おんがくっていいな
音を楽しむと書いて『音楽』。
友達を増やしてくれたのは音楽。
行動範囲を広げてくれたのは音楽。
学ぶきっかけをくれたのも音楽。
『音楽』がきっかけで、私の人生は豊かに広がっていった。と思っている。(思い込み、大事。)
なんとなく生きてきた私の、人生3大音楽ブームの思い込み話を聞いてください!
第1次ブーム
私が流行りの音楽に触れ始めたのは中・高生の頃。
友達が好きな音楽を、好きになる事が多かった。ちなみに中学の時は槇原敬之(!)、ミスチル、高校の時はスピッツ、ウルフルズ、フリッパーズ・ギター、あたりが記憶に残っている。今ここにアーティストの名前を並べただけで、思い浮かぶ顔がある。みんな元気かな。
元々、人に影響を受けやすい方だし、特に高校入学当初はぼっちだったので、やっとおしゃべり出来る友達が出来たから、逃すまい…!と『○○ちゃんが好きなものは私も好き!』だと思い込んでいたのかもしれない。
けど、その思い込みのおかげで、友達が出来たし新しい発見をする事も出来た。
音楽よ、友達を増やしてくれてありがとう。
第2次ブーム
二十歳前後。
初めて【インディーズバンド】というジャンルに触れた。
今までミュージシャンと言えば、テレビに出ている人しか知らなかった私が、どうやってそこにたどり着いたのかというと、ちょっと遠回りなんですが。
当時人気大爆発していたデュオを好きになり、そのデュオのプロデューサーも好きになり、デュオはもちろんプロデューサーのファンクラブにも入会し、MVのライブシーンの撮影参加に当選し、その時のバックバンドのドラマーさんが「バンドやってます!今度アルバム出るので聴いてください!」的な事を言っていたので、購入して聴いたらそのまま好きになった。
素直すぎるぞ、私。
そのバンドのことが知りたくてネットサーフィンしていた時に、ひとつのファンサイトを見つけた。
サイトの隅から隅まで読んで、掲示板も遡れるだけ遡って読んでわかったことは、その管理人さんは私がそのバンドを知る遥か前から好きだということ、レアアイテムのカセットテープ音源を持っている古株ファンだということだ。
そのサイトを見ることが日課になった頃、レア音源をどうしても聴いてみたかった私は、掲示板かメールかは覚えてないけど、管理人さんに話しかけてみた。
管理人さんは気さくに答えてくれてとんとん拍子に話が進み、レア音源を聴かせてくれることになった!住んでるところが近かったので、なんとご自宅にお邪魔することに(!!)
今みたいにTwitterもInstagramも無かった時代よ!mixiだってまだ無かったんだから!
若気の至り。勢いも、大事。
その後、管理人さんを通じていろんなインディーズバンドを知り、ライブに行けば友達が増え、すごく楽しい時期だった。
中には関西から来ている人も居て、あまりにも頻繁に会い過ぎて、遠征は普通のことに思えてきた。普段からライブに行くのには県をまたいでる、そのまたぐ数がちょっと増えるだけじゃないかと思い始めた。
関東住みの私が初めて遠征したのは、名古屋。
夜行バスに乗るのも初めて。家族旅行以外で県をまたぐのも初めて。緊張と興奮でテンションは高いままだった。
開場前から並んだおかげで、その時は最前列…!しかも柵がないので、膝がステージに当たるほどの距離。
始まったら案の定、急な衝撃によろけてしまった。体勢を整えるにも、足は前に出せないからステージに手をついてしまった。ヤバイ!怒られる!と慌てて体を起こそうとしたら、推しメンベーシストの顔が目の前に…!私の顔を覗き込んで「大丈夫?」との優しいお言葉…!声も出せずにコクコク頷くのが精一杯だった。最後にはピックを手渡しでもらうという、これ以上ない幸せ…!
家族旅行しか知らなかった私が、学生時代とは違う交友関係と、行動範囲を広げることが出来た。
音楽よ、一歩踏み出す勇気をくれてありがとう。
第3次ブーム
今から10年程前。
好きだったインディーズバンドが解散や活動休止になり、次にハマる音楽が見つからなかった頃。
姉が「今気になってるんだよね」と録画していた音楽番組を何気なく見始めて、そこに居たのは東方神起だった。
韓国人である彼らが、通訳なしで日本語でトークをして、日本語で歌っていて、その上手さにびっくりした事は今でも覚えている。
それからすぐにアルバムとライブDVDを買い集めて、一通り聴いた。日本のも韓国のも。過去の音楽番組や歌謡祭もたくさん見た。たくさん見聞きしているうちに同じ事務所に所属するグループにも興味を持ち、違う感じのグループも好きになり、あっという間に【K-POP】にハマっていった。熱しやすい『The B型』。
さて、好きなグループが増えてくると、ある問題が生まれる。
それは、言葉の壁。
日本でのコンサートやイベントに行くと、決まり切った挨拶以外は母国語で話し、通訳が入るのだ。
東方神起は日本活動を長くやっていたので言葉の壁は無かったのだが、まだ日本で本格的に活動をしていない、もしくは短いグループには日本語マスターが居ないのだ。
ハマった当時は、ただ『見て、聴いてる』だけだった。パフォーマンスはシビれるほどかっこいいし、歌は上手い。それだけで満足していたけど、そのタイムラグがもどかしくなった私は、韓国語を学ぶ決意をした。
しかし、続かない。
独学、続かない。
初心者向けのテキストを買ってみたが、すべてがただの記号にしか見えない。
何回かのトライ&エラーを繰り返し、独学が向いてないと分かった私は、韓国語教室を探し無料体験に行ってみることにした。そこで記号が文字に見えるようになったことが嬉しくて、そのまま続けた。
英語はただの授業でしかなかった私が、外国語を学ぼうとする気持ち、そして多少の会話が出来るようになるとは思わなかった。
その後、クラスのメンバーで韓国旅行に行ったり、K-POP好きの友達と韓国でコンサートに行ったりもした。(ちなみにK-POP好きの友達はみんな、SNSで知り合った人たち。第2次ブームの経験が役に立った)
日本公演でのMCは、大筋はわかるようになった。
音楽よ、私の世界を広げてくれてありがとう。
音楽はいつもそばにいる
この記事書いてる間、いろんなこと思い出した。
あの曲を聴いていた時の楽しい気持ちや辛い気持ち、そういうのも思い出した。
音楽と記憶って、何かしらの関係があるのかな。
これからもいろんな思い出と一緒に、音楽は私の中に残っていくんだろうな。
音楽よ、いろんな経験をありがとう。
いつもそばにいてくれてありがとう。
これからもよろしくね。
さあ、明日は何を聴こうかな。
〜NO MUSIC, NO LIFE.〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?