忍殺TRPGリプレイ【ノー・ワン・イズ・インヴィンシブル】05
前回のあらすじ:オムラ・オナタカミ戦争勃発!オムラ・ソウカイヤ連合は兵隊をかき集め、ネオサイタマ南部のオナタカミ本社要塞へ侵攻を開始した。アシッドウルフの命令を受け、三人の若き鷲のニンジャは、傭兵としてオムラ側で参戦、次々と障害を突破していくが……カラダニキヲツケテネ!
◆
連絡通路
「オムラ・キョート支社を攻撃したのも、貴様らのしわざだな。俺は詳しいんだ。我が社はそのような計画はしていない」三人は答えず、脱出の機会を伺う。「捕まえてインタビューする。命乞いして我々に寝返るなら歓迎するぞ」スターゲイザーの背後からは、ハイタカの大群が向かってくる。
地上にはドラグーンやオナタカミ・トルーパー、多脚歩行戦車「シデムシ」の群れ。企業ニンジャもまだ来るだろう。三人はいつの間にか、オムラ・ソウカイヤ連合軍の侵攻の最前線に到達していたのだ。深入りし過ぎると死ぬ……平安時代の哲人剣士ミヤモト・マサシの警句が脳裏をよぎる。
……その時だ!
ヒュルルルルル……KABOOOOM!KABOOOOM!KABOOOOOM!スターゲイザーの背後に向けて、上空から圧倒的な面制圧大火力が叩き込まれた!『『『ピガガーッ!SAYONARA!』』』ハイタカやドラグーンが次々と爆発四散!シデムシやオナタカミ・トルーパーが薙ぎ払われる!ゴウランガ!
「「「なにッ!?」」」オナタカミのニンジャたちは空を見上げた。そこにいるのは、マグロツェッペリンではない!陽炎に霞む異様なシルエットは、背中に巨大なジェットパックを背負ったニンジャである!それは空中からアイサツした!『ドーモ。オムラ・インダストリ所属、ネブカドネザルです』
◆ネブカドネザルwithモーターツヨシ(種別:ニンジャ/重サイバネ/戦闘兵器/大型2×2)
カラテ 8 体力 23/-2
ニューロン 13 精神力 -
ワザマエ 8 脚力 5(飛行12)
ジツ 0 万札 100
攻撃/射撃/機先/電脳 15/17/17/21
回避/精密/側転/発動 20/11/ -/ -
即応ダイス:5 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶︎▶︎▶︎▶︎生体LAN端子LV4:ニューロン判定+8、イニシアチブ+4
▶▶▶▶クロームハートLV4:体力と精神力+4(戦闘兵器化のため体力+8)
▷▷▷▷/▷/▷/▷**ネブカドネザル・フレーム「モーターツヨシ」**
大型2×2、ダメージ軽減2、轢殺2、飛行移動(12マス)+空中制動
武器所持ペナルティを全て無視 隣接射撃可能 側転不能 各種武装を搭載可能
▶︎▶︎▶︎サイバネアイLV3:ワザマエ判定+3、射撃時さらに+3
▷高性能赤外線ターゲッター:射撃+3
▷全方位監視アイ:回避+2
▶︎▶︎▶︎▶︎テッコLV4:カラテ判定と回避+4
▶︎ヒキャクLV1:脚力と回避+1
●過剰サイバネ(???):戦闘兵器化
◉◉◉重サイバネ化&戦闘兵器化:体力+5、精神力なし
精神力へのマイナス修正無視、精神攻撃無効
精神力を増加させるサイバネやスキルは、代わりに同じ値の体力を増加させる
●脆弱性:電磁(2)
●即死耐性
●交渉判定難易度+2
◆モーターツヨシ搭載武装
●アンタイ・ニンジャ・アサルトキャノン×2:連射2、射撃難易度UH
ダメージD6+1、装甲貫通2、時間差、回避H 射線上の遮蔽物を破壊し除去する
●マイクロミサイルポッド:手番終了フェイズに使用(自動成功、残弾無限)
連射2、爆発(カトンLV2) または連射6、1ダメージ、マルチ可
●対人マルチプル機銃(マシンガン):連射3、時間差可、バースト3×3
●三連装ミサイルランチャー×2:爆発(カトンLV2)×6、射撃H、マルチ可
出目666で中心点のダメージD6、モブ敵は即死
●ガトリングガン:連射6、ダメージ1、バースト4×4、銃弾の雨
超大型武器としても使用可能
●胸部散弾砲:連射2、ダメージ2
●シリンダ式モーターアーム:ダメージ3、攻撃難易度H、弾き飛ばし
●赤熱モーターブレード×2:ダメージ2+火炎1、連続攻撃+1
●電磁バリア展開:手番開始時に即応1を支払い展開、次の手番開始時まで持続
展開時に使用者に隣接していたキャラは電磁ダメージ2(回避不能)
使用者はダメージ軽減+1および「カラテバリア」の効果を得る
隣接マスから近接攻撃を繰り出して来た敵に、1発につき電磁1ダメージ(回避N)
近接および爆発種別を持つ武器、2ダメージ以上の武器での射撃不能
回避判定不可(即座にバリアを解除すれば回避判定は可能)
◇ジツやスキル
◉タクティカル移動射撃
◉空中制動:飛行中に方向変化可能、行動ペナルティなし
移動後の近接攻撃1発目に痛打+1
◉トリガーハッピー:回避ダイス2を消費し連射+2、バースト3×3
マルチ・時間差・弾薬不可、射撃難易度+1
ニューロン7以上で回避ダイス4を消費するとさらにバースト5×5、時間差可
使用後は崩れ状態、2ターン連続使用不可
◉◉忠誠心:オムラ 精神力(体力)+2
●連続攻撃2、連射2、マルチターゲット、時間差、ニンジャ第六感
●ゼンメツ・アクション・モード:移動フェイズに移動せず射撃可能
攻撃フェイズには別の武器を使用する
能力値合計:29
『あなた方のアイサツは省略します』ネブカドネザルは両肩のキャノン砲と両腕アーマーのミサイルランチャーの照準を補正した。『重点対象を除く者達を全滅させます。当然ながら降伏は認めない』「マッタ!ネブカドネザル=サン!この武力衝突を招いたのは、そこの連中」『モンドムヨーです』
ネブカドネザルは対話に応じない!肉体の大部分をサイバネ化した戦闘兵器である点はスターゲイザーと同じであるが、彼はオムラへの絶対的な忠誠心を持つモーター理念の化身であって、モーティマー・オムラに命じられた破壊と殺戮のみを機械的に行うのだ!「ちょうどいい、撤退するぞ!」
アースハンドは仲間たちに呼びかける。「……ブラックオニキス=サン、アルバレスト=サン。深追いはするな」「「ハイ」」大気にカラテがみなぎる!一撃必殺アトモスフィア!
戦闘再開
4ターン目
『ゼンメツゼンメツゼンメツだ!』ZGOOOOM!ネブカドネザルは一番近いブラックオニキスめがけてアンタイ・ニンジャ・アサルトキャノンを発射!さらに肩の対人マルチプル機銃、肩や背の小型ミサイルポッドを作動させ、圧倒的な火力を浴びせかける!BRTTTTTTTT!PASHSHSHSH……KABOOOM!
「グワ……アバーッ!?」な、ナムアミダブツ!ブラックオニキスは規格外の猛攻を叩き込まれ、一瞬で瀕死だ!だがニンジャ耐久力によりギリギリで耐える!「いいぞ!イヤーッ!」アースハンドは西側の高所へ撤退しつつ、追撃のスリケンを投擲!「アバーッ!」命中!ブラックオニキスは昏倒!
「ば、バカな!?」アルバレストは驚愕する。手負いとはいえ、あのブラックオニキスがあっさりと!連絡通路の障壁は過剰砲撃で貫通され、大穴の彼方にくろぐろとした海水面が見えている。このままではブラックオニキスが死ぬ!「ガキどもめ、逃がすか!イヤーッ!」スターゲイザーが動く!
彼は跳躍し、色付きの風と化して飛びかかる!狙うは……サイバーメイヘム!SMASH!「ンアアーッ!」命中!頭部にアイキ・パンチをまともに食らい脳震盪を起こす!ナムアミダブツ!「イヤーッ!」さらにスターゲイザーは反動を利用して飛び降り、気絶したブラックオニキスを助け起こした!
「「イヤーッ!」」デッドリーパーとサイバーメイヘムはそれぞれ高所へ飛び移り、アルバレストへスリケン投擲!「イヤーッ!」回避「イヤーッ!」アルバレストはサイバーメイヘムへスリケン乱射!BOMBOMBOMBOOM!「ンアアーッ!」数発が命中!だがニンジャ耐久力で耐える!
5ターン目
『ゼンメツゼンメツゼンメツだ!』ZGOOOOM!ネブカドネザルは一番近いスターゲイザーめがけてアンタイ・ニンジャ・アサルトキャノンを発射!さらに肩の対人マルチプル機銃、肩や背の小型ミサイルポッドを作動させ、圧倒的な火力を浴びせかける!BRTTTTTTTT!PASHSHSHSH……KABOOOM!
「グゥワーッ!」な、ナムアミダブツ!スターゲイザーは部下のブラックオニキスもろとも爆発四散……否!否!否である!スターゲイザーは肉体を無惨に引き裂かれ、貫かれ、蜂の巣になりながらも、なんらかのジツやテックによるものか、瞬時に肉体を再生させたのだ!ブラックオニキスも生存!
「……イヤーッ!」アースハンドは撤退しつつスターゲイザーへ遠隔ハッキング!ZZTZZT!「フン!」スターゲイザーはカラテで弾く!「やれやれ……ここは一時撤退だ」「ハイ」アルバレストに呼びかけ、スターゲイザーはブラックオニキスを担いで撤退を開始した。アルバレストも続く。
デッドリーパー、サイバーメイヘムもそれぞれ撤退していく。だが、ネブカドネザルは撤退せず!『追撃し、オナタカミ本社要塞を攻撃します』彼は威圧的な電子音声を発し、上空へ飛び上がる!……その時!『ザザザ……ドーモ、ネブカドネザル=サン。アルベルト・オムラです』『ドーモ』
ネブカドネザルの秘密IRCチャンネルに、モーティマーの父、オムラ・インダストリ会長の声が響いた。『会長権限で通告する。これ以上の攻撃は、オムラの不利益だ。友軍への援護を行いつつ撤退せよ。……そして今、オムラ本社要塞が敵の攻撃を受けている。すぐに帰還し、撃退せよ!』
『ノー、ボス。私はモーティマーCEOにのみ従います』『貴様はオムラの所有物だ。理解せよ。モーティマーも承知している。拗ねておるがな』『……イエス、ボス』ネブカドネザルは了承した。彼はオムラ・インダストリに、モーター理念に、絶対の忠誠を誓っている。本社の危機は救わねばならぬ。
戦闘終了
エピローグ
……かくして、オムラ・オナタカミ戦争は休戦となった。オナタカミ本社要塞はほぼ無傷だが、周辺の製造プラントや貨物エリアは大打撃を受けた。この損失の補填には相当の時間を要するだろう。対するオムラ・ソウカイヤ連合も無傷ではない。マグロツェッペリンや戦闘兵器を多く損失した。
互いの戦闘員やニンジャ戦力にも犠牲者が出ている。発端はどうあれ、両者の間には埋めきれぬ溝、拭いきれぬ傷跡が残った。一致協力してキョートに当たることは難しかろう。……この日、ネオサイタマのパワーバランスが歪み、ケイオスが始まったのだ。何者かが求めた、ケイオスが。
【ノー・ワン・イズ・インヴィンシブル】終わり
リザルトな
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