私が思う岡崎体育さんの魅力について
はじめに
本日はこの場で岡崎体育さんのお話を書きます。岡崎体育さんは、日本の男性シンガーソングライターです。今回のテーマは、「私が思う岡崎体育さんの魅力について」です。極めて私的な記録になりますので、その点ご了承ください。
この文章の書き手について
ここで岡崎体育さんのことを記すにあたり、少し書き手の情報をお伝えすると、私は岡崎体育さんのファンクラブに加入して、今月で6年経つようです。6年。岡崎体育さんがデビューされたのが2016年5月のようなので、8年強のメジャーでの活動期間のうち6年間ご一緒させていただいています。ありがたいことですね。
岡崎体育さんといえば
岡崎体育さんといえば、一般に認知されていることといえば、ポケモンの主題歌を担当されていたり、おはスタや大河ドラマ等に出演されたりがありますが、このインターネットブログをお読みになっている皆様が最も聞き覚えがあるかと思われるのは『MUSIC VIDEO』という楽曲でしょうか。楽曲単体でご存知というよりも、タイトルにもある通り本曲はミュージックビデオをテーマとしており、ミュージックビデオあるあるを詰めたミュージックビデオとして、皆様もちらとだけでもご覧になったことがあるかもしれません。
これまでの情報をまとめると、岡崎体育さんとは、子供向け楽曲やコミックソングでウケている人であり、この文章を書いている人はなんだか面白い人が好きなのかな、とお考えになるかもしれません。まあ大体そうでもあるのですが、岡崎体育さんの魅力はそれだけではないのです。
岡崎体育さんは、詩人なのです。そして、感情豊かにそれを歌われるのです。何の知識もない、事あらば何千倍も誇張して物を伝えるオタクの一員として言わせていただくと、岡崎体育さんは、現代の吟遊詩人なのです。
岡崎体育さんの魅力とは - ①歌詞編
吟遊詩人だと言うからには、この書き手は岡崎体育さんの歌詞と歌声にとても惹かれているということなのですが、まずは私が大好きな岡崎体育さんの歌詞についてお話しますね。
私のとびきりお気に入りの歌詞は、『私生活』という楽曲の歌詞です。この曲の歌詞の内容を概要でお伝えすると、「14歳の子が母親の運転する車に乗って大型スーパーに行き、クラスメイトのあのコと出くわす」という曲です。私がこの歌詞で大好きな点は、その表現力なのです。
母親に連れられてスーパーマーケットに行くという、起きていること自体はとてもシンプルなのですが、そのディテールの積み方が上手い。よくある日常のことなんだということを「いつもどおり」なんて直接的な言葉で表さず、ああそういうことってあるよなと、ストンと腑に落ちるような情景描写をする。
クラスメイトの「あのコ」と出会う時の描写は、視線と思考の動きも非常にリアル。ほんの一瞬の間のことなのに、考えながら行動できてしまう自分。でもそんな時にも心は動く。実際にあったかもしれない「あの時」の描写が、心地良いドラムの音とともに奏でられる旋律に乗って歌われる。私には無かったはずのその時を反芻したくなり、私は、この曲を何度も何度も聴き返してしまうのです。
岡崎体育さんの魅力とは - ②歌声編
続いて、岡崎体育さんの歌声についてです。私は歌に関しての知識は全くと言って無いですし、岡崎体育さんの歌自体も、それ単独で万人に響きますと胸を張って言えるかと言うと、いくら出任せが十八番なオタクであっても、「や……ちょっと言い過ぎかな?私にとってはいいんだけどね……」と思わず及び腰になってしまいます。
ただ、岡崎体育さんの歌で胸を張って言えることは、歌を歌うときの、感情の乗せ方がとても上手いのです。
世の中にはテクニックの上手い歌手は山程います。岡崎体育さんの歌にはそういったテクニックは無いかもしれません。ですが、歌詞の解釈をした上で、聴き手の人に「その曲」を届けるために一番響くような歌い方をされるのです。コミカルな曲では親しみやすく楽しい歌い方、バチバチに格好良い曲ではイキリまくりつつも、なんだかそれすらも格好良く思える歌声。そしてエモーショナルな曲では、岡崎体育さんが本当に伝えたかった大事なことを心を開いて教えてくれてるような、そんな切実な歌い方をされるのです。私はその岡崎体育さんの歌声に、いつも心が動かされて、ライブに足繁く通ってしまいます。
まとめ
これまで岡崎体育さんの歌詞と歌声について好き勝手語りましたが、私がその魅力の極致だと考えている岡崎体育さんの歌について、最後にリンクを貼りますね。
この曲のことは、私は本当に大事に思っていて、あれこれ皆まで言えないのです。もしここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、あともう少しだけお時間をいただいて、岡崎体育さんのこの歌声を聴いて、歌詞を読んでいただけたらと思います。皆様にも岡崎体育さんの魅力が少しでも伝わったらうれしいなと思いつつ、こちらで文章を締めます。お読みいただき、ありがとうございました。
余談
ちなみにこの文章は、はにーまさんのdiscordサーバーの2024年アドベントカレンダーの企画( https://adventar.org/calendars/10233 )に乗じて書きました。こうした機会をいただきありがとうございます。こういった企画がなければ文章を書けませんでした。サーバーの皆様、これからも遊んだり遊ばなかったりさせてくださいね。よろしくお願いいたします。
なお、冒頭の写真は、2024年12月上旬に岡崎体育さんのライブツアーを追って、飛行機で遠征した札幌にて撮影した北海道庁赤れんが庁舎です。帰りの飛行機は降雪で遅延しました。以上です。