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製造業界でのXR活用方法

こんにちは!
「NTT XR Collaboration」担当の鈴木です。

今回は業界別ユースケース紹介の一回目として、製造業界での活用方法をご紹介いたします。


※NTT XR Collaborationがどんなサービスかについては、以下の記事で紹介しています。先にお読みいただくと今回の記事も理解しやすくなると思いますので、ぜひご覧ください。
リンク:NTT XR Collaboration、noteで発信します!|NTT XR Collaboration by ドコモビジネス

まずは製造業界向け活用シーンの紹介動画をご覧ください。

本動画で紹介した活用シーンを詳細にご説明していきます。

製造業界における活用法①:仮想プロトタイピング

製造業では、ある程度設計が固まってくると、プロトタイプを製作します。
小型のものであれば、比較的コストも時間もかからずにプロトタイプの製作を行うことができますが、大型のものであればあるほど、プロトタイプの製作には手間も時間もかかります
また、設計当初のイメージと違うものができてしまった場合には、設計を修正した後で再度プロトタイプの製作を行うため、さらにその分の時間がかかり、設計のスケジュールに大きな影響が発生します。

NTT XR Collaborationでは、すでにご利用の3Dアプリケーションでデータを展開して、本サービスのアプリと連携するだけで、3Dモデルデータの共有が行えます。また、XR空間内では実寸大で表示でき、モデルの内部も確認できるため、あたかも目の前に実物があるかのようにレビューをすることができます。まさに「仮想プロトタイピング」が実現できるのです。

大型モデルのプロトタイピング

製造業界における活用法②:設計レビュー

製造業における設計では、製品としての機能や品質が担保されることはもちろん、分解のしやすさや修理のしやすさも重要なファクターとなっています。このような観点には、工場などで実際に組み立てたり分解したりする人の意見が必要な一方で、設計段階ではそのような人たちまで巻き込んで実施することが難しいという現状があります。

NTT XR CollaborationではHMDやWebブラウザーを使って遠隔地にいるユーザーとも同じXR空間に入ることができ、会話をしながら同じモデルを確認することができます。そのため、設計部門と工場側が離れた場所にあったとしても、現地に一緒にいるかのように設計レビューすることができます。
また、部品の取り外しの機能を使えば、各パーツを取り外したり、取り付けたりすることができるので、組み立てや分解のしやすさの検討も可能です。

パーツを取り外しながら設計レビュー

製造業界における活用法③:トレーニング

モノを作る際の組み立て手順や方法、注意点やコツを教えるには、現地で実際にモノを見ながらでないと難しいという現状があります。一方で、それらを教える熟練者は減少しており、稼働の確保が難しい状況です。

NTT XR Collaborationでは、場所を問わず、XR空間で実施可能なため、熟練者と教わる側が離れた場所にいたとしても、トレーニングを実施することができ、熟練者の稼働を削減することに繋がります。また、最近は外国人の労働者も増えていますが、XR空間にペンで描けるスケッチ機能などを使えばコミュニケーションもとりやすいため、言葉が通じにくくても、視覚で補いながら理解のしやすいトレーニングを実施することが可能です。

遠隔地とのトレーニング

最後に


今後も引き続き、業界別活用方法などをnoteで発信していく予定です。ぜひアカウントをフォローしていただき、更新をチェックしてください!

また、今回の記事で少しでも興味をもっていただきましたら、ぜひ下記よりお問い合わせください。詳細にご案内させていただきます!
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