「自分で考えて行動する人」は組織では好かれない現実
おだやかな休日の朝。
口数が少なく、いつも論理的に考えて話す少し気難しい11歳の息子だけど、母を察する能力はすごいと思う。
そっと、テーブルに置かれたおにぎり。
口の中で程よくほどけるおにぎりは、自分が握るものより何倍も美味しく感じた。
おにぎりには思い出がある。私は小さい時に父に三角おにぎりの握り方を教わった。
握る手が小さかったのだと思う。だからうまく三角にできなかった。
だけど、父は綺麗な三角になるまで何回も作り直しをさせた。
そして、あまりの怖さに泣きながら作った記憶がある。
あれから、30年以上経ったけどおにぎりを見るたびに思い出す苦い思い出。
あの時、なぜあんなに厳しく三角おにぎりを作らされたのか?
母になって思うことは、小さいながらも自分で一生懸命考えることを伝えたかったのだと思う。
なぜできないのか?どうやったらうまくできるか?と日々考えて行動することが人生において大事だということ。
会社にいると上司に言われたことをやる人がどんどん昇格して、能力があり行動力もあるのに、認められない人って多くないですか?
そして、日本の会社はほぼ「年功序列システム」なので自分で考えて行動することを辞めてしまうのです。理不尽だと思いますが、これが日本の現状なんだと思います。今の時代、若くても優秀な人はいっぱいいるのに。。
でも、父が教えてくれた「一生懸命考えること」はどんなことにも直結しているので私はなんでも全力で挑んでいます。一生懸命考えます。
おかげさまで、あまり上司には好かれていませんがそんなことどうでも良いのです。
大事なのは、自分が満足いくまで行動することなので。