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子宮内膜症〜チョコレート嚢胞を治療して〜
こんにちは、こんばんは
カナリです。
こちら子宮内膜症(チョコレート嚢胞あり)の治療体験記となります。
前回はこちら
最初に
今回はおくすり編。前回、急に腫瘍マーカーの結果が登場し、有無を言わせず、内膜症を小さくすることに重点を置くことになりましたがその後のお話と展開となります。
治療の経歴をまとめてみて、忘れていたことだったり、実際はこうだったなあ……と時間を振り返る良い機会になっています。
今更ながら頑張ってるなぁ〜と思えてきたのはわたしにとっての収穫ですね。
治療方針
無事最初の診断を乗り越え(?)採血に向かったわたしでしたが、正直心の中は混沌とした状態でした。
よく分からぬまま言われるままに採血しつつ、
今日はこれで終わりか〜と待合室に戻り、椅子に座り一息ついたところで再度診察室へ呼ばれました。
そこで出されたのがレルミナでした。
本当はピルのがいいんだけどね……との前置きがありつつ、薬の説明をわかりやすく教えてもらいました。(ここの理由は後ほど)
食前に飲む薬であること
連続して半年間しか使えないこと
稀に更年期障害に似た症状が出ること
上記を理解したあと、詳しい説明の冊子と専用のアプリを教えてもらい帰宅しました。
服用は次の日から始まりました。
使用感
最初は分厚い冊子に専用アプリ付き、という状態で、最初はそんなに危ない薬なの?!と構えたのを覚えています。
……けれど、実際使ってみると朝起床時に飲むだけで終わるのですんなり続けて飲むことができました。
……後で分かった話ですがレルミナ自体が保険適用になったばかりでメジャーな薬ではなかったため、こういう不安を取り除く対応が用意されていたようです。
体調の違いにすぐ気付けるようにアプリにはいろいろな機能が付いていて体調管理しやすかったです。
ただ、やはり最初は副作用とか実際このあとどうなるの?というのが心配でネットでレルミナと何度も何度も検察しました笑
冊子に何が起こるか書いてあっても体験談とは別ですよね。
(コメントいただいてそのことを思い出しました)
……そういった意味でもわたしの記録が役に立ったらいいなぁ〜と思います。
実際使ってたアプリ画面はこちら。
薬剤師みなこさん、というやつです。
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写真はサンプルですが、
こんな感じで選択が簡単にできます。
また、体調が悪くなった時に異変にすぐ気づけるように細かな設定もでき、個人的には大変心強かったです。朝起きるタイミングとか薬のんだか飲まなかったか分かんなくなっちゃうこと多かったのでこちらにすごく助けられました。
効果
飲み始めは多少の不正出血があったのですが
通常の生理の量までいかない(本当終わりかけぐらい)量でした。
その説明も受けていたので薬は飲み続けました。
飲み始めて数日後。
びっくりしたのが「体が軽い」です。
毎朝感じていた「だるさ」や「頭痛」などが一切無くなりました。また、体調の波がないので常に安定した精神症状で入られたのが素晴らしかったです。
余談ですがわたしはPMSが酷く、
毎回うつ状態になったり頭が回らなくなったり運転さえ怖いな……と思うような状態になったりしていました。
酷いときはベッドから立ち上がれないぐらいだったのでそれがなくなったのは嬉しかったです。
(むしろそれほどホルモン値に問題があっただけなのですが笑
同じ症状の人いたら明らかに異常なので通院してほしいな、と思います。改善できましたよ 涙)
また、生理が来ることがないので、生活も安定しました。
予定に怯えなくていいし、動けなくなることを見越して大量買いをしなくなりました。
振り返ってみれば本当いい事だらけだったと思います。
異変
2ヶ月間そんな感じで問題なくむしろ快適に過ごせていました。
ところが、あと1ヶ月で検査日!というところで身体に異変が起きました。
懸念していた更年期障害の発生です。
ただ……そもそもわたしは体質的に副作用がでやすいタイプ。
母親も更年期つらそうだったし、いずれわたしもそうなるんだろうな〜と楽観視していました。
なので、違和感があっても見ないふり気づかないふり、酷いときはこれがホットフラッシュか!……なんて新鮮な気持ちで副作用を味わっていたぐらいです
(その時はそのぐらい余裕があったんです)
けれど残り2週間となったタイミングで精神症状が強くなり始めました。
イライラが募りなにもかもが気に食わない状態です〰️
家族との会話にイライラし、夫の態度にイライラし。
流石にまずいなぁ、と思い通院日を1週間前倒ししました。
悲しい気持ちで通院した日。
とても悔しかったのを覚えています。
わたしは薬もまともに飲めないのか。
あと1週間飲めばよかっただけなのに……と。
まあ、こんな風に悲観的になるのも副作用の症状だったんですけどね。
対策
暗い顔で診察室に入ってきたわたしを診て、
主治医は状況を察して薬を中断してくれました。
また、詳しい副作用の症状を確認され、
「大変だったね、実はホルモンは補う事もできるんだよ」といいました。
その当時は、
女性ホルモンは悪!増やしてはイカン!!
……という気持ちでいたので目が点でした。
後々で整理してわかったことですが、
女性ホルモンを急激に無くしすぎると更年期障害になる。
自分のホルモンを分泌をさせると子宮内膜症を助長させる。
であるならば、その中間地点を狙って
「薬で自分の女性ホルモンを抑制しつつ、
子宮内膜更年期障害が起きないぐらいに外部からホルモンを補う」ということをすれば
治療しつつ内膜症を少しづつ抑えることができるようです。
(本当はピルのがいいんだけど……の言葉はここらへんの調整から来てるようでした)
このやり方でも2、3年ぐらいで子宮内膜症を治すことができるようです。
(レルミナだともう少し早いようです)
検査へ
ただ、薬の効果をみるのにちょうどよい時期、とのことで一旦MRIを撮り身体の状態を見ることになりました。
その間、薬はレルミナからジェノゲストへ。
効果は落ちるとのことでしたが、生理無し生活が継続しましたのでホッとしたのを覚えています。
レルミナの効果を知りたかったので検査が早まってよかったな、と思いましたが、同時にもっと早く相談すればよかった、とも思いました 涙
こんなに苦しまなくてよかったじゃん、とも思ったりしましたし……笑
終わりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
今回副作用について記載しましたが、
個人差があることなのであまり気になさらないでください〜くコ:彡
わたしはそのあとホルモン剤をいただき、1日、2日で気分は元に戻りましたし、そこから弊害もでておりません。
個人的には更年期の前借り体験できて将来的な不安が解消されたのでプラスの出来事と思っております笑
不安にさせてしまったら申し訳ないのですが、
ちなみにこのあともう一度レルミナ使用しております笑
そのお話はまた別途。
次回は検査結果と不妊治療にガッツリ入った話になるかと思います〜
それでは良い時間をお過ごしください。
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