満天の銀河に埋ずもれて
わたしはどうも
自分は塀のこちら側から
市原悦子のようにこっそり向こうを覗いていて
向こうから自分は見えていない
と考えるむきがある。
だからわたしが「観察」していた相手が
わたしのことを覚えていたりすると
めちゃくちゃびっくりする。
そしてなんか申し訳ない気持ちになる。
おつきあいしていた人のことは
数はそんなに多くないので
たいてい覚えているけど
(忘れてたらごめん。
そんな案件はおそらくお相手も
わたしのことを覚えちゃいないでしょうけれど)
一方、お相手がわたしのことを覚えているなどとは
考えたことがない。
でも覚えていて
ふとなにかの折に、
思い出してくれたりしているのかな…
わたしが
キューバの写真を見るたびに
シンスケは今ごろ、どこでなにしてるのかなー?
Michael Jacksonを聴くたびに
コウヘイは元気かな?幸せかな?
と想うように。
私を忘れる頃
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
『VOYAGER』 1983/12/1