世界は貴方の思っているようにしか映らないのかもしれない
私は、漫画やアニメやゲームが好きだ。
ストーリーに酔いしれたり、魅力的なキャラクターに感情移入したり、お洒落なデザインや音楽に痺れたりと、色々な楽しみ方をするのだが、作品を通して、「ああ、この作り手には世界(≒社会)がこう見えているのか」と思いを馳せるのも好きだったりする。
別にこれらの物に限らず、文章やメールの文面、音楽、イラストでもそうなのだが、そういった「モノ」から作者の人となりを想像することが得意だったりする。
とは言っても、私が一方的に思いを馳せているだけで、答え合わせはした事無いのだけれど。
でもそこは私の内向直観というか、割りと当たっているんじゃないかとも思っている。
逆に対人だと何も分からないのが何ともポンコツではあるのだが。
コミュ障らしい特技である。
これは私の持論だが、人が作り出す「モノ」にはその人の人となりが何かしら反映されていると思っている。
何らかのメッセージを発信したいから「モノ」を作るのだから、そこには作者の意思が介在するはずだ。私のこの文章だってきっとそう。
そうやって、作られた「モノ」越しにその人を知る。その人の世界を知る。
作られた「モノ」はその人の鏡なのだ。
自分の思っているように、見たいようにしか世界は見えない。
今、幸せだと思う人は世界がハッピーに見えるのだろうし、不幸だと思う人はこの世界が地獄のように感じるのだろう。
だから、生きづらいと思っていたら、ずっと世界は生きづらいままなんだ。
別に説教がしたいわけでは無い。生きづらい生きづらいとただ喚いているだけで何もしていなかった自分への自戒の意味を込めて書いている。
世界はクソだけど美しいという自分なりの結論を出してから、前よりもニュートラルな視点で世界を見れるようになった気がする(とは言ってもまだ偏っているだろうが)。考え方一つ変わるだけでこうも違ってくるのかと感動するくらい。今が辛いと思うならば、何かを変えていかないといけないのだなあと痛感した。
だからといって、とにかく行動しろとか、今すぐ考え方を変えろみたいなマッチョな思想は好きではないし、あまり言いたく無いけれど、何もしなければ何も変わらないのも事実ではある。
貴方は今、この世界がどう見えるだろうか。
それはもしかしたら、貴方が生み出した幻想かもしれない。
梨女(@xxnashimexx)