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2020年ライブ参戦ドキュメント Vol.3 -アルコサイト @ LIVE SQUARE 2nd LINE-

2020年ライブ参戦ドキュメント 第3弾です!

思えば、2020年1月は計4公演のライブを観ていたのですが、今回の振り返りをしていて、気づいたことがあって。それは、ホール・アリーナ・ライブハウス・ドームとライブ会場として使われる主な規模を全部1か月で制覇していたということ。無意識にこんなことをしていた自分を、今になってすごく思ってしまいます(笑)

さてさて、そんな第3弾はライブハウスより。インディーズバンド・アルコサイトの新年リクエストワンマンライブでした。

普段、あまり意識して触れることのないインディーズ系のバンド。世の中、インディーズといえどもタイアップや話題性で耳にする音楽がある中で、彼らのようにインディーズ真っ只中で動くバンドに出会うのは、もしかしたらこれが初めてだったかもしれないですね。

どうして、彼らを観に行くことになったのか。そして、今になってこのライブから何を感じ取ったのか。そんなことをこれからまとめたいと思います。

(以下、インスタの投稿と同じ)

アルコサイト 追風祈願 vol.2
新年リクエストワンマンライブ
2020.01.25 LIVE SQUARE 2nd LINE

忘れないうちに、投稿させて下さい。
昨日、大阪でとある用事がありました。

それが、アルコサイトというバンドのワンマンライブ。
アルコサイトとは、何者か?
このタイムラインでは、知らない人の方が圧倒的に多い予感がするから、簡潔に説明するのだが、大阪発のインディーズバンドで、徐々に人気を伸ばし始めてるロックバンドである。ストレートで熱いパフォーマンスと歌が魅力的なバンドである。

しかし、私は彼らのことを全く知らない身だ。
今回、何故彼らのライブを観に行ったのか?
それは、友達の付き添いのためだった。
ライブを観に行ったことのない友達がいて、チケットのことだとか入場の仕方、ノリ方とかよくわからないから、チケ代持つから来てくれないか?という誘いがあったわけだった。なので、今月2回目の大阪に、舞い降りて来たわけだった。

今回のライブは、昼公演。12時開演だから、朝は早く、5時起きで、バスに乗って、大阪に10時過ぎに到着。無事に会場に着いた。
隣には、楽しみすぎてソワソワする友達の姿。
そんな彼を横目にして、ライブの幕は上がったのだった。
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開演 12:05 終演 13:51

今回のワンマンは、サイトでリクエストを募り、セットリストを組んだモノだった。
一応、CDを何枚か彼から借りて、予習をしておいたから、わからない曲は僅かにとどまったが、やはりライブの力ってすごいんだな、と思った。

事実、CD聴いた時には、ピンとこないことが多かった。
なんか、よくあるリズム構成で、ごちゃごちゃしてるなぁ、、なんて。最新アルバムが1番好みだったことを除けば、付き添いだけども俺が楽しめるのか不安になってしまうほどだった。

しかし、ライブは本物だった。
その日の1曲目の『花鳥風月』から本編ラストの『生きること、鳴らすこと、』まで、彼らの音は、目線は、動きに迷いはなかった。只々、音楽を愛し、ライブだけが生きがいで、酸素で、希望なんだということ。ストレートだった。

彼らの曲は、歌詞は、メンバー自身、特に全ての曲の作詞作曲を行う北林英雄(Vo./Gt.)の思いや意志が強く込められている。ライブ中のMCでは、家族のこと、仲間のこと、自分自身のこと、全てを出し惜しむことなく伝えて、自分自身は、自分たちはあなたに向かって叫んでると、伝えてるとヒシヒシと歌っていた。

只々、カッコ良かった。
新曲もとても素敵な1曲だったし。
彼らの思いそのものだけが、フロアを駆け巡っていた。

さて、ライブ初参戦の友達は、見たことのないくらいに、いい顔を、いい目をしていた。その歌を、言葉を、瞬間をずっと刻み付けるように、拳を突き上げ、楽しんでいた。
その姿を見て、今日のミッションは完遂したと確信した。

ライブ前の興奮は、終演後にはより増して、熱い目でその興奮をずっと帰り際喋っていた。いい顔してる。それだけで、彼自身の人生にその音楽が刻み込まれていたこと、新しい何かが目覚めたような、そんな姿を横で眺めていた。

思えば、初めてのことをした瞬間は、いつだって不安ばかりだった。だけど、それをやってみて、気付けた面白さや興奮は計り知れない。12年前の自分を見てるような気がした。俺、21歳だけど。
何、老け臭いこと言ったんだか??笑

ちなみに、リア垢でも同じこと書いた。
ここ、その友達フォローしてないし。
何となく、その子に俺の見てたこと伝わるといいんだが。

今、振り返って思うこと

この企画、本当は2020年中に終えるつもりだったんですが、他に仕上げなきゃいけないものや、やりたいことが多くて、この時期になってしまいました。年越してしまいましたね、気付けば2021年です。

ちょうど、このライブの1ヶ月後に、イベントの自粛要請が出てしまったから、この日にこういうキャパ250人ほどの小箱と呼べるようなライブハウスに行けたのは、大きいことだったのかな、なんて思いつつ。

というか、こういうインディーズバンドこそ、ライブハウスを支えていて、一方で様々なバンドがライブハウスで演奏する機会が生まれるから、ライブシーンっていうものは活発に動いていたんだな、なんてことを今となっては考えてしまうのです。

2020年は、今までのようなライブが出来なかったから、配信でのライブが多く行われていました。彼らも秋口には配信ライブを行っていたみたいだから、こういうことが表現とか今までの価値観とかを変えてしまうのかな、なんて思ったりしていて。

個人的な願いを言うのなら、叶うのならかつてのような状況下に戻って、今までのあったあの3密万歳って言えるような環境下でのライブを謳歌していたい。ただ、時間が流れていくということは、イコールとして過去には戻れないということを意味している気がしている。それを考えたら、これからは新しい表現というものも必要な時代になるんじゃないかなと思ってもいて。

そんな中で、ライブハウスってどのようにして生きていくのだろう?ライブハウスに出ていた多くのバンドたちは、どのように曲を届けていくのだろうか?そんなことを考えていた。

この答えは、このブログを書いている時点では、すぐにアンサーは出せそうにないと思う。数ある正解にも不正解の要素はあるし、数ある間違いにも正しいの欠片は必ず存在する。だから、せめて今はライブという灯が消えないように、もっと明るくなるような未来って何なのかを、観る立場からも考える必要があるんじゃないのかな、なんて思うのです。もちろん、感染対策とか、医療に迷惑が掛からないようにするには... という考えもそこには織り交ぜるとして。

今必要なことは、ライブってものがもっと安全な場になるためには、どのような工夫が必要なのだろう。今、何をすべきなのだろうということだと思うのは、間違いでしょうか???

なんか、この日のライブとはかけ離れた話をしてしまったが、そんなことを呈せずにはいられなかった。医療崩壊を防ぐためには、というビハインドと、エンタメシーンという市場をどう守っていくのか、というビハインドがうまく釣り合っていないように思えてしまったからだ。

世間の報道は、巷のレストランや居酒屋の窮状っぷりばかりを表沙汰にするけど、もっと表面化しないといけない場所や環境ってもっとあるような気がしていて。例えば、業界とか地方のこととか、きっと色々ある。エンタメシーンもそのひとつだと思っていて。ライブってものをどうやって保ち続けるのか、エッセンシャルワークにはならないけど、心の大切なよりどころであり続ける存在をどう手に取り続ければいいのか。それを、今のライブやエンタメを愛する人たちは、しっかりと考え向き合う必要がある気がしている。

そんなことを、、、まとまってはいないけど、ちょうど1年経ったこの日に思うのでした。ライブハウス万歳、バンド最高とか叫べる日まで。

この日のセットリスト

アルコサイト 追風祈願 vol.2
新年リクエストワンマンライブ
2020.01.25 LIVE SQUARE 2nd LINE

01, 花鳥風月
02, 蒼く染まる
03, 毒
04, 春の花
05, 生きたがり
06, ジャパニーズスタンダード
07, エンドロール
08, 雨は止んだ
09, after school
10, 青二才
11, 夜を越えて
12,インディーズバンドとして
13, 本当のこと
14, 朝焼けに
15, キラーチューン
16, コトノハ
17, 鳴り響け
18, 生きること、鳴らすこと、

《アンコール》
19, Welcome Back (新曲)
20, 終わらない

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