忍殺TRPGリプレイ【ドライヴァーズ・ハイ】02
前回のあらすじ：アマクダリ・セクトはソウカイヤ・オムラ連合を倒してネオサイタマを制覇したが、その支配にはまだ綻びがある。アシッドウルフはアマクダリ紋をつけた軍用装甲車を用意し、ソウカイヤのシマを攻撃して戦力を誘き出し、アマクダリにぶつける作戦を命じた。シマッテコーゼ！
◆
ゴオオオオ……！ アースハンドにLAN直結操縦された軍用ゴリラ級重装甲車両は、湾岸部を時速666kmで駆け抜け、ネオサイタマ中心部に向かうハイウェイへ突入する。汚染された黒い海を背に、目まぐるしく流れ行くネオンの海へ向かって。第一攻撃目標に接近。「……ホノオ！」KABOOOOM！
アースハンドは装甲車に積まれたUNIX制御ロケットランチャーを発射した。狙うは沿岸部コンテナヤード！ヒュルルルルル……KABOOOOM！命中！「ザッケンナコラー！」「スッゾコラー！」シマを荒らされたことで、オートマチック自動的にソウカイクローンヤクザが動く！鬼瓦装甲車が出現！
「釣れたな。いいぞ、着いて来い！」アースハンドは周囲の監視カメラやドローンの視界をハッキングし、態勢を整える。彼らに反撃する必要はない。攻撃を躱し、アマクダリ検問所へぶつけるべし！ドライブの時間だ！
戦闘開始
マップ
このシーンにおける戦闘では「ハイウェイ」の戦闘マップを使用する。任意の場所にPC（装甲車）を配置し、それを取り囲むように敵NPCがPOPする。装甲車は脚力4、斜め移動不可。4ターン経過すると次のシーンへ移る。
1ターン目（続き）
イニシアチブ：アースハンド/EH（14）→サイバーメイヘム/CM（9）→デッドリーパー/DR（7）→鬼瓦装甲車/鬼（1）
CMとDRは反撃せず。
鬼は出現と同ターンに轢殺&据付型ミニガン掃射！[5515]3発成功。
EHは電脳値15で回避。轢殺は装甲で弾く。ミニガンは時間差でダメージ2、装甲を貫くが回避はEASYだ。[1263][5526][3213][224]回避！
「ザッケンナコラー！」BRTTTTT！鬼瓦装甲車はこちらの装甲車に突進し、鬼瓦の口から据付型ミニガンを撃つ！ギャギャギャギャ……アースハンドはLAN直結操縦でこれを躱す！速度は僅かにこちらが上だ！相手の操縦者はクローンヤクザ、遠隔ハッキングでニューロンを焼き切るのは容易だが……！
2ターン目
EHは装甲車をLAN直結操縦で走らせながらロケットランチャーを発射、電脳値で難易度HARD。[512344452436625]成功。
ついで「ステルス・ノイズ」を発動（精神力12＞11）[613241326261223]成功。出目66により戦闘終了まで敵ハッキングターゲットによる射撃難易度+1。その敵のいるマスを通常移動ですり抜けることが可能になる。
第二攻撃目標に接近。「……ホノオ！」KABOOOOM！アースハンドは装甲車に積まれたUNIX制御ロケットランチャーを発射した。狙うは雑居ビルの中にあるソウカイヤクザの事務所だ！ヒュルルルルル……KABOOOOM！命中！「ザッケンナザッケンナコラー！」極道輸送車出現！
◆極道輸送車/ヤクザデコトラ (種別：ビークル、モービル、大型２x６、ヤクザ満載)
カラテ ６ 体力 １０
ニューロン １ 精神力 －
ワザマエ ４ 脚力 ３（この場では）
ジツ － 万札 －
攻撃/射撃/機先/電脳 ６/体力値/ １/ １
◇装備や特記事項
◆ヤクザアサルトライフル一斉掃射：連射（体力）、時間差、１ダメージ、回避・射撃E
●集団エネミー：ヘッドショット無効、近接攻撃での痛打・属性ダメージ無効
●脆弱性：爆発/範囲攻撃（体力１）
●大型２×６：轢殺２、即死耐性など
能力値合計：１１クローンヤクザを満載した極道輸送車です。装甲はありませんが体力は高く、体力値を射撃ダイスとして時間差連射を放って来ます。ダメージ1なので装甲で弾けますが、降りて戦う時は注意しましょう。
極道輸送車/ヤクザデコトラ/YDは射撃[5453456645]10発成功。全て弾く。
鬼はミニガン掃射[4165]3発成功。EHは[46622][15411][34366]回避！
BRTTTTT！BRTTTT！極道輸送車と鬼瓦装甲車から一斉に銃弾が放たれる！ギャギャギャギャ！アースハンドは冷静にスピードを上げて全弾回避！2台のヤクザ満載車両を率いて夜のハイウェイを疾走する！クローンヤクザたちはサイバーサングラスで相手の映像を撮影し、ソウカイヤ側に一斉送信！
『ソウカイ・シンジケート傘下のヤクザ事務所へ、ロケットランチャーによる襲撃者あり。ハイウェイにて追跡中。相手はゴリラ級軍用装甲車両1台。アマクダリ紋を掲げています』「アマクダリだと？」「裏切ったのか！？」「お役人どもが、つけあがりやがって！」「「「ナメられたら殺す！」」」
3ターン目
イニシアチブ：アースハンド/EH（14）→サイバーメイヘム/CM（9）→デッドリーパー/DR（7）→鬼瓦装甲車/鬼&極道輸送車/YD（1）
EHは装甲車をLAN直結操縦で走らせながらロケットランチャーを発射、電脳値で難易度HARD。[651366231633233]成功。
ゴオオオオ……！ ゴリラ級軍用装甲車はカスミガセキ・ジグラットへ直行せず、その周囲を巡るハイウェイを反時計回りに疾走しながら、ロケットランチャーを指定された場所へ撃ち込んでいく。ソウカイ・シンジケートに所属し、アマクダリの支配に不満を持つニンジャたちのアジトへと！
次なる標的はジグラットの鬼門、ツチノコ・ストリートだ！「ホノオ！」KABOOOOM！ヒュルルルルル……KABOOOOM！命中！「ザッケンナコラー！」「スッゾコラー！」「テメッコラー！」ビルの合間を跳び渡りながら、ソウカイニンジャのチームがハイウェイに到達！その数は……4人！
「ウオーッ！ドーモ、アースクラッシャーです！」
◆アースクラッシャー（種別：ニンジャ）
カラテ ５ 体力 ５
ニューロン ６ 精神力 ６
ワザマエ ４ 脚力 ３/Ｎ
ジツ ２ 万札 －
攻撃/射撃/機先/電脳 ５/ ４/ ６/ ６
回避/精密/側転/発動 ６/ ４/ ４/ ８
即応ダイス：５ 緊急回避ダイス：０
◇装備や所持品：特になし
◇ジツやスキル
☆ドトン系ヘンゲヨーカイ・ジツLV２
☆◉弾き飛ばし
◉スマッシュ
◉瓦礫の殴り飛ばし：カラテで射撃判定、ダメージ２ 出目６５＋で痛打＋１
能力値合計：１９岩や瓦礫を身に纏うタイプのドトン・ジツの使い手です。カラテでもスリケン（瓦礫の殴り飛ばし）でも装甲車の装甲を貫通でき、危険です。
「エボニーバロウです！ソウカイヤのシマに何しやがる！」
◆エボニーバロウ（種別：ニンジャ）
カラテ ５ 体力 ８
ニューロン ６ 精神力 １０
ワザマエ ７ 脚力 ４/Ｎ
ジツ ３ 万札 －
攻撃/射撃/機先/電脳 ５/ ７/ ６/ ６
回避/精密/側転/発動 ７/ ７/ ７/ ９
即応ダイス：５ 緊急回避ダイス：０
◇装備や所持品：特になし
◇ジツやスキル
☆謎めいたニンジャソウルLV３：体力・精神力＋３
☆◉バン・ロウの秘技：攻撃時に精神力１消費し攻撃ダイス＋２ 集中時は＋３
◉◉タツジン：コッポ・ドー
◉不屈の精神
●連射２
能力値合計：２４カラテが強くワザマエも高い女ニンジャです。コッポ・ドーは装甲貫通を持つため危険です。名前は鬼婆で有名な「黒塚」からでしょうか。
「コーシュコーッ！ブランクカットです！爆破してやる！」
◆ブランクカット（種別：ニンジャ）
カラテ ４ 体力 ７
ニューロン ５ 精神力 ６
ワザマエ ５ 脚力 ４/Ｅ
ジツ ０ 万札 －
攻撃/射撃/機先/電脳 ４/ ７/ ５/ ５
回避/精密/側転/発動 ５/ ７/ ７/ ０
即応ダイス：４ 緊急回避ダイス：０
◇装備や所持品
▶サイバネアイLV１
▶クロームハートLV１
◆グレネードガン：連射１、射線上の任意のマスを中心にカトンLV１
◆防爆スーツ：体力＋２
◇ジツやスキル
◉常人の三倍の脚力
◉アサルト・タクティクス：通常移動中に瞬時行動で射撃可能
能力値合計：１４ジツなしでサイバネ&装備頼りのサンシタです。名前は「空白を切る」…攻撃も空を切りそうです。
「ドーモ、ナイトベンチャーです。無粋な小役人どもが何の用か？」
◆ナイトベンチャー（種別：ニンジャ）
カラテ ５ 体力 ８
ニューロン ５ 精神力 ６
ワザマエ ６ 脚力 ３/Ｎ
ジツ ４ 万札 －
攻撃/射撃/機先/電脳 ５/ ６/ ５/ ５
回避/精密/側転/発動 ６/ ６/ ６/ ９
即応ダイス：５ 緊急回避ダイス：０
◇装備や所持品
▶クロームハートLV１
▷第二の心臓
◇ジツやスキル
☆ドク・ジツLV４
☆ポイズンブレス・ジツ：精神力１消費し発動（N）
隣接３×３マスか術者を中心とする３×３マスの敵全員に毒ダメージ１（回避H）
命中した敵は不覚状態となる
☆◉神経毒触媒
★◉毒手
★チドク・ジツ
能力値合計：２４吸血鬼じみた油断ならぬドク・ジツ使いです。
CMとDRは…側転[2464153326][6351554542]成功。外に飛び出しアイサツ。
4人のソウカイニンジャは次々にアイサツした。こちらもニンジャならばアイサツを返さねばならない。古事記にも書かれている。このまま無視すれば装甲車を破壊されるだろう！「「イヤーッ！」」2人が飛び出し、装甲車の上に着地！「ドーモ、サイバーメイヘムです！」「デッドリーパーです」
「……テメエらか」エボニーバロウは眉根を寄せた。「事情は聞いてるぜ。ソウカイヤからヌケニンさせられ、何者かに洗脳され、破壊活動に従事させられてるってな。オナタカミやアマクダリ相手に戦ってたらしいが、なんでウチに牙剥けやがった？ その装甲車は、アマクダリに貰ったのか？」
「アンタらも、今はアマクダリの手下でしょ」サイバーメイヘムがせせら笑った。「ソウカイヤが分断され、アマクダリに降ったンなら、こっちの敵。アマクダリに反旗を翻して、ラオモト・カンを助けに行く度胸もなかったのかしらね」「そうさせたい、というわけか」ナイトベンチャーは察した。
チバ派ともヨルジ派ともつかぬ彼らは、ソウカイヤ崩壊と分裂により多くの利権を失い、ツチノコ・ストリートに逼塞していた。カチグミとはいえラオモトの仇かも知れぬアマクダリを上に戴き、お役所仕事をする気もない。ならば……「ハッ！面白いじゃあないか。だが、まずは……カラテだね！」
エボニーバロウは装甲車を追ってハイウェイを走りながらコッポ・ドーの構えをとる。他の3人も、デッドリーパーたちもそれぞれに構えた。ならばカラテで対話あるのみだ。鬼瓦装甲車と極道輸送車も銃口を向けて背後から迫りくる。……大気にカラテが満ちる！一触即発アトモスフィア！
戦闘継続
【続く】
◆
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