狡猾ループ軸蟲惑魔;これまでとこれから
本稿では、私がマスターデュエルにて一貫して狡猾ループ軸蟲惑魔を使用してきた中で、様々な構築の変遷があったため、それぞれの構築の比較を行いながら現在の構築にたどり着いた理由について述べる。あわせて、現在考案中の新型狡猾ループ軸について、その大枠を示す。
ドラグマ採用型と不採用型の比較
ドラグマ採用型の特徴
エクレシアや天底といった初動が充実し、初動のパフォーマンスが安定している
パニッシュメントや神祇官といった墓地罠処理手段へのアクセスルートが豊富であり、アドバンテージ獲得能力も高いことから中盤以降のパフォーマンスも安定している
フルルドリスが手札誘発として強力であり、魔法罠を全て除去された後でも妨害に寄与するほか、狡猾ループ軸に不足しがちな対象耐性/効果破壊耐性への解答としても打点要員としても優秀
パニッシュメントの効果で墓地に落とすカードにより、様々な状況に対応できる
エクレシアやフルルドリス等、セラの隣にモンスターを添えやすいため、自分のモンスター2体を対象として狡猾を発動しやすく、また、本デッキと非常に相性の良い《仁王立ち》も使いやすくなる
パニッシュメントは相手のモンスターが存在しない状況では発動できず、セラ効果を利用しての展開のために能動的に使用しづらいことに加え、EXから特殊召喚できない制約がかなり重い
構築において自由枠が少ない
ドラグマ不採用型の特徴
EXデッキ含め、構築面で自由枠が多い(3月度は、相手の後攻初手魔法罠除去にチェーンして撃てる《次元障壁》を3枚採用した)
良くも悪くもギミック内の繋がりやサーチが薄く、《強欲で貪欲な壺》を採用しやすい
パニッシュメントの制約に悩むことがなく、プレイングミスやゲームプランニングミスをしづらい
蟲惑魔以外の勝ち筋が少なく、苦手な相手はとことん苦手である
現在の結論
リリースされて数か月経ちプレイヤー側に余裕が出てきたからか、マスターデュエル環境に存在するデッキは多様化してきている。そのような中、安定して勝率を残すためには幅広いデッキへ対応できるような柔軟性(ここでいう柔軟性とは構築の自由度の高さという意味ではなく、同じ手札から選択できるプレイングの幅広さという意味である)が重要であると考えられる。そのため、私はドラグマ採用型を結論としたい。
マスターデュエルをプレイする中で感じた様々な課題をうけて、別で記事にしている1・2月に使用したドラグマ採用型構築(※)とは形を変え、現在の構築に落ち着いた。
(※)については前回記事(https://note.com/xtraptrix/n/nf1136c059e94)を参照されたい。
ここではそこからの変更点についてまとめる。
通常罠の採用枚数について
妨害に寄与する通常罠、および妨害に寄与する通常罠にアクセス可能なカード(落とし穴をサーチできるトリオン、パニッシュをサーチできるエクレシア、そのエクレシアをサーチできる天底)の合計枚数を15枚以上にすることで、金謙3枚採用時、先攻初手で妨害に寄与する通常罠にアクセスできない確率が5%未満になる。(14枚時は94.7%、15枚時は95.9%)
元々の構築においては単体では妨害に寄与しないブリガンを3枚採用していたが、そこを置き換える方向で罠の採用を考えた。
さて、上図に示した現在の構築において、”妨害系通常罠にかかわるカード群”の合計枚数は14枚である。ただし、ランカ+死者蘇生初動からセラをリンク召喚後にランカを蘇生し、ランカ効果を発動する形でも穴が用意できること、魔封じや勅命といった通常罠以外の妨害も充実していることから、確率面ではほんの少しだけ妥協をしている。端的に言えば、数学的美しさよりカクリヨの見た目の美しさを重視した。
ブリガン不採用
現状、次に示すデメリットにリターン(リダン成立や妨害増強等)が釣り合わないと考え、採用を見送った。
ブリガンは単体で妨害に寄与しない
一度墓地にいくと墓地から処理しづらい
壊獣や各種モンスター除去によって墓地に溜まる
両方揃って最大展開してもニビルを食らう恐れがある(盤面崩壊&墓地に罠溜まる)←フレシアから墓穴を撃てばニビルは止められるが、やはり墓地に罠が溜まる。
増Gが重くなる(ブリガン不採用型なら、1ターン中の特殊召喚回数はだいたい2回以内で済む)
蟲惑魔8枚+金謙3枚採用時、ブリガンを引いたパターンの内、約25%は蟲惑魔と揃わないパターンであるため、妨害に寄与しない点と相まって腐りがち
シラユキ+おろ埋不採用
単純な枠の問題により不採用とした。ブリガン不採用に伴い、素引きのシラユキを通常召喚しブリガンとあわせてリダンをX召喚することが不可能となり、手札のシラユキの処理手段が減ったことも一因。
代わりの墓地罠処理要員としてドラグマギミック内からアクセス可能な神祇官を採用し、パフォーマンスの安定を図った。
ジーナからランカへ変更
初手で妨害に繋がらない点や、そもそも召喚権を要求する蟲惑魔のサーチに召喚権を使うことへの抵抗から、当初はランカに対する個人的な評価は低かった。しかし、蟲惑魔の採用数が少ない本デッキにおいて、後続を確保できるランカの有用性は想像以上に高かった。また、ランカは召喚時にサーチ効果を発動できるため、マスターデュエルにおいて、カード発動確認に伴うラグを利用して"手札誘発チェック"として使える点でも強みが感じられた。細かい強みとしては、ランカは誘発即時効果(効果③)を有するため、死者蘇生と合わせて引いていた場合、セラリンク召喚後に蘇生したランカの効果を使用すればセラ効果で穴をセットできる点もある。
別の課題として、モンスターの採用数が少ない、かつ展開力が低いためブラッドローズワンショットギミック(前回記事参照)が若干機能させづらいというものがあったが、ランカならその課題を多少改善できる。「ランカ+狡猾」が初手にある場合、次の流れでワンショットキルまで到達できる。
ランカ召喚、効果でティオサーチ
セラをリンク召喚
狡猾をセット
(相手ターン)狡猾発動
セラ効果でティオ特殊召喚
ティオ効果で墓地の狡猾をセット
セラ効果でデッキの墓穴ホールをセット
(自分ターン)1でサーチしたティオ召喚、効果でランカ蘇生
ティオ+ランカでクロスローズをリンク召喚
クロスローズ効果発動、自身とティオをリリースしてブラッドローズ特殊召喚(効果破棄)
セラ(800)とブラッドローズ(3200)で攻撃
セラとブラッドローズを対象に狡猾発動
セラの効果発動(チェーン1)、ブラッドローズ破壊時、墓地のクロスローズ効果発動(チェーン2)
(逆順処理)ブラッドローズ特殊召喚、ティオ特殊召喚
ティオ効果で墓地の狡猾セット
ティオ(1700)とブラッドローズ(3200)で攻撃
総攻撃力が8900となりリーサル
トリオン3枚とティオ3枚、ランカ1枚までは採用確定という考えに至った。そして8枚目の蟲惑魔の枠を「アトラ」と「ランカ2枚目」で争うわけだが、私は前者に軍配が上がると考える。理由は、こちらの増G適用後、相手がドローを許容して展開してきた場合、アトラなら捲りに貢献できるからである。仮にアトラを採用しない場合、増Gで大量ドローしても手数が増えづらい本デッキでは盤面を捲ることが難しくなる。また、セラによるリクルート先にはバリエーションがあった方が様々な状況に対応しやすいことも理由として挙げられる。
魔封じを2枚に増量
前回記事において、「デッキに3枚採用されたカードは後攻時に2枚以上引く確率が5%を超えるので、同じような役割の勅命+魔封じは2枚以内に抑えた」などと一丁前な魔封じ1枚採用の根拠を述べたにもかかわらず、なぜ今回魔封じの増量に至ったのか。それは、「手札の少ない先攻時に魔封じ+勅命の内から2枚以上引く確率を5%以内に抑えればよい」という考えに改めさせられたからだ。魔封じはその遅延性能と魔法罠除去対策性能の高さ、トリオン特殊召喚時効果との相性の良さから非常に使用感が良好で、多少のダブりは許容してでも引きたいと思わされるカードであった。
(新規採用)獣王アルファ
パンクラと同じく、後攻初手における蟲惑魔の着地狩り対策として相手の妨害を踏む要員。このカードの魅力は、対象を取らない手札バウンス効果を持つ召喚権を使わないモンスターである点だ。これにより、本デッキでは突破が困難な《超雷龍ーサンダー・ドラゴン》や《エルシャドール・ミドラーシュ》、《王神鳥シムルグ》等の突破が容易になる。また、攻撃力は3000と高く、メインデッキの蟲惑魔では倒せない攻守1800を超えるモンスターに対して無駄に狡猾を消費することも減る。起動効果使用後に自身を手札に戻しても、特殊召喚効果にはターン1が無いため条件を満たしていればもう一度特殊召喚でき、かつ戦闘に参加出来るという珍しいテキストを持つ。
戦闘後は各種リンク素材として使用可能。
(新規採用)教導の大神祇官
ドラグマモンスターでありエクレシアや灰燼竜からのアクセスが可能。
EXデッキからお互いに2枚のカードを墓地に送る効果を持ち、《エルシャドール・アプカローネ》や《PSYフレームロード・Ω》といった墓地罠処理兼墓地メタ要員の墓地効果を発動させることができる。罠に依存しない墓地罠処理手段が有用なのは言うまでもない。特に、上の2体を墓地へ送った場合、Ωの効果で自身とアプカをEXに戻せるため、毎ターン「相手の墓地3枚除外&EXデッキ2枚破壊」が可能であり、相手のリソースを大幅に削ることができる。そのため、中盤以降や狡猾DL突入後のリソース勝負という狡猾ループ軸が苦手とする部分を補うことができる。相手のEX破壊が裏目に出て墓地効果を使われた場合でも、墓穴ホールで無効化できる点も心強い。
序盤は特殊召喚条件が整わず、事故要因である点は懸念材料。
(新規採用)カクリヨノチザクラ
互いの墓地の魔法罠を除外でき、墓地利用対策と狡猾DL解消を兼ねる。
ドラグマ混成型最大の課題として、「パニッシュメントを使用した次のターンに自分がEXデッキから特殊召喚できず、セラの展開が不可能」というものがあるが、カクリヨはその制約に触れずにセラを蘇生させることができる。
蘇生効果には自分か相手の墓地に蘇生対象と異なる種類のモンスター(融合・S・X・リンク)を要求する点、この効果で蘇生したセラは罠耐性がない点、先攻初手では腐る点が懸念材料。メインデッキ40枚の中で最も採用優先順位が低いと考えているのはこのカードであり、環境を見て変えていく枠と位置付けている。
(新規採用)仁王立ち
ほぼ墓地に溜まらないフリーチェーンの通常罠。
①効果は守備倍増効果で、蟲惑魔の守備力が2000を超えるため簡単には戦闘破壊されなくなるほか、エクレシアが守備力3000かつEXから出たモンスターとの戦闘で破壊されないという要塞になる。なお、①効果は相手のモンスターを対象に発動することもできる。ただし、守備力を持たないセラに対して①は発動できないため、セラ単騎の場合においてセラのリクルート効果発動のトリガーにはならない。
②の墓地効果は攻撃誘導で、この手の効果にしては珍しく墓地に送られたターンにも発動可能。この効果の強力な点は「②効果適用後、対象のモンスターがフィールドを離れた場合、相手は直接攻撃を含め一切の攻撃が行えなくなる」という点である。これはつまりセラの横に添えたモンスター(セラ効果でリクルートした蟲惑魔や自身の効果で特殊召喚したエクレシア等)に②効果を適用すれば、セラは戦闘破壊されることがなくなるうえ、直接攻撃でライフを失う恐れもなくなる。②効果の性質上、相手のモンスター除去にチェーンして除去対象のモンスターに②効果を適用すれば、相手はそのターン一切の攻撃が不可能になる。《クロノダイバー・リダン》との相性も良好。
(新規採用)迷い風
墓地に溜まりづらいフリーチェーンの通常罠。《ブレイクスルー・スキル》と類似点が多く、採用は好みが分かれるところ。特に、「迷い風は自分のモンスターにも撃てる」という点が優秀であり、「セラ+ブレスル」盤面時、後攻初手に魔法罠除去を受けると何もできないのに対し、「セラ+迷い風」盤面時は迷い風をセラに対して発動することでセラのリクルート効果を誘発し、盤面をリカバリーできる。次に両者を比較した際の利点と欠点を整理した。
採用の当落線上にあるカード
神風のバリア ーエア・フォースー
対象を取らない手札バウンスを相手の攻撃表示モンスター全体に対して放てるという圧倒的除去力を誇る通常罠。通りさえすれば盤面を覆すほどのリターンが得られ、戦闘面が不安なセラを戦闘から守りつつその効果を誘発でき、ひいては戦況を覆すことができるほどのリターンがある。
威嚇する咆哮
発動のための前提条件がなく、かつフリーチェーンであることから、魔法罠除去に強い。本デッキはセラの存在から「通常罠を発動すること」自体に価値があり、相手からの魔法罠除去にチェーンして発動できることの優位性は大きい。特に、このカードは遅延性能に優れ、セラを戦闘から守ったり事故を解消できるように粘ったりできる。
類似カードである《和睦の使者》は相手に戦闘自体は許すため、アーゼウスを出されて捲られる恐れがある点で威嚇に劣る。一方、和睦は威嚇と異なり自分のターンに使うことが可能で、セラ効果を誘発したり、こちらがアーゼウスを狙ったりできる点で優位性がある。
次元障壁
威嚇と同じく、前提条件の無いフリーチェーンの通常罠。それでいて発動後の拘束力が高い。
対サンドラやシャドール、召喚獣等、発動するだけで実質ターンスキップとなるような対面が多く使いやすい。先に伏せておいて強いカードではあるが、後出しからでもモンスター効果を封じることができ、ミドラーシュや融合サンドラなどの破壊耐性持ちを安全に処理するためにも使用できる。
1. セラ効果を誘発する要員として最適
2. ライスト等の魔法罠除去による被害を受けづらい
3. 蟲惑魔を引けない状況下で、蟲惑魔を引けるようにゲームを遅延できる
役割の似ている《アーティファクトの神智》と比較して、うららによって無効化されて拘束力を失うリスクがない点、消費するデッキ枠が少ない点、後攻からでも役割がある点で勝る。
私宛の質問箱にも届いたところではあるが、当てずっぽうで召喚法を宣言する際は「X召喚」をおすすめしたい。
人攻智能ME-PSY-YA
P効果はお互いのモンスター以外のカードが墓地へ送られることなく除外されるというもの。リダンの素材やリンク召喚の素材となったブリガンも墓地に溜まらなくなる。これにより、狡猾DLを防ぎつつ相手の魔法罠の墓地利用を防ぐ。元々セラになれる点から本デッキと相性の良い《フォーマッド・スキッパー》の効果でサーチすることができるという点が肝要で、《パラレルエクシード》と合わせてサーチ範囲を広げることができる。(ここまで前回記事より引用)
しかし、単体では妨害に寄与しない場面もあることから複数採用はリスキー。サーチが利くカードであるため最大限アクセシビリティを高める形として、スキッパー3枚、メサイヤ1枚、ワンフォーワン1枚、金満で謙虚な壺3枚を採用したとして、先攻でメサイヤにアクセスできる確率は62.5%程度であり、メサイヤを引ける想定で構築ごと大きく変えるにはやや心許ない。また、ティオによる穴拾いが機能しなくなるため、こちらの妨害数が減ることも多く発生する点がネック。
「狡猾を使い切った後のプランをどうするか」「墓地効果持ちの通常罠の価値が下がる問題はどうするか」といった課題が多くあり、これらを解決するためには大幅な構築の変更が求められ……るのだがやはり62.5%の壁が立ちはだかる。
また、魔封じや勅命とバッティングする点にも課題があり、構築およびプレイングがいずれも大変難しく、私は考えるのをやめた。
コラム:金謙のコスト
セラ2枚とアロメルス、アーゼウス以外の重要度は比較的低いと考えられ、ゲームプランによって次のようなコストの使い分けが考えられる。
基本:セラ、クロスローズ、十二獣3枚、ブラッドローズ
ブラッドローズワンショットを狙いたい時:セラ、クラリア、十二獣3枚、灰燼竜
アーゼウスを狙いたい時:セラ、クラリア、クロスローズ、ブラッドローズ、灰燼竜、Ω
コラム:ブラッドローズワンショットを上手く使いたい!
ブラッドローズワンショットとは、
ブラッドローズ攻撃
狡猾でブラッドローズ破壊
墓地のクロスローズ効果でブラッドローズ蘇生
ブラッドローズ再攻撃
という流れで6400ダメージを与え、そこにティオやトリオンを添えてライフを削り切るコンボのことである。
実はこのコンボ、「ランカ+狡猾」の2枚から達成可能なことはすでに述べた通りだが、「トリオン+任意のモンスター」の2枚からでも狙うことができる。(※「任意のモンスター」はリリースなしで通常召喚、または手札から特殊召喚できる必要がある)
トリオン召喚、効果で狡猾①サーチ
セラをリンク召喚
狡猾①をセット
(相手ターン)狡猾①発動
セラ効果でティオ特殊召喚
ティオ効果で墓地の狡猾①をセット
セラ効果でデッキの狡猾②をセット
(自分ターン)狡猾①発動
セラ効果でトリオン特殊召喚
トリオン+ティオでアロメルスをX召喚
アロメルス効果で墓地のティオを特殊召喚
ティオ特殊召喚時効果で墓地の狡猾①をセット(墓地罠0枚)
「任意のモンスター」を召喚
「任意のモンスター」、アロメルス、セラの中から2枚を素材にクロスローズをリンク召喚
手順14でセラをリンク素材にした場合、アロメルスを素材にセラをリンク召喚
クロスローズ効果発動、自身とセラをリリースしてブラッドローズ特殊召喚(効果破棄)
ティオ(1700)とブラッドローズ(3200)で攻撃
ティオとブラッドローズを対象に狡猾②発動
ブラッドローズ破壊時、墓地のクロスローズ効果で墓地のブラッドローズ特殊召喚
ブラッドローズ(3200)で再度攻撃
総攻撃力が8100となりリーサル
ここで肝要なことは、手順7で墓穴ホールではなく狡猾をセットすることと、手順13で召喚するモンスターを手札に抱えておくことである。
墓穴ホールをセットしない選択には勇気が必要で、攻め時を見逃さない嗅覚を要求される。また、「任意のモンスター」はうららや増Gでも良いので、構えている罠だけで相手の動きを完全に妨害できると判断した場合にはこういった手札誘発を使わないという選択がとれると早期リーサルが可能になる。
コラム:新型狡猾ループ軸の構想
従来型の課題として「蟲惑魔が引けない」というものがあり、その改善を突き詰めて考えた結果次のような型がうまれた。
手札でダブついた蟲惑魔をコストに変えられる
手札に蟲惑魔がない場合も未界域のドローで蟲惑魔を引きにいける
攻めの手数を追加できる
ケルビーニを立てれば、ゴキポール落としてトリオンサーチ、またはサイレントブーツ落としてブリガンサーチが可能
シラユキも採用しやすい(手札から墓地に捨てやすく、キュリオスのリンク召喚もしやすい)
任意のモンスター5体を並べるだけで《L・G・D》を出すことができ、制圧と墓地罠処理を両立できる
Lv3を孵化させてアトラやトリオンに繋げるのも面白い
アトラクターは採用不可
しかし、増Gが重くなったりアトラクターが実質採用不可になったりといった部分や従来型とのプレイングの違いで苦しみ、戦績は振るわなかった。
このあたりの課題を解決し、今後は新型についても煮詰めていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?