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【乙女ゲーム】BROTHERS CONFLICT Precious Baby ネタバレ感想

⚠️注意

・ネタバレあり(原作ネタバレもあり)
・ネガティブ意見あり(原作へのネガティブ意見もあり)
・自分語り多め
・まだ全員攻略できていません。また、攻略したキャラのも回収できていない会話があります。気になったキャラから順番につまみ食いしている状態です。
3人攻略時点の感想を書いたら、思ったよりも文字数が多くなったので、いったん切って投稿しています。(もしかしたら追加の感想記事が出るかも。気分次第。)
・連載当時大好きでとても応援していた作品のため、原作好きによる面倒臭いオタクの面が出ています。

何が書いてあっても特に気にしないよ!という方のみ、以下どうぞ~

★ブラコンをプレイする経緯

感想を語る前にこのゲームをプレイするに至った経緯を語ってもいいですか?(ど~でも良いよ!という方は目次から感想に飛んでください~!!)

私はもともと原作(ノベル)の連載を追っていたオタクで、ブラコンはとっても大好きな作品です。
連載当時、ゲームもすごくすごくやりたいと思っていたのですが、PSPを持っていなかったため、泣く泣く見送っていました。

原作が完結してから、その終わり方にあまり納得ができず、好きという気持ちがだんだんしぼんでしまった➕ゲームのレビューがあまり良くなかった、という理由から、大人になって自由にお金を使えるようになってからもゲームをプレイしたいなという気持ちにあまりなれませんでした。

しかし、最近ブラコンのことを思い出すタイミングがあり、懐かしさに浸りたくなり、キャラソンを聞いたりドラマCDを聞いたりしていたら、見事に再熱し、やっぱり朝日奈兄弟が好きだ‼️ゲームをプレイしてみたい‼️と思いSwitch版を購入しました。

そのため、長い期間ブラコンのことは知っていますが、ゲームは初見プレイとなります。
また、攻略する前からキャラクターたちのことはほんとにほんとに大好きなため、私の好感度はMAXの状態からスタートします。

思い入れがたくさんあるため、めんどくさいオタクの部分をたくさん見せてしまうと思いますが、色々正直に感想を書きました。

以下感想です。⬇️


★ストーリー

・ほぼ原作をなぞったストーリー

原作を長らく読んでいない私からしたら懐かしさを感じたのでとても良かった。
フルボイスカラー付きイラストで見られて嬉しい。

ゲームオリジナルの話を期待して買ったところもあるんだけど、本筋は大体同じでしたね。

現在進行形で原作の話が進んでいる作品をゲーム化するって難しいんだろうなあと思った。
ゲームで濃いエピソードを作ってしまった結果、原作の内容と矛盾する可能性があるとなると、あまり自由に作れないだろうし。

原作に関わっている方がガッツリゲームのシナリオを書いて欲しいとも思ったけど、向こうは向こうで原作のことを考えなきゃいけないから難しいし、
原作が終わってからゲーム出すのも、利益的な面で難しい部分もあるだろうし…って色々考えると、こうならざるを得なかったのかなあと思った。


・家族ストーリーがおもしろい

これはほんとにゲームやって良かった!って思った部分!
たまにゲームオリジナルの家族の日常シーンが挟まれるんだけど、それがめちゃめちゃおもしろい😂😂

やっぱブラコンのギャグってめちゃめちゃ私のツボなんだな・・

昴の髪に気をつけてって忠告する弥(琉生のマネ)とか、椿梓風斗が共演してるアニメをみんなで仲良く(?)観る話とか、おもしろくて大好き☺️🎶
三つ子雪合戦も勝負の流れが3パターンあって面白かったなあ~!!!
結局こいつら仲良しなんだよなあ~!!ニコニコ

書き下ろしスチルもあって満足度高い❣️🎶
フルコンはできないかもだけど、家族ストーリーだけは全部回収したい‼️‼️‼️❤️‍🔥👊🏻


・基本明るくてハッピー

原作で心を刺されて血塗れになったオタクはゲームを治療薬にすべきなのかもしれない。(10年経ったあとの気づき)

原作を通ってないプレイヤーは過程とかキャラの深みとか色々物足りなく思ってしまうかもしれないなあ。


★システム

・スケジュールの組み立て

めんどくさい。
こういうシステムだと知っていたけどやっぱりめんどくさい。
選択肢の幅が大きすぎる。(DVD何観るとか外食何食べるとか)
一日単位で設定しなくちゃいけないのもなかなかしんどいなあ。

これで恋愛エンドまでの攻略が簡単にできたらまだ楽しめると思うんだけど、
要所でしっかりフラグを立たせる家族パラメータや特定の兄弟のパラメータの条件を満たさないと個別にいけない仕組みになっていて、
ただ単に何回も休日デートしているだけでは望むキャラクターとの個別√に簡単に進めないのは、ハードモードすぎた。

攻略サイト必須。


・過去ログの履歴が少ない

イベントが挟まれるとログがすぐリセットされるので、それ以上前に戻ることが出来ない。
「あの時ああすれば良かった~」って思っても簡単に戻れないので、こまめにセーブが必要。


・ストーリーとの矛盾が発生している

梓が入院している時期に、椿とのデート先の映画館で梓と遭遇してた。
さすがに萎えそうになったのでやめてほしい。
これはもうストーリーの矛盾というか、一種のバグでしょ。


・アイキャッチが多い(ローディングが長い)

多いうえに、ちょっと長い。
イベントが挟まるごとに入るんですよね。
ただでさえ作業ゲーで大変だから、待ち時間は極力短くしたいのに。
これがもっとサクサク動く仕様だったら、システムに対するストレスはもうちょっと少なくできた。


★キャラクター感想

🎤椿

1番手は椿を選びました。
選んだ理由はシンプルに彼が1番好き(梓も同じくらい好き)なので。

つっくん、めちゃめちゃ可愛かったです。
まず彼は喋り方がめちゃめちゃ可愛くて。

「かーいー♥」とか「~だよね★」とか。
「ぎゅー!」って言って抱きついてきたり。
♥★♪とか語尾に絵文字がたくさんついてるんですよね~♠
そうだ、椿ってこんな感じだったよな~😭❤️‍🔥
って一気に好きな気持ちが蘇りました。

椿は基本梓とちぃちゃん以外には扱いが雑なんですよ。棗昴侑介は大体いつも椿の被害者だし(可哀想)、祈織と風斗にはうっすら嫌われてて正直面白い。

でも椿の素直さと自由さ、私はめちゃめちゃ可愛く思えるから好きなんですよね~…
一見子供っぽいけど、仕事に対してはめちゃめちゃ真面目だし、夢にひたむきな姿勢が好き。

梓のことも盲目的に好きなわけじゃなくて、「こういう短所もあるよね」ってちゃんと分かった上でその部分も含めてお兄ちゃんとして愛してるんですよ。

梓より椿の方が大人な面も若干あったりしてね。実は梓の方が椿に依存しているんですよ。(尊)
お互い支え合って生きてる双子は、パズルでぴたっとハマる感じがする。🧩
このふたりの関係って素晴らしいですよね。

椿といえば梓だし、梓といえば椿って言えるくらい、この双子の関係って密接なんですよね
だからこそ、このふたりの間にわだかまりができるシーンは見ててめちゃめちゃ辛い。

椿√のストーリーの山場となるところも梓との問題だった。
椿が1人目攻略だったので、原作の話がこんなふうにゲームに絡んでくるんだなあ~って思った。
でもゲームの場合、わだかまりがちぃちゃんの存在が原因ではなくて、声優のお仕事についてのことだったから、こちらの心の負担はまだ軽かったので良かった。


ゲームをやって思ったんですけど、私が椿のことを好きな理由って、

  • 好きな気持ちをおさえられなくなり野性的になってストレートに気持ちをぶつけてしまう不安定さ

  • そんな椿がちぃちゃんが自分からの好意に困っていることに気づいて、自分から手を引くという行動をとった成長過程

にあるのかもしれない。
ゲームってこういう原作のシーン総カットされてるんですよね。個別√は三角関係じゃないので。

だから、椿√、めちゃめちゃ可愛くて楽しかったんだけど、欲を言うならば、
梓のこととか色々な問題を乗り越えて成長を遂げた椿と、大人になった椿の姿に惚れたちぃちゃんが結ばれて欲しかったな~…。


あ~待って
今椿のフラれシーン思い出しちゃってめっちゃ心臓痛くなってきた

ハア~・・・・・・・・・・・・・・。

ちょっともうあのショックは何年経っても忘れられないよね
双子のうちどちらか片割れが結ばれるってことは考えにくかったから、こうなるだろうなと予測して心の準備はしていたんだけどね・・
・・・だから大丈夫、致命傷で済んでます。


双子エンドもこの√で回収したんですが、あまりに展開が急で「ちぃちゃん、それで良いのか・・!?」という気持ちになった。笑
あのエンドまでの過程、梓がちぃちゃんのことを好きになる理由があんまし無かったのが気になったな~…
主演の問題も椿サイドでしかサポートしてないしな~…

ま~でもカッコイイからいっかあ~。☺️☺️


‪✝祈織(さま)

ふたりめは祈織さま。
とりあえず、どういうエンディングを迎えるのかが気になりすぎて。

祈織さま√、良かったです。

祈織さまって、原作のラストはほぼ空気だし、祈織さま自身のことを全然ちゃんと解決できないまま終わっちゃったから、すごく心配だったんですよね。

祈織さまのことをほんとに救おうと思ったら、ちぃちゃんが祈織さまのことを好きになるしかないからなあ。
原作ではそれができなかったからね。

今回ゲームでちゃんと祈織さまを救えてすごく達成感があって、「あ~幸せにできて良かった😭やってよかった😭」って思った。


祈織さまはね~繊細な子ですよね。
すごく常識人で良い子なんです。
他人のことを思いやれる優しい子なんですよ。

祈織さまとのデートで好きなセリフがあって、

「マンガだって立派な本でしょう?」
「そこから得られる知識や感動だってあるだろうし、そういったものは君の大事な財産になるよ。」
「自分のことを飾らずに、好きなものを好きと言える君は、とても素敵だと思うよ。」

⬆️これめちゃめちゃ良くないですか?
偏見が無くて、誰に対しても尊敬の気持ちを持っている人間、私だいすき。


でもそんな子でも、さすがに目の前で自分の好きな人が死んでしまったら、そらまともでは無くなる。

祈織さま不意に目のハイライト無くなるのびっくりする。祈織さまといる時間、割と常に不穏。

特に祈織さま特有だなあと思ったのは、プリザーブドフラワーのことを話してる時。
プリザーブドフラワー自体は別に普通に素敵なもののはずなのに、祈織さまの言葉を通して聞くと、なんだか恐ろしいものに思えるのはなぜだろうか…。
(観賞用にするために綺麗なまま息の根を止める…みたいなところがあるからかな……対人間でもこれが適用されるのか?と若干脅える)


祈織さまは要のことめちゃめちゃ嫌いだけど、
要のやってることは悪いことじゃないし、祈織さまへの愛をちゃんと感じるんだよな。
要みたいな存在がいなかったら、祈織さまは今どうなってるか分からないし。
疎まれるって分かっていながら、祈織さまのために動こうとする要は、ほんとに優しいでしかない。
祈織さまに健気に接触し続ける要を見てると、ほんとに彼は家族を愛してるすごく良い兄だなって思います。
だから悪い人はいない。
ただ小さな問題が色々重なって少しずつすれ違ってしまったんだよな~。悲しい。


私が「おや?」と思ったこと、言ってもいい?
それは、祈織さまのちぃちゃんへの気持ちの部分。
祈織さまが倒れる前、ちぃちゃんに「好きだよ」って告るんだけど、ゲームのここではほんとに”ちぃちゃん”に向けて言っていたんだね。

原作では、そういう感じではなかったと思うんだよね。
実はちぃちゃんを冬花さんの存在と重ねていて、ちぃちゃんへの気持ちを勘違いしてる、って話だったと思うんだけど、
ゲームでは、ちぃちゃんのことを好きになってしまったから、祈織は自分が悪人になったような気がして混乱していたから、倒れてしまったみたいで。

ここの前提条件が違うから、原作とは違って、要もちぃちゃんとのことを応援できるようになったのかなあと思った。


にしても命懸けの宗教戦争はヒヤッとしたなあ。
原作のページが真っ黒で‼️ってなった思い出が蘇った。


こんなこと考えるなって感じだけど、
これがもし祈織さまがガチでちぃちゃんのことを好きになってる状態で、ちぃちゃんが別の人を好きになる世界線だったら相当地獄じゃない?

確実に死人が出ている・・・。


あと、ちぃちゃんが祈織さまとのことを悩んでる時に、梓が話聞いてくれるシーン、すごい良かったですね!あのムーブは紛れもなく家族だ!


👓梓

梓、攻略してほんとに大好きになった😭😭💓
もともと双子は大大大大好きなんだけど、梓を攻略してみて、椿よりちょっと上になったかも?と思えるくらいには好きになった・・❣️❣️❣️
(原作では椿>梓、ゲームでは椿<梓、かな?でもほぼ同率!)


まずは、何よりもこれ。

梓の「うん?」が大好きすぎる委員会を設立させてください🙇🏻‍♀️

彼の喋り方って優しすぎる。
一音一音はっきり発声してくれる喋り方が好きだし、言葉使いが丁寧なところもだいすき。

優しくて常識人かと思いきや、実はネチネチタイプで時にめっちゃ辛辣なこと言うし、
棗に対して存分に鬼畜眼鏡発揮してくれるとこも面白くてだいすき😄

真顔で、「棗?あいつは…奴隷かな。」とか言っちゃうのほんと面白すぎるって
梓の辛は辛辣の辛なんだ・・・😄

Sっ気あるところが好みすぎた
それが恋愛方面にもめちゃめちゃ良く作用していて…。
後日談の「しつこい」発言はたまらん萌えた


あと、梓の照れ顔がマジでだいすき
見ててこっちが照れる。
ちぃちゃんのミニスカ姿とかうさ耳姿みて密かに萌えてるとこ、あまりに最高すぎるから。
これ、密かに、ってとこが重要ポイント。
爽やかな顔しときながら中身はめっちゃスケベなんだよ梓って   君って奴はほんと最高だな


と、ここまでは褒めちぎったんですが、
梓√はめちゃめちゃ物申したいことがあって・・

原作の好きなシーンがなかった・・‼️😭😭😭

原作のデコちゅーシーンが私めっっっっちゃめちゃ好きなんだけど(そこで梓に惚れた)、それが無かった😭😭ツライ

あと、椿との病院での和解シーン、原作とちょっと違うよね?
梓の「兄さん」からでしか補給できない栄養分があるのに😭😭それなかった😭😭😭

あのシーン、あまりにも椿すぎて、個別√でやるとちぃちゃんが空気になるからだろうか…。

いやでも椿って梓だし、梓って椿なんだから(?)、ゲームの個別√でもお互いもっとガンガン絡んできて良かったけどなあ・・。


⬆️と関連した話だけど、梓とちぃちゃんが付き合うことに関して椿がどう思ってるのかって描写が一切無いのが、なんだかなあと思った。
でも、椿と梓を恋敵みたいな雰囲気にすると、原作のあのドロドロな感じがゲームにも持ち込まれちゃうからなあ

それはそれで…ってなるんですよね

原作が辛すぎる分、ゲームでは明るく幸せになってほしいとも思うし…(シリアスであっても嬉しいけど…)
原作のギスギスシーン、ゲームでは総カットされてるもんねえ~

私は原作で理性的になれなくて暴走しちゃったり、フラれてから一皮剥ける彼らも見てるから、そういう部分も含めてキャラのことを好きだなあって思えるけど、
原作を読んでない勢からしたら物足りないって思われてるんだろうな~・・・。


原作の梓を思い出してたんだけど、
私が梓を好きになった理由って、やっぱり椿と同じく、余裕のなさにあるかも

梓って、めっちゃ頭回るタイプだし、自分が損になることはしない人ですよね。
基本進んでリスキーなことはしないし、保守的な立ち回りをするじゃないですか。
両想いだと確信できないと自分からは絶対告白しなさそうなタイプ。

そんな梓が、どうしてもちぃちゃんが欲しくて、余裕なくガンガン攻めてしまう(椿の敵になるムーブをしてる)ところが、私に超刺さってるんだと思う。
あんなに椿のこと好きなのにね。

「世界一ダメな男にして」のフレーズが似合う双子、最高。

私ふだんメガネキャラってあんまり好きにならないんだけど、梓は特別枠だね。
メガネキャラナンバーワン‼️‪🫶


さっきから私原作の話しすぎ。
ゲームの話からめちゃめちゃズレてますね。
申し訳ない。


とりあえず3人攻略した時点で感想を書き始めたら、文字数が思った以上にたくさんになってしまったので、いったんこれで切ります!
(追加で攻略したら別の記事に分けて投稿すると思う)


★(3人攻略時点での)まとめ

ブラコンの完結から年月が経ってゲームをプレイしてみて色々わかったことがある。

まず私はブラコンがめちゃめちゃ好きだということ。
ゲームプレイする前は、あの時の私だったからハマった作品なのかなあという気持ちも少なからずあったんだけど、そんなことないかもしれない。

もちろんすごい思い出補正はあるんだけど、
攻略対象たちのワチャワチャ感、人間関係のドロドロさ、家族愛・兄弟愛・恋愛…色々な愛のあたたかさを感じれる作品、全部私が今でも好きな要素だ。

だから、今の私が初めてブラコンに触れたとしても結構ハマったんじゃないかな?って思った。
(というより、もしかしてブラコンの影響で私の癖が作り上げられた説、ありますか?)


原作のあまりのシリアスさに心がボッキボキに折れて、思い出すだけで苦しくなる…って時もあったけど、ゲームで幸せなエンドを見れたことによって、私の心はいくらか救われた。

原作のあの展開って乙女ゲームで言うともうBADENDみたいなものだものね。(実際はこれが正史なんですが)

でも原作はアレで終わってるんだから、正史を無視してわざわざパラレルを見るワケもないんじゃないかって思ってたけど、ちょっと自分を縛り付けすぎてたかもなあ。

パラレルワールドになってもフラれ兄弟を救いに行けて良かった。
すごく幸せな気持ちになれたから。
次原作を読み返す時は、もうちょっと冷静に読める気がする。
ゲームをやって良かったな〜!!!

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