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平成元年5月28日に漬けられた梅酒を令和4年5月28日に飲む

タイトルの通り。

ことの発端は数日前、無性に梅酒が飲みたくなった。
しかし常飲しているわけではないので、家にはない。買いに行くのもめんどくさい。

ふと頭に浮かんだのは「床下に仕舞い込んでいる梅干しの壺」。
、、、もしかしてそこに梅酒もあるのではないか?

とりあえず床下を開けてみた。


いた。


たぶん、おそらく、数年前にも存在は確認している。
だけどもその時は見なかったことにした。
見なかったことにして床下に返した。


数年ぶりの再会をする私と梅酒。
今回は飲みたい気持ちがあったのでしっかりと対面。
そこで初めて気づく「平成元年5月28日」の文字。
普通に考えれば梅酒を漬けた日だろう。
そして、筆跡的に母親の字。

平成元年に母が漬けたであろう梅酒。

酒は年数を重ねれば重ねるほど偉い印象がある。ウィスキーとかワインとか。
しかしこれは素人が漬けた酒。
約34年前に素人が漬け、年号を越え、引っ越しも3回ぐらい経験している衛生管理もクソもない酒。こわい。

頼るは先人の知恵。ネット検索。
「梅酒 自家製」
みなさん2年程度で楽しんでるし、漬け方を教えてくれるサイトもそれぐらいで消費することを推奨している。

「梅酒 床下」
梅酒といえば床下。床下といえば梅酒。
自家製の梅酒を床下で保管して、みなさんしっかり飲んでいる。そりゃそうだ。
中には年単位ものを出土している方もいるが、飲まずに破棄している。真っ当。

、、、
ここまでくると梅酒が飲みたいという気持ちよりも、この訳のわからないものを飲みたいという好奇心の方が勝つ。

「平日ど真ん中だし下手に腹を壊しても困る、どうしたものか」と葛藤しているときに気づく日付。
梅酒が漬けられたのは"平成元年 5月28日"。
出土したのは令和4年5月25日、
3日我慢すれば"令和4年5月28日"。
しかもその日は土曜日。

34年の時を経て、私たちは一つになります!!!

この日はとりあえず床下に戻した。


実食

数日ぶりの再会をする私と梅酒。
今回は飲むのでしっかりと対面。
そこで初めて気づく、蓋のところのビニールテープ。
しっかりと巻かれていて、漬けてから一度も開けられてないことがわかった。

あまりに馴染んでいて気づかなかった


テープを剥がすうちに漂ってくる梅の香り。
この時点で、少なくとも梅であることがわかって安心した。

テープを全て剥がして
いざ、蓋開(ふたあけ)


娑婆の空気はうまいか?

普通。
そこにあるのは優しく漂う梅の香り。
腐っただとか発酵してそうな音も香りもない。

じゃがいもみたいな梅

梅も普通。
しわもなく綺麗な梅。


汁をグラスに入れてみる

綺麗な琥珀色

普通。
というか、とても透き通ってて綺麗。

一口飲む。

普通に梅酒。
むしろ酒感は少ないようにも感じた。

梅も食べてみる。

梅はカリカリ派

普通に酒にしっかり浸かった梅。
おいしい。


梅酒のソーダ割

自家製梅酒は30年以上経っていても
おいしいです!!!!!!!!!
※自己責任


このnoteは梅酒をおいしくいただきながら記しました。もし腹下すなどしたら追記します。





床下の奥
こっちはカピカピの梅干し
、、、?
coming soon…………

以上


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