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29.家賃700円の寮生活の日常

大学生から社会人で家賃が100倍になった洋平です。

カラクリはタイトルの通り大学の学生寮の寮費が月々700円だったからです。
就職して神奈川に引っ越してきて7万円弱の賃貸のアパートに住んだら家賃100倍!と笑い話にしていました。

そもそも家賃700円ってどんな生活だよ?!と思われる方もいると思うので寮生活の日常を紹介していきます。

8畳一間の二人部屋

一人暮らしで8畳はよくありますが、寮は基本二人部屋でした。

しかも押し入れスペースを抜くと6畳分しかない上に、共用の机やテレビのスペースを考慮すると勉強机と布団を敷くだけで部屋はいっぱいいっぱいです!!

夜になるとただでさえ狭い部屋に男が5~6人集まり、鍋をつついたり、ニンテンドー64の大乱闘スマッシュブラザーズをやって、朝まで大盛り上がりすることもありました。
落ち込んでいる人がいたら話を聞いて、彼女ができた人がいたらからかってなど、毎日が修学旅行みたいで、とにかく楽しいです。

毎日お風呂に入れない

僕が入寮してから半年間は湯沸かし器の管理人さんが来る週に4日間しかお風呂(通称、寮風呂)は使えませんでした。

男だらけとはいえ華の大学生ですので、寮風呂が使えない日は市内の銭湯にみんなで行っていました。

毎日寮のお風呂に入れるのもいいですが、車で相乗りして銭湯まで行くのも特別感があってとても楽しいです。
よく通っていたのは「極楽湯」というスーパー銭湯でした。
https://www.gokurakuyu.ne.jp/tempo/nonoichi/

寮風呂が改装工事があってからは毎日お風呂が入れるようになりとても便利でしたが、銭湯に行く機会は少なくなったのは少し寂しい気持ちになりました。

7時から朝サッカー

平日の朝に居住区(ブロック)対抗戦の朝サッカーをやっていました。
朝7時に起こし合い、隣の小学校のグラウンドを借りてキックオフ!
サッカー経験者もいればこの時しか運動しないという人もいます。

レベルはそこまで高くはないですが、全員が本気でした。
そしてとにかく朝から笑いまくれるので僕は朝サッカーが大好きでした。

平日なのでもちろんみんな学校に行きます。
朝早く起きて、寮風呂で汗を流すのが至高の時間でした!

先輩とのご飯は全奢り

ザ・体育会系の文化の一つが、一回生は先輩とご飯に行くことがあったら、一切お金を出さずに奢ってもらえるというものです。

土日のお昼になると先輩に誘われて毎週ご飯に行っていたので、一回生のときはランチ代にお金を使うことはほとんどありませんでした。

その代わり一回生には任務がありました。

①先輩のグラスの空き状況は誰よりもチェックし、お冷を注ぐ
②場を盛り上げる(話を振る、リアクションをする)
③会計前に店前に出て、「ごちそうさまです!!!」と大きな声で挨拶をする

だからこそ先輩たちは今でも尊敬している方々が多いですし、特にお返しするものではなく、全員が先輩に奢ってもらったことがあるので、次の世代にどんどん継承していくことを大事にしている文化です。


寮生活は嫌だと思うことも多々ありましたが、今思えば今の自分を造っている良い思い出ばかりです。
寮内のイベントのほとんどが人間関係をうまく構築するために考えられていて、今でも参考になっていることはたくさんあります。

なにより一緒に生活している先輩や同回生、後輩がいたから楽しい寮生活が送れました。

今いる人たちとも10年後に思い返して、いい思い出になる関係性を作りたいですね。

ではまた。

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