち込みました。
後半のダメ押しができなかった部分は気になりますが、投手陣が先発の西勇輝の1失点のみで抑えることができたので、かなり余裕を持った試合展開に。
西はこの日もあまり本調子ではなかったですが、要所を占めるピッチングで結局7回1失点でHQSクリアで勝ち投手になりました。
西はこれで4勝目となり、4/20以来の約2ヶ月ぶりの勝ち星です。
また打線も好調でこの日はサンズが5打点の大活躍。
更にサンズに今季初の満塁ホームランも飛び出しました。
交流戦からこれで7連勝とチーム全体としても好調なのが伺えます。
2アウトから許した2本の被本塁打が痛手に|vs 巨人 11回戦
序盤から点の取り合いを繰り返すもまとまった得点ができず敗戦。
先発の伊藤将は7回3失点と試合を作るも、許した本塁打2本がいずれも2アウトからのソロでルーキーとしての経験不足が露呈した形の失点でした。
無意識で投げているとは思いますが、2アウトをとって少し安心して甘く入った球を痛打されていたように見えます。
安定して投げることはできるので、次はもう1段階成長した投球を見せてくれることを期待しましょう
巨人先発の戸郷も序盤は本調子ではないピッチングをしていたので、序盤のチャンスで点を重ね、前日のような展開に持っていければ勝つ可能性は大いにありました。
ロースコアであと一本が出ず、非常に痛い敗戦|vs 巨人 12回戦
先発の秋山拓巳が非常にいいピッチングで6回まで無失点で投げるも、6回表に巨人・松原に2ランホームランを許してしまいます。
直前に代打香月のランナーを進塁させる作戦を打ち崩し、原監督が悔しがる姿を見せていただけに非常に痛い失点となりました。
打線は先発の高橋を打ちあぐねて得点ができず、更に巨人が早めの継投を選択しただけに得点できなかったことが悔やまれる試合でした。
得点は佐藤輝の本塁打のみ、これではなかなか勝ち切ることは難しいでしょう。
少ないチャンスではありましたが、ここまでのタイガースならものにできた試合であることは間違いありません。
誰が良くなかったなどは特段なく、打線全体のかみ合わせが悪かったように見て取れました。
セ・リーグの今週の順位変動
今週の試合結果を反映させた順位表はこちらです。
巨人、ヤクルトともに2勝1敗であったため、首位のタイガースに6ゲーム差と詰め寄ってきました。
また最下位だった広島が5位に上がり、代わりに横浜が6位と最下位に繰り下がっています。
タイガースは1勝2敗でしたが元々のゲーム差があるので、今の所大きく差は縮まってしません。
しっかりと1勝は勝ち切ることができたのがここで生きてきています。
このまま大きな連敗をせずカードで負け越したとしても2敗までにとどめ次のカードで取り返す動きを繰り返せば、首位は引き続きキープできるでしょう。
油断ならない状況は変わりませんが、そこまで悲観するほどではありません。
阪神タイガースの今週のターニングポイント
今週の3連戦は1勝2敗で2位巨人に負け越してしまいました。
負け越してしまった主な原因としては大方打線が相手先発陣を打ちきれなかった部分が挙げられますが、別の要因もあると考えています。
今回はそこがターニングポイントとなっています。
絶不調の丸佳浩の覚醒を手助け|丸佳浩
実際にどこがターニングポイントになるかというと、6/18の3連戦初戦の巨人・丸佳浩の復帰後初となるヒットです。
丸はここまで今シーズン調子が上がらず、3連戦前まで打率.227で4本塁打8打点。
調子の悪さから広島時代の2012年以来の2軍落ちにまで経験するほどでした。
しかしこの3連戦頭で復帰し、その復帰試合で丸らしいヒットが出ています。
このヒットを皮切りに丸は目覚めたかのように結果出し、この3連戦で(打席結果)という本来の姿を取り戻したような結果になりました。
初戦にヒットが出ていなければ、そこまで気持ちに余裕なく2戦目に臨むことになったと容易に想像がつくので、初戦をノーヒットで終わらせることが出来なかったことが悔やまれます。
ここまで巨人と互角に渡り合えていた要因の一つとして丸を抑えられていたことが含まれるため、次戦から非常に警戒しなければなりません。
嫌な相手を目覚めさせてしまいました。
週間MVP in 阪神タイガース
今週実施の3試合の中で投手、打者からそれぞれMVP選手をピックアップします。
試合が少なかったので少し選出に悩みましたが、それぞれ1人ずつ選出しました。
惚れ惚れする力ある真っ直ぐで見事なリリーフ|及川雅貴
投手のMVPは迷いましたが私イチオシの及川雅貴をチョイスしました。
西も候補に上がっていましたが、まだ本調子ではなかったので今週は及川に軍配。
及川は素晴らしい真っ直ぐを持つプロ2年目の大型サウスポーです。
ドラフト会議以前から甲子園を沸かせる素晴らしい投手でその年の高校BIG4のうちの一人に数えられています。
今年で20歳ということもありまだ荒削りな部分が多々見られますが、この3連戦で2試合登板しいずれも0で抑えていました。
ですが今回のMVPは実際の結果よりも投げていた球の質で選出しています。
動画を見てもらえれば伝わるかと思いますが、素晴らしい球を投げているのがわかるでしょう。
さらに真っ直ぐがよいためもう1つの武器のスライダーが生き有利なカウントを作ることができています。
6/20の試合ではランナーを溜めてしまう場面もありましたが要所を抑えられるようになっているのも成長が伺えます。
今は中継ぎのため全力で投げきれているのいうのもありますが、将来が非常に楽しみな投手です。
再来年には左のエースとして君臨できるとタイガースも安泰です。
球場の雰囲気を一気に塗り替える圧倒的パワー|佐藤輝明
今週は3連戦の初戦以外打線が沈黙してしまっているイメージでしたが、佐藤輝明にはあまり関係ないようです。
3試合で11打数5安打2打点でうち2本が本塁打となっています。
ルーキー離れの規格外なパワーを見せつけ、1人息を吐きました。
試合が負け越したり追加点を取られたりと球場の雰囲気が重くなっていく中で、彼が本塁打を打つだけでまるで勝ち越したかのような雰囲気に変わり、
タイガースとして非常に戦いやすい空気を作り出してくれています。
相変わらず三振は多いものの、打席内容を見ていると少しずつボールを見極めることができるようになってきたかなと感じます。
6/20の最後の打席で四球をもぎ取っており、ボールを見極められるようになってきた1つの結果になっています。
この進化が火曜日からの試合でも生きていくことを期待しましょう。
次週のスケジュールと予想先発
今週の試合予定と予想される先発投手をまとめていきます。
次週は中日3連戦、横浜3連戦の計6連戦になります。
予想先発ですが、アルカンタラとガンケルは登録抹消期間の兼ね合いがあるので登板日はほぼ確定。
巨人3連戦で登板した西、伊藤将、秋山もアクシデントがない限り中6日で登板確実と見て間違いないでしょう。
おそらくオールスターまでは西→伊藤将→秋山→青柳→アルカンタラ→ガンケルをローテーションの基本軸とし、選手の調子を見て谷間で2軍の投手を先発させることが予測されます。
青柳は前回の楽天戦で8回1失点でまとめているので、今回の登板にも期待がかかりますよね。
そろそろ9回完封できる独り立ちした結果を期待してしまいます。
6/25からはお得意様の横浜3連戦が控えているので、ここで3連勝して巨人に負け越した分を取り返しておきたいところです。
阪神タイガースのピックアップニュース
今週は試合が少なく主だったニュースが無かったですが、Vol.1投稿時に報道されたあのニュースをピックアップします。
祝!阪神タイガースからオリンピック選手が3名選出!!
先日6/18に日本代表の稲葉監督よりオリンピック大会で選手登録する選手陣容が発表され、その中でおめでたいことに、岩崎優投手、青柳晃洋投手が見事に選ばれ、追加招集で梅野隆太郎捕手も選ばれました。
近年日本代表から阪神の選手が選ばれないことが多く今回も心配していましたが、3名も選出されホッとしています。
一部オリンピックで中断期間に休んでほしいという意見もあり、最もだと強く共感できる一方、やはり応援しているチームの選手が日本代表に選ばれるのは非常に嬉しく誇らしく感じます。
特に梅野は以前から日本代表への気持ちが強かったので非常に喜んでいるでしょう。
怪我には細心の注意を払いながら楽しんでプレーしてきてほしいと思います。
次週は中日戦で2勝1敗以上、横浜戦で3連勝orカード勝ち越しを狙う
次週の試合では、ここまでほぼ互角と均衡している中日からカード勝ち越しを狙いたいところです。
ただビジターの鬼門・バンテリンドーム(旧ナゴヤドーム)であるため、厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
また横浜戦では3連勝をする勢いで貯金を積み重ねることを狙って戦い抜いてほしいですね。
オールスター直後からオリンピックの中断期間に入るため、できるだけ前半戦で多く貯金を積み重ねて、
期間が空いてしまった後半戦で何が起こっても対応できるような準備をする週になりそうです。
巨人戦ではあまり波に乗れなかった打線の再起を祈って応援していきましょう。
それでは次回のVol.3でまたお会いしましょう。
次回の投稿は6/28(月)を予定しています。
お楽しみに。