忍殺TRPGリプレイ【セレブラル・ランデヴー】03
前回のあらすじ:謎のニンジャ・アシッドウルフに率いられる若き「鷲のニンジャ」三人組は、暗黒メガコーポ・メイライ社の重役であるアルトゥール博士を確保・尋問する任務を命じられた。彼が休暇をとっているネオサイタマのペントハウスのオフィスへ、三人は潜入!カラダニキヲツケテネ!
◆
三人はクローゼットに死体を隠すと、極秘IRC通信でアシッドウルフに連絡する。「モシモシ。標的のいるオフィスに潜入成功しました」『よくやった。速やかに彼を捕縛して尋問し、情報を抜き出せ。尋問内容は随時指示する』「ハイ」「連行するのは?」『尋問してからだ。詳しくは後だ』
三人に否応もない。気絶させて運搬するにしても、見咎められれば危険ではある。ならば、この場で尋問した方が早いという判断だろう。「了解しました」『よし。急げ』アシッドウルフは行動を急かす。博士は部屋の奥で何か書き物をしており、こちらの気配には気づいていない。チャンスだ!
尋問
「……うむ?」アルトゥール博士は机から顔をあげ、三人の少年少女を見て訝しんだ。「なんだね?君たちは」「ドーモ。あの、名刺を預かって来たんですが。直接お渡ししてほしいと」「ドアの前のセキュリティに預けておきなさい。私は忙しいんだ」「……極秘データがどうとか、言われたんです」
「ふむ?ちょっと見せてみたまえ。誰のだ?」博士は訝しみ、手招きした。「ええと、これ、なんて読むのかなあ……」三人は何もわからないふりをしながら、何気なく博士に近づく。「これなんですけど」「……投資家、シンマキ・ソウキュウ。ふん、聞いた名ではあるな。彼は何と言っていた?」
「オナタカミがどうとか、オムラがどうとか……とにかく、よろしくと」「名刺に何か仕込んであるか……まあいい、ご苦労だったね。君たちはパーティーに戻りたまえ」博士は警戒心を解き、名刺を矯めつ眇めつ観察している。三人は目配せした。「『私たちが誰か分かりますか?』」「知らんな」
「『Y2K以前の過去から来た、と言えば分かる』と」「!?」博士は驚愕した。「バカな!?シンマキ=サンが!?」「……『裏切り者』」「『我々が流した血で食べるスシは旨いか?』……と」「な!?」博士は青ざめ、震えた。ユーレイを見たかのように。「『聞きたいことがある』……と」
三人は……オイランドロイドのように無感情に、そう唱えた。アシッドウルフの命じるままに。「まさか……!?」「『話さなければならない。家族は大事だぞ』」「や、やめ……」「『従順になれ』」「『メイライのCOO(最高執行責任者)の居場所を吐け』」「『聞きたいのは、それだけだ』」
「アイエッ……!」博士はガクガクと震えた。「だ、ダメだ……それを言えば殺されてしまう」「『選択肢はない。妻と娘を殺されたいか』」「それだけは」「『言え。"ゴットリーブ"の居場所を!』」三人のニンジャ存在感が、否、アシッドウルフ自身のニンジャアトモスフィアが、博士を圧倒した!
「ひう……」博士はついに心が折れ、腰を抜かし、失禁した。「わ、わかった……! ネオサイタマの東、99マイルズ・ベイ……シャッタード・ランド(ひび割れた地)のどこか……そこに、彼はいるはずだ……!」三人の背後に立つアシッドウルフの影は、それを聴いて頷いた。「『よかろう』」
アシッドウルフの影は、三人をジョルリめいて動かし、博士を殺させようとした。「『貴様は用済みだ。裏切り者め』」「や、やめてくれ!わ、私を殺さないでくれ!私は技術者だ!生かしておく価値がある!君たちに協力できる……!」その時だ!KRAAAAAAAASH!オフィスの南側の壁が砕けた!
???
『ピガ……ピガ』ナムサン!それは巨大な戦闘兵器!中央ホールに飾られていた新型のロボニンジャ「サターン」である!ドアと壁を突き破って飛んで来たのだ!『博士の心拍数の急上昇を確認。侵入者発見。強制的排除重点』
◆サターン(種別:戦闘兵器/大型2×2)
カラテ 8 体力 16
ニューロン 2 精神力 -
ワザマエ 12 脚力 3(飛行8)
ジツ - 万札 30
攻撃/射撃/機先/電脳 8/12/ 2/ 2
回避/精密/側転/発動 2/ -/ -/ -
◇装備や所持品
●電磁クローアーム:連続攻撃上限2、ダメージ1+電磁1、攻撃難易度E
●ガトリングガン・アーム:連射6、ダメージ1、チェーンターゲット
●銃弾の雨:3×3の範囲内の敵全員に1ダメージ(回避H)
●ジェットパック・ユニット:飛行移動可能(8マス)
●脚部内蔵型マイクロミサイルポッド:手番終了フェイズに瞬時射撃(自動成功)
20マス以内の1点を中心として爆発3×3(カトンLV1)、シナリオ中1回限り
◉◉戦闘兵器:体力+3、精神攻撃無効、即死耐性
●脆弱性:電磁(2)
●高性能ニンジャAI:回避+2(反映済み、回避難易度N)
●ゼンメツ・アクション・モード:移動フェイズで移動をあきらめ射撃可能
続く攻撃フェイズでは直前に使用した銃器は使用不可 体力半減時に使用
◇スキル
●連続攻撃2、連射2
◉大型(2×2):即死耐性、轢殺2
自分より小型の相手による弾き飛ばしや強制移動、拘束を無効化
範囲攻撃は最も強いダメージのみ受ける 小型の相手や物体を乗り越えて移動可能
●轢殺突撃:突撃移動によって通過した全キャラに轢殺ダメージ1、壁を貫通破壊する
◉ツジギリ、タクティカル移動射撃:移動しながら攻撃・射撃可能(迎撃を受けない)
◉緊急ブリッジ回避:回避判定難易度をシナリオ中1回だけ-2し、
この回避時のみ使用可能な緊急回避ダイス+3 回避難易度軽減効果の累積なし
能力値合計:22
ジリリリリリリ……!ペントハウス全体に警報が鳴り響き、警備員たちが駆けつける!「「「アイエエエ!?」」」「「「ブッダ!」」」『『エレベーターへご案内しますドスエ』』オイランドロイドたちは招待客の誘導を優先し、オフィスに駆けつけては来ない。「アイエエエ!タスケテーッ!」
博士はフリークアウトしハンズアップ!これでは彼を連れ去ることは難しかろう。『……情報は抜き出せた。博士は連れ帰らなくていい。口封じし、貴様たちの生還を優先しろ』アシッドウルフからIRC通知。『だが、次にマグロツェッペリンがバルコニー上空を通るまで、少し時間がある……』
「暴れろってことね」サイバーメイヘムが好戦的に嘲笑う。サターンが突き破った壁の穴は機体との隙間が狭く、駆け抜けたり飛び越えたりは難しそうだ。窓は緊急用シャッターで塞がれ、飛び降りることはできない。ならば、侵入してきたドアから逃げるしかない。バルコニーを目指して!
戦闘開始
1ターン目
「「「イヤーッ!」」」三人はオフィスのドアめがけ側転しつつアルトゥール博士へスリケン投擲!「アババーッ!」博士はスリケンを無慈悲に食らい仰向けに倒れる!『犯罪行為!排除重点!』BRTTTTTTTT!サターンは一歩後退してガトリングガンアームを構え、三人に銃弾の雨を浴びせる!
「「「イヤーッ!」」」問題なく回避!ニンジャに銃弾はめったに当たらぬ!『『御用!御用!』』『『クセモノダー!』』警備員たちが持ち場を離れてオフィスへ駆けつける!だがサターンの巨体が邪魔だ!
2ターン目
「イヤーッ!」アースハンドがオフィスのドアを蹴破り脱出!だがそこには展示室から出てきた警備員!「邪魔だ!イヤーッ!」「アバーッ!」トビゲリを食らい即死!しかし……「チッ、セキュリティ・シャッターか!」南側に通じるドアは封鎖されている!ネズミ袋、ラット・イナ・バッグ!
「イヤーッ!」サイバーメイヘムがオフィスを飛び出し、セキュリティ・シャッターめがけトビゲリ!KRAASH!だがビクともせぬ!なんたる堅牢さ!「イヤーッ!」デッドリーパーがオフィスを飛び出し、展示室のドアの向こうで銃を構える警備員へスリケン!「アバーッ!」命中!ワザマエ!
『敵を許さないです』ガションキュイーン……!サターンは無慈悲な電子音声を放ち、オフィスへ踏み込んだ。右に方向転換し、壁に向き直る。このまま突進をかけて破壊し、侵入者をネギトロに変えるつもりだ!『博士!』『アルトゥール博士!』警備員たちはサターンの後ろからオフィスへ突入!
3ターン目
「イヤーッ!」アースハンドは状況判断し、展示室へ突入!そこにはガラスケースに入ったいくつかの美術品があり、当然なんらかのトラップが仕掛けられている。「ついでに火事場泥棒してやるか……ん?」彼は部屋の片隅にうずくまる人影を発見した。招待客か。黒い衣装を着た、肌の白い女。
「「……!」」互いの目が合う。互いに気づく。ニンジャだ!「「イヤーッ!」」二人も展示室に突入!「気をつけろ、トラップがある!そして……ドーモ、代表のアースハンドです」ニンジャならば、アイサツされれば返さねばならない。女は渋々応じた。「……ドーモ、ブラックメイルです」
◆ブラックメイル(種別:ニンジャ)
カラテ 4 体力 6
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 7 脚力 4/N
ジツ 4 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 4/ 7/ 5/ 6
回避/精密/側転/発動 7/ 7/ 7/ 8
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:0
◇装備や所持品
▶生体LAN端子LV1:ニューロン判定+2、イニシアチブ+1
▷ファイアウォール
◆アサシンダガー:装備時は連続側転難易度+1
●戦闘スタイル
フェイント:イニシアチブ値が自分より低い敵だけを攻撃する場合、
このフェイズ中それらを『崩れ状態』とみなし、
さらにこの攻撃をカラテとワザマエどちらで攻撃判定してもよい
ワザマエの場合、出目665+で殺伐、6665+でナムアミダブツ
精密攻撃:ワザマエで攻撃判定、痛打無効
出目666で殺伐、6666でナムアミダブツ
◇ジツやスキル
☆ムテキ・アティチュードLV3:使用するとダメージ軽減2、即死耐性
☆◉瞬時の解除:ムテキでダメージを無効化したフェイズかターン終了時に効果解除可能
☆◉バリケード化:手番終了フェイズに自発的にムテキを瞬時発動し、
隣接する味方全員に回避ダイス+1
★ムテキ・メイル:精神力1を消費し瞬時発動(N)
隣接する仲間1人が回避判定を強いられた時、ムテキLV1を発動し身代わりとなる
術者が回避可能な(回避ダイスが余っている)時のみ使用可能
発動出目666ならLV2、6666ならLV3の効果
●連射2
◉滅多斬り:回避ダイス2を消費し、近接攻撃難易度Hで連続攻撃2 殺伐なし
◉ツジギリ:移動しながら攻撃可能(迎撃を受けない)
◉疾駆:通常移動マス+2
◉頑強なる肉体:体力+2
◉交渉:威圧
能力値合計:23
「敵か」「待て、貴様らとやり合う気はない!」彼女はハンズアップした。別組織のエージェントのようだ。「やり合わなくて済むなら越したことはないな。だが……」KRAAAASH!展示室西側の壁が突き破られた!
『降伏を受け付けています』サターンはガトリングガンアームと電磁クローアームを振りかざし、降伏勧告を行う。展示室の窓も封鎖され、逃げ道はない。「あいつをブッ壊して逃げ道を切り開くしかない。協力しよう」「……わかった」ブラックメイルは頷き、黒いメンポと装束を身に着けた!
戦闘継続
【続く】
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