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故郷の冬を歩きたくなる

もともと朝型のわたしは
体質的に夜遊びには向かない。

それでも夜な夜な出かけ
終電に飛び乗って帰ってくる毎日を送っていたのは
ほかでもないサルサのせいだ。

20代~30代という時間の
半分はサルサクラブにいたのではないかと思うし
ざっと見積もって少なくとも延べ10万人と
踊ってきた計算になる。

夜は眠くなっちゃうから
昼間に踊れたらいいのに、とは何度か考えたが
コロナ後、そんな健康的なイベントも増えてきたけれど
やっぱり、昼間に踊ってもなんだか盛り上がらない。

あの暗闇にまみれて
昼間の顔を脱ぎ捨てて
音とリズムだけを頼りに
踊る感じがいいのだ。

午前1時 空は星も見えない
時は止まり このままがいい
不安な明日をダブルで飲み干す
みんな街角のペシミスト

街角のペシミスト



街角のペシミスト
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

『昨晩お会いしましょう』 1981/11/1

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