コーヒーの記事で我が身を振り返る
コーヒーの健康効果を台無しにする…云々の記事
コーヒーが好きで、よく飲んでいる。
気分によって、インスタントだったり、 Nespresso のマシンだったり、ハンドドリップしたりする。
特にコーヒーやカフェインに身体へのポジティブな影響を期待したりといったことはない。
コーヒーそのものにはそれなりに興味があるので、コーヒー関連の記事があればそれとなく目を通したりすることもある。「コーヒーの健康効果を台無しにする8つのNG行為」というタイトルを目にしたのでこれも読んでみた。
読もうと思った動機は、[コーヒーに健康効果があるのであれば、あるに越したことはない。何気なく行うNG行為とやらで健康効果が失われるのだとしたら、そんな行為も知っておくに越したことはない。]と思ったからだ。
実際に読んでみると、その健康効果とやらは、自分にとっては、あってもなくても良いようなことばかり。そのわりに、そのNG行為とやらは、結構細かく、色々と書いてある。
正直、自分がほとんど期待していない効果を得るために、そんな細かいことは気にしたくない。最後まで記事を読んだが、実践してみようということは特になかった。
「×× な △個の ○○」的な記事を読んだ後は、ほとんどの場合そのように感じるような気がする。それがわかっているのに読んでしまうのは、読み手に「読みたい」と感じさせるタイトルだからなのだろう。
ライトに楽しみたい人にとっての大きな壁
しかし、本題はそこではない。ふと感じたのは、自分も同じようなことをしているということだ。
スピーカーの調整だのなんだの、かなり細かいところまで、あたかも「気にしておいた方が良い」ようなこととして事細かに書いている。しかし、こうしたことは、ライトに「自分でスピーカーを作って、聴いてみたい」と思っている人にとってはどうでも良いことだろう。
吸音材のサイズについて「110×110mm と 90×90mm は感覚的にはそれほど違わないけれど、厚みが同じなら量は 50%も違う(前者が1.5倍ある)」などと言われても、それほど気にしない人にとってその変化は微々たるものであり、「ライトに楽しみたい」という心持ちからすれば、正直「邪魔な情報」でしかない。
あまりにも自分の検討内容が、深く、先鋭化し過ぎてしまっていて、「ライトに楽しみたい」人には逆に足を踏み入れにくくする大きな壁となっているのではないか。
かと言って「ライトな層」向けに書けば、マニア層からは「わかってないね」などと思われてしまうのだから、バランスは難しい。ふとそんなことを思った。