それは凍った月の涙
季節の変わりめを楽しむことができるのが
日本の四季のすてきなところだと思う。
とくに雪国で生まれ育ったわたしにとって
雪に閉ざされた長い長い冬が終わり
春の訪れを感じるときは
軽やかで明るい希望になる。
短い春が終わり
陽ざしが強さを増して
朝の光がまぶしいと
夏が近づいてきているのを感じる。
夏の終わり、秋の訪れも
春の到来と同じくらいすき。
空気が落ち着いてきて世界が静まる。
そして秋から冬になる。
冬の訪れは、受け入れざるを得ないけれど
それでも喜ばしい客ではない。
それでもこうして時の移り変わりを感じることができるのは
日本の四季のすてきなところだと思うのだ。
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かつて妹が南国マレーシアに住んだいたことがあるけれど
年中、半そでで服装に飽きたとよく嘆いていたっけ。
あなたのすきな季節はいつですか?
あなたのすきな季節の変わり目はいつですか?
(ノートや手帳の端で構いません
ひとこと書き留めておきましょう)
旅立つ秋
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
『MISSLIM』 1974/10/5