見出し画像

人間関係は貴方の「鏡」だ

「世界を疑っている自分の意識しか確かなものは無い」というデカルトの考えに触れて、前に書いた「世界は自分の思っているようにしか見えない」という持論もあながち間違っていないんじゃないのかな、と思うようになった。

と同時に、人間関係についてこうも思う。

例えば、苦手な人がいたとして。
一度その人の事を「苦手だ」とインストールしてしまうと、自分の中でそれが勝手に増幅されてしまう。その人と接する度に脳が勝手に「苦手」を拾い上げてしまって、蓄積されていく悪循環。

そうやって「苦手」がいっぱい詰まった状態だと、たとえ相手がニュートラルな発言をしたとしても「自分の事を責めているのではないか、今のは嫌味だったのではないか」という風に「思い込んで」しまうのではないかと思う。

貴方や私がそうであるように、他人もそこまで貴方に興味が無いのだ。自分の事で精一杯だから。
だから多分、貴方に向けられた悪意ってあんまり無い。それは自分が作り出した幻想である可能性が高い。

むしろ、嫌いとか苦手という感情を抱いている(抱かれる)のなら、それは相手(自分)の何かが琴線に触れている証拠だ。自己分析を深めていくきっかけになるかもしれない。

勿論、全てがお前の思い込みだ!なんて酷い事は言わないし、人間には絶対にいい所があるんだから、と博愛主義を謳いたい訳でも無い。お互い人間なのだから、どうしても自分と相容れない人というのは存在するし、どうみてもヤベー奴というのも存在する。

その見極めが難しい所ではあるけれど、でも貴方が思っているより、人間関係って自分の思い込みが影響しているんじゃないかな。

だったら出来る範囲で良いから心を開いた方が人生得じゃない?って話。

鏡なんだ僕ら互いに、ってやつだ。


梨女(@xxnashimexx)


いいなと思ったら応援しよう!

梨女
ありがとうございます。 ちょっといいご飯を食べたいと思います。