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会いたいとかね、そばに居たいとかね、
ライブが終わって家に帰ってくると、必ず泣いてしまう。その涙の理由の大半は、終わってしまったなーという喪失感やしばらく会えないことへの寂しさなんだけど、あの日の帰り道は、ああ幸せだなーって思いながら、駅から家までの道を泣きながら歩いて帰った。そんな今もラポスタの本公演が終わって帰ってきて泣きながらこれを書いてるわけなんだけど、やっぱりあの日のことは思い返すだけで心がぽかぽかする。
絶対に消えない褪せないお守りみたいな煌めきを、また威尊さんからもらった。
個人公演をやりますという発表をバイト中にこっそりトイレで見た日、「不安だ」ってメールが来た日、水曜の授業は全部レポート提出だけで単位が取れるからテストがないって分かった日、当たらないだろうなって思いながら応募した日、クレカの引き落とし通知が来て早朝に叫んだ日、なんだかすごく鮮明に覚えてる。
本番が近づくにつれてメールの数も減って、毎日頑張って練習しているのだろうと思った。「不安と緊張がやばい」と言っていたけど、今はどんな感じですか、ゆっくり寝られていますか。自己管理は人一倍しっかりしている威尊さんだから、こんな心配はいらないのかもしれないけど、そんなことを毎日考えていた。
本番2日前の夜に来たメール。
「香水、黒豆茶、ファンレター、完璧。後藤威尊の最高の癒し魔法陣✨」
ファンレター読んだよってメールがくることはたまにあるんだけど、こうやって本番直前の忙しくて気の張ってるときにも読んでくれるんだってびっくりした。それくらい威尊さんの毎日の中に当たり前にMINIの存在があること、嬉しかった。わたしが日々威尊さんの言葉に支えられているみたいに、威尊さんもMINIの言葉に元気をもらっているって、そんな嬉しいことないと思った。
そんな威尊さんがライブ中盤、いつもみんなからのファンレターに支えられているから、と、少し恥ずかしそうにジャケットから取り出したお手紙。客席を愛おしそうに見つめながら伝えてくれた言葉が、あたたかくて、やさしくて、ああ幸せだなあ、と思った。愛されてるなって思った。威尊さんの気持ちが向けられる先にこれからも居たいし、威尊さんがくれる言葉やきらきらした気持ちやそういうすてきなもの、ひとつだって取りこぼしたくないって思っちゃった。
ねぇ、知ってる?今の僕の心の中
ねぇ、知ってる?実はすごく不安で
ねぇ、知ってる?今の僕の胸の奥
ねぇ、知ってる?実はすごく怖いんだ
君が魅力的で愛しすぎて笑う度に
本当に僕でいいの?ここでいいの?
考えて眠れないんだ
『君でいいよ 君がいいの ありのままで』
君はそう言うよ それも分かってるんだよ
会いたいとかね、離さないから離れないでとか
そんなんじゃなくて
そんなもんじゃなくって、ああ何が言いたかったっけ
「何でもないよ」なんでもないよ、
君といるときの僕が好きだ
自分の分量に悩んだとき、自分を好きになれなくて悩んだとき、威尊さんを救ってくれたのはどんな言葉だったのかな。「君といるときの僕が好きだ」ってまっすぐ歌う威尊さんを見て、泣いちゃった。威尊さんは、MINIといるときの自分が好き?INIでいるときの自分が好き?わたしは、このnoteを書きながら苦しくなるほど泣いちゃうくらい、威尊さんのことが好きなんだと思う。だから、好きでも好きじゃなくても大丈夫だよ。上手くいったことがあれば最高!って思って、だめだったときはこのやろー!って思って平気だよ。好きになれないときも、ずっと好きでいるからね。
威尊さん、いつもたくさんの愛をくれてありがとうって言ってくれたけど、それはこっちの台詞だよ。みんなが思っている以上にMINIのことを愛してるって言ってくれたけど、それもこっちの台詞だよ。でも、いつまでもそうやって言い合っていたいな。大好きだよ。これからも小さな幸せ、いっしょに重ねていこうね。