まるでわたしの恋を 注意深くかわすように
じぶんがなーんにも役に立たない場所で
すきな人が真剣になにかをしているようすを見るのは
至福だ。
いつもわたしには見せない表情を
見ることができる。
「一本だけ、仕事の急ぎの電話しちゃってもいい?」
とかも、よい。
ふいに、真剣に話をしている彼の手を
ぎゅっと握って
ぎゅぎゅっと握り返されたり
にこっと笑みをこちらに向けてくれたりしたら
もうたまらなくしあわせだ。
すきな人の、別の顔を見たことがありますか?
どんなことを感じましたか?
(ノートや手帳の端で構いません
ひとこと書き留めておきましょう)
天気雨
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
『14番目の月』 1976/11/20