ひまだから日記かく1/16
生牡蠣を食べたら見事にあたりノロウイルスになった。3回くらい吐いたし入院するはめになったし2日間絶食したしで苦しかったが、生牡蠣を食べたことは1ミリも後悔していないどころか退院したら海鮮を浴びるほど食べたいと思っている始末。退院祝いでぶりしゃぶを食べる約束を取り付けた。ぶりしゃぶは火を通すわけだしなんの問題もないだろう。Twitterを見ていたらちょうど広島の牡蠣にあたっている人を見た。有識者によると1月以降の牡蠣(特に広島産)は生食かなり危ないらしい。なるほどこの季節に牡蠣食べたければ牡蠣フライか牡蠣鍋というわけか、どちらも大好物だが火を通した牡蠣を食べれば食べただけ生牡蠣が恋しくなる残酷システム。世の中あまりうまくできていないらしい。
昨日の夜は食事をとっていないのに加えて点滴が夕方で終わってしまったのですさまじい低血糖に襲われ、オレンジジュース飲みたい以外の感情がなかったが、今日の朝は先生から許しを得たので食事が出た。久しぶりの食事、信じられないくらいおいしくてバクバク食べていたら胃が悲鳴を上げたので反省し、胃が落ち着くまで横になり、落ち着いたら食べ、また横になり、を繰り返していた。朝食の中でも特に感動したのが牛乳。牛乳は元々好んで飲んでいたものの、味とか栄養とかってより喉越しを楽しむ飲み物だよねー🎶とまるでビールのような感覚でグビ飲みしていた。しかし栄養に飢えていた体には牛の赤子を育てるというデカすぎる役割を背負った牛乳という飲み物は砂漠のオアシス、ライブ会場近隣に取っているホテル、真夏のコンビニで手持ち扇風機を稼働させたその瞬間、ばりの偉大すぎる代物で、1口飲んだ瞬間涙が溢れそうになった。ありがとう牛乳、これからもずっと飲み続けるよ。
実は月曜日に大切なテストがあったのだが、日曜から入院しているのだから受けられるはずもなく、日曜の夜に先生にメールしたところまる1日返信なし。追いメールするもそれにも返信なし。まあ見てないんですかねいいですよと木曜日の先生にLINEしたらすぐに返事をくれて色々と配慮してもらえることになり、ゆるゆるフィリピン語科の温もりを知る。月曜の先生もさすがに鬼ではないだろうと高を括りつつ学務課にも一応連絡。ノロウイルスは公欠扱いにはならないらしい。謎の部活の大会は公欠になるのに入院しても指定の感染症とかでなければ公欠にならないだなんて理不尽すぎやしないか。代わりに欠席事由届けは受理してもらえそうなので、東京に戻ったら最優先でそのタスクをこなさなければならない。就職先にも対応が遅れる旨を連絡し、また病室引きこもり生活に戻った。
昼ごはんを食べたあと急に気持ち悪くなり吐くかと思ったが、結局吐かなかった。この気持ち悪くなってから吐くまでの無駄な時間はなんなのだろう。私は嘔吐することが本当に嫌いなのだが、その理由の最たるものがこの時間の存在である。吐くならとっとと吐きゃいいのに無駄に引き伸ばしチラチラこっちを見てくる嘔気の厄介さたるや。吐き気が収まってからなんなんだマジで、とふて寝しようとしたが、結局今日はお昼前に少し寝た以外ほとんど眠らなかった。寝るのも疲れると体が覚えてきたのかもしれない。
普段から用事がなければ家からどころかベッドからもほぼ出ないような生活を送っているので、病院生活が退屈ということも全くなく、さらにiPadまで持ってきているので、ソシャゲ三昧の快適な日々を送れている。あとは持参した本を読んだり、Twitterを追ったりしていれば勝手に時間は過ぎていく。私の隣のベッドにいるおばあさんは寝たきりなようで喋っているのも聞いたことがなく、入院生活をどう捉えているのかしら、暇じゃないのかしらと思っていたが、昔の思い出が去来しているだろうからそんなに退屈でもないんじゃないかと聞いてなるほどと思った。私が歳をとって現在に意識を置いておけなくなったとき、何を思い出すんだろう。今の意識で思い出せるのはネガティブなことばかりだけど、そうなったときは今思い出せないような記憶まで掘り起こされることもあるんだろうか。おばあさんの意識がないのをいいことに看護師さんが愚痴を言ったり雑談したりしているのを聞くのもなかなか楽しい。「就職1年目じゃん、きょうだいとかにお年玉あげた?」「あ、あたしあげましたよ。弟3人いるんで」「マジか、きつくない?いくら?」「5000、3000、2000でくじ引きさせました」「言うても1万円でしょ、きついよね。で、だれが5000円?」「1番下の弟が」私は先に就職した姉にお年玉をもらっていないので、私も妹にあげる予定はない。
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