あの日別れを決めたのもこんな蒼い朝
恋人と別れたとき
ふといつものように連絡をしようとして
あ、もうお別れしたんだった
(だから前みたいに連絡しちゃいけないんだ…)
と気づいたとき、
とても悲しく、寂しくなってしまう。
わたしはたとえ別れたとしても
その人と金輪際関わりたくない、と思うことは少なく
むしろ将来のこととか、日々のおつきあいのこととか
そういう枠組を超えて
今後は友人として仲よくしたいなと感じることの方が多い。
おそらく今でも友人としてつきあいが続く元彼が多いのは
そんな気分のせいだろう。
一度は好きになって
お互いのことをよく知る仲だから
遠慮やプライドみたいなものは抜きに
いろんなことを相談したり
時には愚痴ったり甘えたりができる。
頻繁に連絡しあうわけではないけれど
年に一度かそれくらい
ふと思い出して、ふと連絡して
軽く食事をしながら近況を報告しあったりする。
それ以外は、遠くから彼がしあわせであるように
ほんのり祈っている程度。
そんな関係。
ただそれも
別れを決めてすぐには
そんな穏やかな気持ちにはなれなくて
少しの冷却期間が必要。
その期間を経ることで
適度な距離感ができたりする。
本当はお互いにとっての適度な距離感が
保ち続けられていれば
別れなくて済んだのかもしれないけれどね。
午前4時の電話
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
『NO SIDE』 1984/12/1