背中の見方、見られ方。
自分がどんな背中を見せているのかなんて、意識したことがなかった。私とあなたで喋る時、私たちは顔を見合わせているから、あなたが私の背中をどう見ていたかなんて、考えたこともなかったの。
ある人がSNSで、私と思われる人のことをつらつらと書いてくださって。(そこに個人名は載っていなかったが、記述内容から私と推測される)そこに表現された"彼から見た私"というのが、自分の在りたい姿だった。
一瞬胸が熱くなったが、それ以上に驚いたことは、彼が見ていたその時の私というのは、素の状態、完全オフモードの私であったのだ。なんと、私は素の状態で在りたい姿になっていたのだ!なんだこれは文句ないやつだぞ。
昔から他人の目を気にしがだったのだけれど、ここに来てようやく、わずかな時間かもしれないけれど、ちゃんと自分の人生を歩いていたことに、少し自信が持てたのでした。
誰も自分の人生に責任を取ってくれない。そして、他人は私の人生にさほど興味もないし、発言した言葉なんてたいがい忘れているもの。
だから、思う。他人の背中を見ている場合でない。あなたと向き合って話をしたい。私の背中になんか何も書いてない。ただ少しだけ、生きた証を見てもらえればそれでいい。
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