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踏桟はあるか

梯子の足をかけるところは、
「踏桟」(とうざん)と呼ばれます。

出典:Google



彼女欲しいって言っている人は、
大体彼女をつくれない。

仕事辞めたいって言っている人は、
大体仕事を辞められない。

痩せたいって言っている人は、
大体痩せられない。


ほしいものって、大体手に入らない。


というか、正確に言えば、
願望を願望のままに眺めているから、
ということなんだろう。

「したい」じゃなくて、「する」だと、
覚悟の総量が違うんだろう。

願望の次は、決意。
決意の次は、行動。
行動の次は、模索なんだ。

願望と決意の狭間には、
叶えたいものを眺めたままにしてしまうような
覚悟の総量が立ちはだかっている。


でも。期待と理想を込めた未来を
宛てもなくうつろ眺めているより、
自分の欲望に最も忠実に生きるほうが、
きっと楽しくて、ずっと有意義なんだ。

「人生一度きりなんだよ。」
なんて言葉は、
あまりにも抽象的で心にしまえない。

「私は私の好きなような生き方をする。
だからお前もお前の好きな生き方で死ね。」

のような修辞のほうが、
飲み込むには早いのかもしれない。

誰かに応援してもらいたい気持ちもわかる。

だけど、第三者に向けられた期待を
生贄にするモチベーションは脆いんだ。


貯金も、勉強も、仕事も、痩身も、
すべてははしごを登るようなものなんだ。

あなたに、踏桟はあるか。
その踏桟は、
しっかりと踏ん張れる耐久力はあるか。

「これで本当にいいのかな」と
不安になってしまうかもしれないけど、
登ってから、考えればいい。

踏桟が欠けていて登れないなら、
自分自身であれこれ工面して、
また登っていけばいい。

先が見えないから
不安になるのではなく、
先ばかり見ようとするから
不安になるんだと、
今になって分かった。

登る先を見るのではなくて、
そして登ってきた下を
見るのではなくて、
今登っていることだけに集中すれば
感情はブレないし、
いつの間にか
成長できていることを実感できる。

上も下も見たくなるけど、
なにがなんでも真正面だけを見る。
これが真理で、一番の解法なんだ。


絶対なんて存在しないけど、
絶対大丈夫だから。


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