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-120ツアーとEPの話

やりたいことが無いんじゃなくて見つかってないだけ。
そんで、やりたいことを見つけたいだけ。世の中不良優等生関係なく、好きなことやりたいことを見つけてスタートラインに立ったやつが応援される。当たり前だと思う、それはハンパないことだから。
オレはやりたいことなかったし、その足りない手札を増やしに外の世界に行く勇気もなかった。でもそれなりに焦ってたし、社会や大人達にも焦らされているような気がして、しょーもない出来る限りの反抗してしまった。

『ムダに時間過ごしたりシラミ潰しに生きたって良いだろ』そう言ってくれる大人が周りに欲しかったなと思う。シラミ潰しっていうけれど、なんでも試してみるってだけ。それは一瞬の度胸の話で、失敗しても挫折してもなんでもやれた時点で一応シラミは潰れる、それで良いんだ。もし-120でズッコケて、それでも潰しきれないなら、もしかすると本当に好きなことだから。

一瞬の勢いで気になるものに飛び込んで行くのって初めてピアス開ける時、タトゥー入れる時、好きな相手に先走って気持ちを伝えてしまった時とかオレは近いんだけど、意外とみんな何かしらで経験してるんじゃないかな?その結果-120失敗したり、諦めたりし続けるシラミ潰しこそが好きなことまでの一番の近道だったなと思う、オレはね。


そんな考えになるまで、オレが怒ってた時期から全てを詰め込んだのが、-120ってEPなんだ。今こんなにも綺麗にジャンルが分かれてて、好きなものを探し当てやすいインディーズシーン、ジュウを好きになる人は変だよ、なんかどっかオレと似てる人なんだろうなと思う。だからその人たちは聴いて伝わらないわけないと思ってる。

昔オレが言ってもらいたかったこと、イヤホン越しにも学校にもライブハウスにも、オレの他に言える奴がいないからもうオレが言うことにした。だから今、"バンドマンとして"テッペンにのし上がりたいって思ってる。オレがいったほうが絶対面白い。オレがいけば音楽への選択肢を取るやつの層が増えるとも思う。こんな自信どっから出てきたのかわかんないけど。オレはこういう人間ではなかったよ元々は。

得意なことはない中途半端で度胸もなくてモヤモヤして生きて、不良にもインキャにもオレの居場所はなかった。社会人やってなんとなく仕事して、何か変えたくて上京して無理矢理自由を手に入れたと思ったら逮捕されて挫折した。今だから笑えるけど、これはむしろ失敗じゃない、オレはシラミ潰したんだよ。そんなオレは今好きなこと見つけて、そこでのし上がりたいって生きてて初めて思った。

言いたいことは夢を一緒に追いかけようぜ!じゃなくてオレみたいなやつでも輝くぜ、それだけ。それをもっと、今はまだ出会ってないオレみたいなやつに向けて言いたい。だから先に進まないといけない。色んな人に会いに行って目の前で歌えるバンドになる為に。オレはこのツアーを絶対に売り切りたい。
このEPはオレらの自信だから。



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