しばらく地球は止まってる
見上げた空がきれいだと
それだけで嬉しい。
風にそよぐ緑や
キラキラと輝く水面を見ていると
時が過ぎるのを忘れてしまう。
こんなに美しいものを
毎日、それも二度と同じ瞬間がない
無料で提供してくれる
地球とか、宇宙とか、もっと大きなものには
畏怖や感謝を感じてしまう。
その中でもわたしがいつも思い出すのは
ペルー、チチカカ湖に沈む夕陽。
標高3810mと富士山ほどの高さにあり
水面は真っ青。
そこに真っ赤な太陽が時々刻々と沈んでいく。
太陽が沈んでいくにつれ、
真っ青な水面が燃えるような真っ赤に染まる。
陸に帰る船の上から眺めたその光景が
どんな絵画よりも写真よりも風景よりも美しく
今でもなにか落ち込むようなことがあったりすると
あの景色を思い出している。
サーフ天国、スキー天国
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
『SURF&SNOW』 1980/12/1