子供のお箸の持ち方事情
こんにちは、maoです。
台風🌀がまた近づいているせいか、今日は朝から気圧で偏頭痛が少しあるみたいです。
今日のテーマは、お箸🥢。
子供を育てている上で、必ず直面するお箸の持ち方事情について、我が家の経験をお話したいと思います。
たまたま今朝母と話をしていたのですが、亡くなった大正生まれの祖父のしつけがとても厳しかったと言う話題になり、そこでお箸の持ち方が出ました。昔の人は、お箸の持ち方は勿論、箸の扱い方、茶碗の持ち方から、所作まで厳しく躾の一環として細かい所まで行き届いて、それが当たり前の時代でした。その為母は勿論の事、その時代の親を持つ私の父も大変厳しかった為、私達姉妹も同様小さい時からそう躾られました。でも、私の中ではそれがどこの家でも当たり前だと思っていたし、私の友人も周りもそうだったのであまり気にも留めていなかったのです。
まさかの想定外に直面
結婚してすぐ私は主人の義父母と同居する事になり、お舅さんが私に対してあまりにも食事のマナーとかお箸の持ち方とかウンチクをずっとグチグチ話し、私があたかもマナーを知らないかのように確認して聞いてくるので不安と見下された気分でいたのですが、初めて家でみんなと妹夫婦達も呼び、箸を使う食事をする事になったのですが、お姑さんだけがお箸を持てないのです…。まさかのクロス箸…😨
えっ?心の中でつぶやいてしまいました。
今までは両家の集まりとかでも外食ばかりでナイフとフォークしか使わない洋食ばかりで気づかなかったのですが、お舅さんの話からコレだったので食事は何だかしーんとしていて、後を思えばこれがあるから言い訳したかったのかなと思いながらもその日はやり過ごし、子供が生まれても気にも留めていませんでした。
幼稚園からの課題
たまたまうちの子供達が通っていた幼稚園は主人も通っていて、お寺が運営しており、全園児が年少から食事など身の回りの作法を身につける授業があります。ある日お箸を正しく持つ練習帳を持って帰り、母親が毎日感想を書いて提出しなければならなくなりました。
今までは、まだ小さかったので当たり前にお箸を渡して好き勝手に持たせておりました。時期が来たらと思っていたのですが、すっかり忘れていたのです。あの事を‼️
そうだった‼️お姑さんが持てないんだった…😥
毎日一緒にご飯を食べていて、お姑さんを前にして、どうして私がお箸を正しく持ちなさいって言えるでしょうか…(泣)。かと言って、主人にもお義母さんがお箸持てないからなんて言えないし。母に相談したら露骨に、お箸を持てないなんて信じられないって言うし。
(↑あ〜もう相談した私が馬鹿だったよ…😫💦)
考えて考えた結果、仕方がないのでお箸の持ち方を矯正する” エジソンのお箸”という箸にリングがついていて、自然に持てるようになるお箸を与えて、無言の教育をすることにしました。
食事では自主性に任せて、自分達の部屋にもう一つの箸を置き、戻ってから大豆やサイコロを容器に入れて、箱に移す練習をしました。ゲーム感覚で楽しみながらやったのが良かったのか、お箸も段階的に変えて小学校に上がるまでには皆持てるようになりました。
でも、お姑さんは薄々感じていたようで、小さい子供達が正しく持てているのを見て、私に
「要らぬ神経を使わせて悪かったねぇ。私が箸の練習を面倒くさくてやらなかったばかりに、大人になっても持てないから。良かったね、持てるようになって…」
とボソってお姑さんが言いました。何とも複雑な気持ちになりました。その気持ちと裏腹に、義妹達が甥と姪を連れて我が家にご飯を食べに連れて来る時、自分の子供達がお箸の持ち方を間違えていると、「お箸を正しく持たないと大きくなったら恥ずかしいよ!」とお姑さんがいる前で注意するのを見ると何とも言えない気持ちになります。
友人の素敵なエピソード
私がまだ嫁ぎ先に住んでいた頃の一番仲良しのママ友のお話です。子供達が成長し、途中お互い介護に追われていて会う頻度が減り、私も引っ越しで東京に戻ってきてしまったので、なかなか会えなくなってしまいましたが、時々SNSでやりとりをしています😊
そんな苦労人だった彼女のお箸のエピソードがあるのですが、私の中で彼女のこの行動が素敵だなと思ったのでご紹介します。
彼女のお母さんは、彼女が6歳くらいの時からガンを患いずっと入退院を繰り返していて、数年後亡くなりました。お父さんが彼女と兄妹3人を1人でみていたのですが、仕事があるのでみんなバラバラで親戚中を転々としながら生活していたそうです。なので彼女達は居候と言う形で生活をしていた為、自由や躾などは皆無でどちらかというと自力で自立していく他はなかったそうです。そんな彼女もやがて結婚し、子供を育てていくうちに、我が家と同じお箸の課題が出た時、自分がお箸を正しく持てないので教えるのが難しく困ってしまいました。頼れる人がいなかった為、たまたま私のエピソードを聞いて彼女も何かやれる事がないか模索した結果、彼女も大人用の矯正箸を購入し、彼女の息子と練習を始めたのです!
やはり彼女もずっとお箸を持てない事がコンプレックスだったようで、自分が親がいないから出来なかったとそれを言い訳にしたくなかったからだと話していて、その甲斐があり、数ヶ月後にはいつのまにか親子できちんと正しくお箸が持てるようになっており、毎回外食の度に、周りに気にせず自分専用の矯正箸を持参して練習していた姿が素敵だなと思いました。その後彼女にはもう一人生まれて、その子もお箸を正しく使っているのを見て微笑ましく思いました。
躾に関しては色々な事情や理由もあるでしょう。それが出来る出来ないはあまり重要ではありませんが、社会に出た時自分がコンプレックスに感じるなら克服すればいいと思うし、その人次第だと思います。世の中には、まだ躾の細かい所まで、それを言葉にして言って来る人もいるし、自分が知らなくて恥ずかしいとか疎外感を感じる人もいます。マナーに関しては、その場にいる人達がお互いに不快感を感じる事のないようにするのが一番いいですね。
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