「福翁百話」第56話~第60話
56.知恵は小出しにすべし・・・草履取りの知恵から太閤の知恵へ
「「知恵は小出しにすべし」とは古人の金言だが、大量の知恵をいっぺんに表していっぺんに天下を驚かそうとするよりも、朝に夕に少しずつ物事を滞りなく処理して、さわやかに世を生きたほうが良い。・・・もしも、木下藤吉郎が武家奉公の初めから英雄豪傑を気取って、草履取りは拙者の領分ではない、薪炭奉行は我が身の身分に合わないなどと威張っていては、到底天下を取ることはできなかったであろう。太閤生涯の大事業は、知恵の小出しによってなされたのである」
願書に使用するとすれば、このような感じでしょうか。
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