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「飲食店」という名の飲食店

ブランディングサポートをしています。

たまに、
「お客様はどういう方たちを想定していますか?」
とか
「ターゲットはどの辺を考えていますか?」と聞くと

「え、興味ある人ならどんな人でも来てほしいです!」
とおっしゃる方がいらっしゃいます。


わかる...
わかるよ。
自らお客様の可能性を狭めたくはないですよね?

でもさ、お客様の立場になって考えてみよう。
「飲食店」という名前の飲食店にあなたは入りますか?

a) -京野菜をふんだんに使った オーガニックレストラン-

b) -ジューシーな肉汁あふれる ハンバーガー・ザ・パワー!-

c) -毎日限定30食 長野の湧き水使用の美蕎麦-

d) -飲食店-

ってあったら、
d) -飲食店-
に入りますか?

ネイルサロン、マッサージ、アロマ、占い...
それって、「飲食店」と同じことだよ。

「あたし、料理は得意なんで
お腹すいてる人なら誰でも来てほしいんですよ。
なんでも言ってもらえれば、食べたいもの作れるんで~」

って言ってるのと同じことだよ。

たとえば、自己紹介するときに
「いくつになってもハイスぺ男子にモテる
シック&セクシーなデザインを提供している
ネイルサロンです」

「通っていただくほどに心もととのう
マッサージ店を経営しています」

「-忙しい毎日に数滴のやさしさを-というコンセプトで
アロマのある生活を提案しています」

「占いで、結果に一喜一憂するのではなく
毎日を運に乗せるコツをお伝えしています」


っていわれたほうが
お客さんとして
イメージ湧きませんか?
興味もちませんか?

オールマイティにぜんぶできるのだとしても
あなた自身の「ウリ」を作っておくことで
お客様にも選ばれやすくなります。

そんなサービスや商品の棚卸しもしながら
なにを看板に掲げますか?
ショーウィンドウに並べますか?
とわくわくしながら
ブランディングをしていきます。

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