見出し画像

私の中の「性依存症の私」。性依存症の回復の始め方

こんにちは。性依存症当事者のSiroです。

性依存症、セックス依存症などの情報を求めて私のTwitterやnoteにたどり着いてくださる方が増えてきていて、本当にありがたいなぁ・・・と思う毎日を過ごしています。

回復の始まりは、「もうやめたい」と強く思うこと

私自身、自分が性依存症に向き合うと決めてから、様々な葛藤と苦悩を繰り返し、スリップ(ストップしていた依存行動に再び戻ってしまうこと)もたくさんしました。とりあえず禁欲だ!とあらゆる性的なものから距離を置いて無理矢理しらふをつくりだしても、精神的に追い詰められて結局性的なことに手を出してしまう。その繰り返し。

性依存から回復しようと考えるときに、誰もが経験する、この「禁欲」。

実はこのむやみな「禁欲」こそが、性依存の悪化を招いていることがあるのです。

1.性に執着している自分を正しく自覚しよう!

自分は性依存症かもしれない・・・と思う人は、必ずこうした言葉を口にします。

自分には価値がない、セックスすることでしか自分の価値を見いだせない

自分はセックスがなければ生きていけない

実際問題、人間はセックスをしなくても死にません。自慰をしなくても死にません。自分の価値がセックスによって決まるなんてこともありません。でも、性依存者はこうした強迫観念に囚われているのです。

自分が性依存症であると感じるのであれば、まずこうした、自分の存在価値や生きていく糧をセックスにゆだねている強迫観念に気付くところから始めましょう。

こうした強迫観念を取り除くのはまだまだ先です。回復を重ねていくと、少しずつ価値観が変わっていくことでしょう。真冬に外でコートを脱ぐのは難しいけれど、季節が変わって春が近づいてくれば、自然とコートを脱げる時がくるのです。だからこそ、急いで強迫観念を取り除こうとしてはいけません。

自分の中に性に対する強い執着があるということを自覚する。

これがまず第一歩です。

2.自分の中に「性依存の自分」がいるとイメージする

性に対する強い執着を自覚したら、今度は自分が性依存症であるということを正しく理解しましょう。

ここから先は

670字

¥ 100

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

性依存症当事者の目線から、性依存症の専門書を翻訳した情報や、当事者として感じたことを中心に発信しております。 おもしろいな、もっと読みたいなと感じていただけたら サポートをしていただけると嬉しいです。