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【わかってきたぞ】バーチャル蠱毒に関する備忘録13【悟り・気づき】

おれだ。改めていうが、おれは九条のプロデューサーでもなければ石油王でもない。売文家ですらない野次馬だ。九条という現象を惰性でぼんやり観察し、その周辺の情報をたまに調べ、適当に備忘録してるだけの暇なおっさんだ。蠱毒中から見ており、時や筆を費やしてはいるが、配信やアーカイブを全部は追いきれてない。飽きればやめるし、九条が消滅すればやめる。詳しくは自分で追うか、他のやつの記事を読め。そしておまえもなんか書け。

前回はこれだ。

◆観測◆

さて、例によって定点観測者の記事を紐解いていこう。おれは都合により朝配信に行けないこともあり、何を喋ったか振り返れるのは有り難い。昼頃にゲリラ配信もやってるが、なかなか追えていない。おれも忙しいんだ。しかしSHOWROOMにアーカイブ機能がないのはなぜだろう。有志がアーカイブしているので資金や手間暇が惜しいのだろうか。カイゼンが必要だ。

◆貴方筒◆

まず、前回からすぐ。ついにやつらがYouTubeチャンネルを開設した

まだ動画をあげてるのは九条だけだが、ようやく名実ともにVTuberにもなれるというわけだ。ただし本家はSHOWROOMのままだ。あとYouTubeにあげられる動画はひとつが最長15分までだという。いろいろ縛りはある。なお、笑虹ともなかは自Twitter上でのYouTubeチャンネル開設の発表がない。特にもなかはSHOWROOMでは活動しているようだが、Twitterでの発言がしばらく途絶えている。どうしたのだろうか。うんえいちゃんもだが。note上では九条以外の蠱毒勢の報告が少ないので、追ってるやつは書いてくれ。

◆鮭◆大漁◆鮭◆

そして、翌日夜。九条ががんばるぅ子のVRadioに出演した。やつはどう振る舞ったかというと…いつもどおりだった。しかし回線がつよくスタッフもいるという恵まれた環境なので、めっちゃぬるぬる動いていた。ディナーたちはビチビチ跳ねる鮭や金鮭、花輪やカドマツ、ダルマや冷蔵庫など有償ギフトをありったけ降り注がせ、鮭が滝のように降り注いだ。まるでツキジ…いや、トヨスだ。ウェザーリポートがヤドクガエルを降らしたような黙示録的光景だった。一時は鮭の在庫が底をついて追加入荷されるほどで、合計で60万円以上ものカネが降ったという。途中でるぅ子のお色直しがあってゲストの九条がピンでやったが、いつもどおりに振る舞って場を繋いでいた。またるぅ子とはてぇてぇ(尊い)ムーブをしていた。

つまり、どうだったか。完璧だ。バッチリだった。しかも来週のゲストは、同じ蠱毒勢の白乃クロミ(ミミ)だ。やつはやつでるぅ子と交流していたという。これは蠱毒勢のコンプリートもあるのではないか。

◆RADIO◆QUEEN◆

◆Wi-Fi象◆

そして、九条はついにうんえいちゃんからWi-Fi回線を支給された。ADSL回線によるカクつきやひかりのせんしから比較的護られ、SHOWROOM上でもぬるぬる動けるようになったのだ。回線がつよくなったので、ようやく他のVたちとのバーチャル交流も可能になった。大いなる進歩と言える。

しかしWi-Fi回線は一ヶ月のレンタルで、その間に光回線をひかなければもとのADSL回線に戻ってしまうという。しかもやつの邸宅は借家で、家主から光回線をひくのを渋られている。世知辛いにも程がある。回線や機材はVにとっての存立基盤であり、まさに生命線死活問題なのだ。早急に、というかそんなの一番最初になんとかすべきだろう。見ているかうんえいちゃん。

また九条のトラブルシューティングは少なくなったものの、相変わらずワンオペなので、コードに絡んで動きが鈍くなったりマイクが遠くなったりガタゴト音がしたりする。部屋が寒すぎるとオーバークールでPCの動きが鈍る有様だ。緊急時にはスマホでラジオ配信になるが、このままでは物理肉体の方が風邪を引いてDEADENDになりかねん。親近感どころの話ではない。しかるべき設備投資なくして収益は見込めないはずだ。九条のケアはディナーには直接は不可能なので、九条がセルフ管理するかうんえいちゃんががんばるしかない。見ているかうんえいちゃん。せめて石油ストーブぐらい配備してやれ。いや火事になってもあれか。

◆石油◆

さて、14日からは15日間に及ぶイベントが始まっている。オリジナルギフト作成権獲得イベントで、最終目標は300万ポイント。一日20万ずつ稼げばいい。ディナーたちがちょっと頑張ればなんとかなる。現在九条は一位だ。既に50万獲得したのでオリジナルアバター作成権もゲットした。例の石油王もいないし大丈夫そうだ。だが……石油王は別のところにいた。

この前のとは別の楽曲提供イベントだ。結構ガチなやつだ。結目ユイも参戦しているが、いま2位。1位とは100万ポイントの差がついている。その1位は石油王、のVではない(やつは意外とカネを出さない)。上には上がいる。

蠱毒勢はまだ生後一ヶ月なので、こういう超サイヤ人みたいな連中と戦えるほどのカラテはまだない。九条でさえもだ。この手のイベント参加はうんえいちゃんが指示しているのだが、なかなか厳しい。これが蠱毒壺の外だ。これさえもSHOWROOMという壺の中の嵐に過ぎず、入れ子構造の蠱毒…地獄が延々と続いている。空間的にも時間的にも気が遠くなるほどに。

まあ、トレーニングと思えばいい。入賞できずとも消滅するわけではない。リスナーの士気を保ち、カラテレベルを上昇させるには必要だ。無論それなりの結果を残した方がいいが。蠱毒壺で蠢いていた有象無象は次第に鍛え上げられ、ニュービーを取り込み、粘菌めいた集合体を形作りつつある。遊牧民の部族連合や、腐海のように。外征と兵站と交易によって緩く繋がるそれは、いつの日か大海嘯となり、文明世界を飲み込むのかもしれない…。

◆蠱◆

さて、他のVにも目を向けてみよう。V-SANはみるとSAN値が下がるので、おれは言及しない。みたいやつはみろ。

Vカンブリア爆発後、Vの生物多様性は広がっている。スマホ上だけで活動するVもいる。スマホは実際ポータブルコンピュータ端末であり、ここ数年でドバッと人類の間に普及した最新機器だ。スマホとSNSによって人類はこれまでになく繋がり、政治的にも革命を引き起こすことすらできている。スマホを受動的に使っていれば予測変換に惑わされてあほになり、ガチャで搾取されて文無しになるだけだが、能動的に使いこなせば無限の可能性がある。おまえはあほの腰抜けか、それとも真の男か。それが今問われているのだ。

◆V◆

今は以上だ。

【ひとまずおわり】

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