春の香りに包まれて/The Songbards
私が生まれ育った街、本当は車が無いと生活できないような場所なんだけど
程よく田舎で、程よく便利な街って私は思ってる。
実家は駅まで徒歩10分ちょい、名古屋駅までは電車で1本、20分ちょっと。
ホントに程々なところで生まれて、今も暮らしてて
でもここが好きなんだよなあって、ぼんやりと電車を降りて
自宅まで歩きながらよく考えます。
季節の香りって本当にあって、それを目一杯感じれる自宅の庭とか
(無駄に広い。田舎だからかな)
駅までの道とか、車も通れないような道とか
そこかしこに感じれるのは 木々の色付きとか、花の眩しさとか
零れる様な空気の色が見えるからなんだよなって思うんだけど
木蓮や山茶花、椿が美しい今の時期
(自宅に桜がある家は少ない。毛虫がつくからかな)
ぼんやりと色付く世界を見つめてると、風の色が見えてきて
あー春なんだなーって感じる。
香りが、春って思うし
それは夏が終わる時も、冬が近づくときにも香りでわかる。
この感覚を忘れたくないなって、黙々と歩く日々に思う。
The Songbardsの春の香りに包まれてのイントロって
風を感じるよなって、カーテンに揺られるような柔らかい風のほう。
この曲を聴くと無条件で歩くペースがゆっくりになって
なんだか心がそわそわする。光を探すみたいに。
だぶんきっと、もっと言葉和尽くして話したいけれど
どうにも上手くいかないから、歌があって音楽があって小説や短歌がって
代言してくれたような唄に出会うと、涙があふれる。
だって言葉にならないから。
そんな出会いとか、これからももっとあったらいいなって思うし
その音を奏でる人たちのステージを形に出来ることは本当に幸せな事だと 常々思います。
(YONFESのナードマグネットの事も文字に起こしておきたいな、あんな奇跡みたいな眩しい30分忘れたくないよなあ)
どの季節も好きだけど(日本って四季がとても美しいし)
春は、何かを始める人が自分だけじゃないと思えるところとか
とても好きです。
いつも皆がんばってるけどさ。再確認できるよね。
0413 The Songbards初の名古屋ワンマン撮影させていただきます。
前回の企画の時も感じた、あの閉鎖的なライブハウスが
目を閉じたら柔らかな光に包まれるみたいな
地平線が見える様な、小高い丘にいる感覚
木々の揺らす葉の音も感じられる。
そんな空間だった事を思い出しながら
13日の、あたたかな春を待つ気持ちです。
楽しみだな、そんな日をきちんとこれからも形にしていけるように
なるべくまっすぐ、たまに寄り道しながら歩いていきます。
行き場のない気持ちは、もう少し波が引いたら言葉に起こします。
それでは、また。
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