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何でもかんでも素直に全部にさらけ出すことが正義なのだろうか

また少し落ち込んでしまったので、自分の気持ちを慰めるために書き留めておこうと思う。

先日、しばらく連絡を取っていなかった友人たちと、オンライン通話でやり取りした。たわいもない話題をダラダラと話すのは楽しい。

そうして話題は自然にコロナ禍での会社対応の話になった。
「そっちの職場ではどう?」と聞かれて、私は素直に今休職していると言えなかった。
そして当たり障りのない返事を取り繕い、嘘をついてしまった自分に自己嫌悪して、その日は一日落ち込んでしまった。

でも、自問自答してみたのだ。
正直に「休職している」と告げて私はどうしたいのか。
励ましてほしいのか、同情してほしいのか。
いや、違う。私はただ、友人たちの近況を聞きながら一緒にお喋りを楽しみたかったのだ。

親しき中にも礼儀あり。
悲しいことだけど、世の中には「鬱」や「休職」という言葉にあまりいい印象を持たない人も一定数はいる。友人たちがそんな人ではないのは分かっているけれど、でもやっぱり、自ら進んで休職中だと言うことは私には出来なかった。

そもそも、何でもかんでも素直に全部にさらけ出すことが「仲が良い」ということなのだろうか、と私は思う。
確かに本音を打ち明けられる存在がいることは素晴らしいことだ。
でも、身近な人だからこそ言えない、ということもあるだろう。

ずっと本音を隠して我慢するのはしんどいことかもしれないけど、幸い私は休職中の辛さなどについてはこのnoteで吐き出して、いくらか昇華することができている。だからこれで良かったんだと、そう思うことにした。

友人たちには、元気な笑顔で「会社辞めたよ!」と報告できればそれでいいのだ。


梨女(@xxnashimexx)



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梨女
ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。