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明るい社会保障改革推進議員連盟×JHIH座談会でFemtechの政策提言を行いました

こんにちは、株式会社nanoni代表の張聖です。
9月7日に東京・千代田区で開催された「明るい社会保障改革推進議員連盟×JHIH座談会」に登壇しましたので、ご報告させていただきます。

後左→右:佐竹 晃太先生(株式会社CureApp CEO/議員連盟アドバイザー)、世耕弘成議員、加藤勝信議員、佐藤啓議員、神谷政幸議員、山本雄士先生(株式会社ミナケアCEO/議員連盟アドバイザー) 前左→右:中安杏奈(JHIH代表理事)、平井 良樹氏(一般社団法人スタートアップ労働衛生推進協会 理事/JHIH理事)、石倉 大樹氏(株式会社Logomix CEO)、張 聖氏(株式会社nanoni CEO)、猪川 崇輝氏(株式会社buzzreach CEO)、逆瀬川 光人氏(株式会社ヘンリー CEO)、串岡純一(JHIH理事)

この座談会は、世耕弘成議員、加藤勝信議員、佐藤啓議員、神谷政幸議員と、ヘルスケア・ライフサイエンス分野で活躍するスタートアップが集まり、未来の社会保障や医療の課題について意見交換を行う場です。私もnanoniの代表として、フェムテックを通じてどのように社会に貢献できるかという視点で、事業の紹介と政策提言をさせていただきました。

女性の健康課題に対する私たちの提言

今回の座談会では、女性の健康を守るためのフェムテック推進について、具体的な提言を行いました。今年度の女性版骨太方針には「フェムテックの推進」が盛り込まれ、健康診断の充実が検討されています。

健康診断問診の改定案。赤枠で囲った二問の追加が議論されています。

令和6年7月「第5回 労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会」資料より抜粋

32. 女性に関連する健康問題※で職場において困っていることがありますか。
33. 職場において相談したいこと(配慮してほしいこと)がありますか。

しかし私たちは、この二問の問診追加だけでは不十分と考えています。 特に、以下の2つの課題を指摘しました:

  1. 健康診断では、婦人科診療経験のない医師が担当することが多く、女性特有の健康課題に対して効率的な対応ができない。

  2. 適切な問診項目がないと、本人の症状を十分に評価できず、見逃されるリスクがある。

そこで、私たちはフェムテック版のストレスチェック義務化を提案しました。充実した問診項目を導入することで、より精度の高い健康管理とサポートが可能になります。

今回の座談会を通して感じたこと

初めての政策提言ということで1週間前から緊張していましたが、登壇中、参加された議員の先生方から「すぐに改善を検討します」と前向きな反応をいただき、ほっとしました。

今回の座談会を通じて、自分たちの意見が政策に反映される実感を持てたことは大きな収穫です。これからも積極的に声を上げていくことの重要性を改めて感じました。貴重な機会をくださった事務局の皆様には、心から感謝しています。

フェムテック元年から4年が経過しましたが、まだ一部の企業でしか取り組みが進んでいないのが現状です。女性の活躍推進や医療費削減に大きく貢献するフェムテックの取り組みが、さらに広がっていくために、私たちも全力で業界を盛り上げいきたいと思います。


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