クロノスPerformance「アラート機能」拡張リリース!
こんにちは、クロノスの小山です。
いつも当社製品をご利用いただきありがとうございます。
「クロノスPerformance」「クロノスPerformanceクラウド」(以下、クロノスPerformance)に標準搭載されている「アラート機能」が6月5日(月)のシステム更新(Rev.3.30)で機能追加されることが決まりました。更に「日次アラート」にも新たな機能が追加です。今回の記事では、リリースに先行してこれらの機能をご紹介していきます。
新規追加!週次アラート機能
以前ご紹介した、日次アラート機能のほかに新たに「週次アラート機能」が追加されます!従来からあるアラート機能についてはコチラの記事をご覧ください。
週次アラートとは
日次アラートと同じく、クロノスPerformance内のアラート機能に追加された機能で、タイトルの通り、週に対してアラート集計を行うことができる機能になります。
週次アラートの活用イメ―ジ(法定の労働時間、休日)
■ 週の勤務時間が40時間を超過した人の検出
■ 週内で1回以上の休日を取得できていない人の検出
週次アラートの設定
従来からあるアラート機能と週次アラートの画面は同じで、今回のアラート種類の項目から「週次」を選択できるようになります。
週次アラートでは、週の起算曜日を設定することができます。
集計タイミング
集計タイミングは日次アラートと同じで以下3つのタイミングで集計します。
「アラートの自動集計」で集計
アラートの一覧の「再集計」ボタンで集計
X’sion(クロッシオン)との自動/手動通信時
集計詳細イメージ
例として下記を設定内容とした場合、集計範囲は画像内の枠の通りになります。
月跨ぎ
処理月の開始日(1日)が含まれている週の日曜日からを対象として集計します。
集計日
集計日(15日)を含む週を集計します。(週の実績に対して集計します。予測は行いません。)
集計結果を確認できる画面
集計結果は複数の場所で確認することができます。目的にあわせて管理しやすい画面でご参照ください。
個人別アラートの一覧
アラートの発生有無関係なく、社員の一覧からアラート発生状況を確認したい時にオススメです。
各項目でアラートの対象者は「〇」が表示されます。
週次アラートの場合は処理月のなかでアラートが発生した回数を表示します。
数字にカーソルを合わせるとアラート発生回数と該当期間が表示される点も便利です。 この一覧は帳票出力することもできます。
アラートの一覧
発生しているアラートを一覧で表示します。
右側の帳票ボタンを押すと、帳票を出力することができます。
出力される帳票は、アラートの条件項目の設定画面の「表示設定」から選択することができます。
「勤務処理」と「月集計処理」
「勤務処理」と「月集計処理」の画面ではアラート条件による絞り込み表示を行うことができます。
また、勤務処理画面では勤務データを確認しながらアラートの発生状況を確認することができます。
表示するアラート条件に週次アラートを選択しているときは、「週集計」にチェックをいれると、よりわかりやすく表示することができます。
また、タブ内「日ごと」を選択すると対象日付でアラートは発生している対象者を一覧で表示することができます。氏名横に表示されている「⚠」アイコンにカーソルを合わせると画面を切り替えることなく、アラート対象期間を確認することができます。
X’sion(クロッシオン)でのアラート表示
各ページでのアラート表示イメージは以下の通りです。別途X’sion(クロッシオン)で設定が必要です。
さらにパワーアップ!日次アラートに新たな機能が追加。
日次アラート機能の紹介はこちらの記事をご覧ください。
現在日時から過去何日までの勤務データを集計するか設定して、結果をアラート通知できる機能が追加されました。集計範囲の設定はアラート設定画面から行います。
週次アラートとの違いは何か
週次アラートでは起算日を設定しますが、日次アラートでは起算日を設定しません。現在日時から任意の日数分のデータを集計し、アラートすることができます。
日次アラートの新機能、どんな場面で有効?
外国人が有する在留資格により就労時間に制限がある場合、その労働時間のフォローにおすすめの機能です。
例えば、在留資格が「留学」「家族滞在」「特定活動」などで原則労働が認められていない場合でも、入国管理局から資格外活動の許可を受けることで1週間あたり28時間以内の就労が認められるケースがあります。
参考:出入国管理及び難民認定法施行規則(資格外活動の許可)第十九条
就労時間が28時間を超過したことが発覚した場合には、雇用者も労働者も罰則の対象になる可能性があります。
日次アラート使用例
以下の画像は、28時間超過を未然に防ぐために日次アラートを設定したイメージです。アラートが通知されたとき、翌日以降のシフト再検討を促す運用イメージです。
集計結果を確認できる画面は週次アラートと同様です。
「クロッシオンに送信する」とは?
アラート条件、設定項目のなかには以下のようなチェックボックスがあります。
「送信する」にチェックの入った日次アラートは、X’sion(クロッシオン)に送信されると各個人に通知されます。
「クロッシオンに送信する」にチェックを入れずにアラート設定するとアラート機能が「勤務処理」「勤務表」「月集計処理」などの場面でフィルター感覚で使用できるようになります。
今回はパワーアップしたクロノスPerformanceの機能をご紹介しました。いかがでしたか?今回ご紹介しきれなかった、その他のシステム更新情報は下記よりご確認いただけます。
今後も皆さまの働くところにあり続けるために、進化し続けてまいります!
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