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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ78

 おれだ。溜まったのでやる。今月はいろいろ忙しいうえ、シナリオ資源の涸渇やキャンペイグン・ストーリーが最終決戦へ向けて煮詰まってくるなどしてあまりリプレイできなかったな。それでも3+4+5=12回はやってるか。来月は逆噴射小説大賞もあるし、この先おれのAoS次元がどうなるのかおれにもわからんが、とにかくなんとかどうにかしてみよう。おまえもやれ。そして可能ならシナリオを作成してくれ。おれもやらねばな。

by Bing Image Creator

総合目次◇ ◇時系列


【ウィー・アー・ノット・ゴナ・テイク・イット】

 タイトルはTwisted Sisterの名曲からだ。アンタイセイのヤクザの事務所にアマクダリニンジャがカチコミをかけ、窓や壁を破壊して外へ飛び出す。MVみたいなロックンロール衝撃波は出ないが、パンク・ニンジャ憑依者のグラサンアフロやその仲間の長髪グラサン野郎は出る。体制側にもアンタイセイ側にも互いに自我と言い分はあり、受け入れられないことはあるのだ。

 元はソウカイヤ所属のスパイダーリリィをザイバツニンジャズが襲撃するシナリオだが、おれの次元の状況とすり合わせるとこうなる。ザイバツはほぼ壊滅してしまい、ニチョームがハイデッカーに制圧されてしまったので、近所にシマのあるスパイダーリリィもアマクダリの軍門に降らねばやっていけない。しかし以前からザクロやソウカイヤと関係もあるし、結局はこうなるわけだ。相手が相手だし救援も想定されるため相当のつわものを派遣する必要があり、ヴァニティとヨモツブレードに白羽の矢が立った。AoSスレイトではヴァニティとソニックブームが出会ったりしてるし因縁はあるな。

 よーいどんでぶつけてみると、ニンジャの数なら2対1ゆえアマクダリ側が圧倒的に有利で、基本ダメージも高いうえニューロン差により「翻弄」もつく。スパリリは接近されるとカラテミサイルが出せないため、カラテバリアを張り「防御的構え」でしのぎつつ反撃するしかない。だが防御的構えではサツバツが出せないため、ウルトラハードモードに入ったら捨て身で即応ダイスをつぎ込んで反撃してくる。アドレナリン・ブーストを消費させてこれをしのげば、後は囲んで殴ればいい。実際強敵だったがなんとかなった。

 だがこのまま彼女をアマクダリに連れ去らせるわけにもいかず、ニチョームからサークル・シマナガシが増援に来る。でも全員来ると楽勝だし、因縁のあるスーサイドと便利屋のフィルギアが出陣だ。ルイナーやアナイアレイターならともかくデリヴァラーだと返り討ちにされかねん。かつ実力的にヴァニティ&ヨモツブレードを返り討ちにするのは難しいため、フィルギアがグレーター・アクマ・ヘンゲしてスパリリを間一髪で救出し、スーサイドが攻撃を引き付けてから逃げるのが一番だ。多少の負傷はジツで治せるしな。フィルギアが運悪くやられたらアナイアレイターたちが駆けつける予定だったが、なんとかそうもならずに済んだ。かくしてスパリリもニチョーム組に合流したが、はてさて、どうなることやら。

◆反◆

◆抗◆

【トゥー・メニー・ルージング・ニンジャズ!】

 タイトルは例の作品『負けヒロインが多すぎる!』のもじりだ。ネオサイタマ各地で負けたニンジャたちがニチョームに集まり、イチモ・ダジーンにすべくアマクダリがテロを仕掛け、負けインめいたカメレオン=サンが逃げ回って勝利を掴むのであっている。実際彼女に主題歌を歌って欲しい。

 そんなわけでニチョーム・キャンペイグンの続きだ。おれの次元ではエンプレスたちがもう始末されてしまったので、アマクダリが直接ニチョームに爆破テロを仕掛けて再制圧の口実にしてくる。アンタイセイの危険な集団が梁山泊めいて寄せ集まってるのだから、囲んで棒で叩く理由は山程あろう。

 元シナリオではレッドハッグやスカラムーシュ、アサガイやジャッジメントやレンゾク・コウゲキが傭兵ニンジャとして出てくるが、おれの次元ではレッドハッグはソウカイヤ所属でケオサキにいるし、これ以上ニチョーム自警団を増やしても手に負えないので、必ず風紀を乱す女ブライカンにカメレオンが化けることにした。女好きだし籠絡されてタケウチでも食らったのだろう(殺すとニチョーム側の手間が減るし、シャードによれば重サイバネにはタケウチが効きにくいらしいので重度の風邪状態で生きているはずだ)。

 しかしザクロ=サンの心眼に見破られ、雷雨の中でヘヴィレインも出現して戦闘となる。ただ話の流れでファイアキラーもついてきてしまったので、2対5では勝てるわけもなく、乱戦ルールを無理やり適用して分断した。元シナリオではこのままアマクダリ側が負けて爆発四散するのだが、ヘヴィレインはともかくジツが便利極まるカメレオンをテッポダマとして消費するのはもったいないので、手傷を食らってNSTVに切り取り報道させ、総攻撃の引き金となる役柄を担ってもらうことにした。元シナリオでは序盤にマサ兄弟が斬られて爆発四散したところを報道されニチョームを貶めるのに使われているが、カワイイの語源はカワイソウだというし、うら若き女性が顔を斬られてクライシスアクターをやれば視聴率も稼げるだろう。本編のフローライト=サンといい、なんかそういう高まりを感じる。そんなこんなでなし崩し的にニチョーム・ウォーの始まりだ。どうなることやら。

◆負け◆

◆イン◆

【ユートピア・オア・ディストピア】

 タイトルはエロゲー『ぬきたし』のサブタイトルからだ。ガンダルヴァ=サンが支配していそうな欲望あふるる南の島でアンタイセイする話らしい。特にスケベはないが、オヒガンの狭間のキョート城はユートピア(無何有郷)かつディストピア(暗黒世界)ではあろう。

 元シナリオはスペルバウンドを狙撃してきたザイバツニンジャを返り討ちにするのだが、おれの次元の状況を鑑みたところこうなった。ソウカイヤが分断されてアマクダリがネオサイタマを制圧した結果、地上の因縁はニチョームに、オヒガンの因縁はキョート城に収束しつつある。今の原作本編でもキョート城が舞台になってるしちょうどいい。

 そんなわけでエーリアスとフェイスフルが秋のオヒガンの夜にオヒガンへ飛び込み、キョート城へ潜入する。今のエーリアスのボディがストーカーのだし、出口は当然予備電算室だ。元シナリオに登場するヘッジホッグはここにぶち込まれてデスマーチを強いられてるし、ちょうどいいボスとしてヴィジランスがいる。元シナリオのアルビレオの方が物理的には強そうだが、こっちもグラマスだし味方は2人だし、チーム・ヒップが何度も取り逃がしているので、ここらで決着をつけるとしよう。

 1対1や多対2ならともかく、このコンビとの2対1ならヴィジランスに勝ち目は乏しい。それでもkill-9を3連発してから連続攻撃とかできるし、アドレナリン・ブーストや緊急ブリッジ回避、サマーソルトキックやラスト・ニンジャ・スタンディングも駆使し、フェイスフルに急所破壊を食らわせるほどに暴れまわってくれた。ヘッジホッグボディは体力が3しかないため、kill-9のサツバツとか喰らえば一撃で倒されるところだったが、ハッキング攻撃はアトモスフィア上昇の影響を受けないようなのでなんとかなった。エーリアスが倒されていたらユカノでもエントリーさせるつもりだったが。

 かくして2人はキョート城に潜入し、バンブーエルフ回収に向かうことになった。アラクニッドはユメアルク・ジツとか使えるし、コトダマンサーとしてコトダマ通信できるだろう。七夕の行事には蜘蛛や竹が関わっており、かぐや姫の物語はドラゴン・ニンジャと関係がある気もする。

◆ぬき◆

◆たし◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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三宅つの
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