見出し画像

腕時計という名の拘束器具

休職してから腕時計を全くしなくなった。
まあ、仕事もしていないので必然といえばそれまでなのだけど、3ヶ月くらいしなくなってみて、自分がいかに時間に縛られて生きていたのかと思うようになった。

ハッピー休職ライフは、時間がとにかく自由だ。起きたい時に起きて、寝たい時に寝る。ご飯もお腹が空いたら食べるという生活をしていたら、1日2食とかそのくらいになった(おやつは食べるけど)。この自分の欲求の赴くまま、自分ファーストの生き方がとても心地よいと感じている。

仕事をしていた頃はどうだっただろうか。

始業が9時からだから、8時半くらいには会社に着いていないといけなくて、そのためには7時半の電車に乗らなきゃだから、どんなに遅くとも7時までには起きないといけなくて…。お腹はあんま空いてないけど、13時から会議だから早めにお昼食べなきゃ…。残業が終わってようやく家に帰ってきた。ゲームとかYouTubeとかみて自分の時間をゆっくり取りたいけど、でも7時には起きなきゃだからお風呂入ってもう寝なきゃ…。

ごくごく平凡なOLの日常だと思う。

だけど、今プー太郎生活をしている私の目線でみると、なんて時間に縛られた生活なのだろうと思ってしまう。

別に貶しているわけではない。
あくまで私にとってはそう、というだけの話だ。時間が決まっていた方がメリハリがあってやる気が出るという人も勿論いるだろう。私もそうだった。

だけど、今の私にとってはそれがとても窮屈に感じてしまって、あの時つけていた腕時計が拘束器具のように思えて仕方ないのだ。

梨女(@xxnashimexx)


いいなと思ったら応援しよう!

梨女
ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。