Frutiger Aeroって単発だったの??
(初投稿失礼します。不確定要素や主観が含まれていることに留意が必要です。)
Windows 10や11のUIを見ていると、Vistaや7のような立体感のあるものではなく、むしろフラットに近いもののように感じる。
まあ11のFluent2に関しては立体感のあるデザインなのだが、やはりどちらかというと平面の要素が多い気がする。glassmorphismを使った、平面か立体かもわからんようなデザインで、正直区別がつかなくて鬱。
整理
おれが溺愛しているFrutiger Aeroは、Windows Vistaより採用されたWindows Aeroのテーマが初出だと考える。ガラスのように透明で、光沢もあり、立体感のあるデザイン。そして、クリーンで明るい未来を思わせる雰囲気。Windows 7まで続いたこのデザインは、UIにとどまらず、PCやその周辺機器などにも影響を及ぼした。
Windows 8になって、一気にフラットなデザインになった。Frutiger Metroの元となったModern UI(Windows Metro)は、ロンドンのメトロに着想を得た、簡潔でモダンなデザイン。なんというか、主張が激しくなくなった気がする。
10については8の微妙な変更だけだろう。特にいうことはないと考えている。
11のFluent2では、冒頭で述べたように、立体感があり、滑らかな動きも特徴的だ。Fluent2の独特なデザインは、AeroとMetroのいいとこ取りみたいな感じで、Aeroの立体感、ガラスの光沢、Metroのモダンで簡潔な印象が両立している。
Home - Fluent 2 Design System (microsoft.design)
↑こんなかんじ
おれは何が言いたいの?
単刀直入に言うと、Frutiger Aeroをもっかい採用してほしい。Frutiger Aeroが好きなので、今のフラットなデザインが気に入らんのだ。もちろん、11のFluent 2は立体的ではあるし、ガラス的な表現もあるが、Frutiger Aeroで見せてくれたガラスとはまた違った、どちらかというと平面的なデザインなのだ。
正直、「AeroのほうがUI的に利点がある」とかじゃなく、「あの頃に戻りたい」欲があるのも否定しないし、むしろそっちのほうがでかい。それに、デザインは進化していくべきで、昔に固執していたら新たな美しいUIに出会えないことはわかっている。
ただ、Vision ProとかのVR・AR技術が十分に発展している今、それに見合うデザインはやっぱり立体的、透明感のあるAeroなのではないか、と思う。Vision Proを例に挙げたが、これはAppleが新しいデバイスのかたちを提唱しているのではないかと考えていて、それに見合うデザインは今までの、のっぺりしたフラットなやつではなく、Aeroみたいなやつなのではないか。
(ちなみに、ずっと同じこと言ってるように見えるが、そうである。主張は一つしかなく、薄い。浅い。)
まあいいんじゃないんかね
ご存じの通り、Windows 11はFluent 2を採用している。その特徴といえば、やっぱりあの立体感と薄い透明感、あとプラスチックみたいなマテリアルだろう。
まあ正直言えばこれでも結構受け入れられる。アイコンが2次元的なのは許せんが、これからもうちょっと3Dっぽくなってくれることに期待している。
デザインの流行は20年周期で繰り返されるとか聞いたことあるけど、Vistaの発売年は2007年、今は2024年。あと3年、Windows 12が出たくらいでもう一回立体的でAeroな世界を見せてくれると信じている。
以上。