「福翁百話」第86話~第90話
86. 世は澆季(ぎょうき)ならず・・・文明の世は間違いなく国民を幸福にしている
「文明進歩の目標は、国民全体を平均して「最大多数の最大幸福」ということにあるだけでなく、その幸福の性質を次第に上方へと高めることにある。長い歴史の前後を比較して、幸福の数がはたして増したのか減ったのか、幸福の性質が上昇したのか下落したのか、それは統計の数字に見るべきであって、私は断じてその増進を明言して、更に未来への望みを抱いている者である。仮にも、この統計全体を見るという思想のない人は、文明について語る資格はない。」
願書に使用するとすれば、このような感じでしょうか。
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